皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
リッターあたりの致死率は THANATOSシリーズ |
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汀こるもの | 出版月: 2009年04月 | 平均: 4.00点 | 書評数: 2件 |
講談社 2009年04月 |
No.2 | 4点 | メルカトル | 2020/04/22 22:28 |
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まわりで次々と人が死ぬ“死神”体質の少年・立花美樹。魚マニアの彼が観賞魚展示会に出向いたところ、案の定、会場の客が毒殺され、お守り役の高槻刑事の身にも異変が…。混乱極める中、さらには美樹誘拐事件まで発生!毒殺の真相は?誘拐の意外な背景とは?そして美樹と誘拐犯の運命は?高校生探偵の真樹(美樹の双子の弟)が掟破りの手段で事件に迫る。
『BOOK』データベースより。 この作風と誘拐事件は合わないですね。誘拐物に付き物の緊迫感はゼロ。犯人と警察側の遣り取りも全くなく、途中でコーヒーブレイクなんかをして物凄くのんびりムードで物語自体が盛り上がりません。Amazonでも、読書メーターでも高評価なのがどうにも納得がいきません。個人的には本シリーズを好意的に捉えているつもりですが、これだけは正直イマイチでしたね。 毎度お馴染みの魚の蘊蓄が意外に面白かったので、加点しました。これが無かったら3点でした。 それでも終盤はちょっと良かったですかね。それにしても、美樹は引き籠りのはずだが、意外にも社交性を発揮したり、物事にも人にも動じないのは不思議です。それが死神の証明だという訳でしょうか。 |
No.1 | 4点 | 江守森江 | 2009/06/09 19:24 |
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メフィスト賞に一度に5作応募したらしいのでこのシリーズもまだ続く。
執筆順と発売順が交差してミステリ度合いの落差が激しい。 今回はミステリ色も濃い目。 更に蘊蓄部分も結構楽しく読める。 デビュー作くらいのレベルには戻った。 |