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[ ハードボイルド ]
燃える接吻
私立探偵マイク・ハマー/別題『燃える接吻を』
ミッキー・スピレイン 出版月: 1954年01月 平均: 5.50点 書評数: 2件

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日本出版協同
1954年01月

早川書房
1987年06月

No.2 6点 2013/09/18 23:41
タイトルだけは記憶にあったアルドリッチ監督のかなり有名な映画『キッスで殺せ』の原作なんですね。原題”Kiss Me, Deadly” とは、どちらも微妙にずれているような。
マイク・ハマーが今回相手にするのはそこらのギャングではなくマフィアであるだけに、FBIも出てきたりして展開が派手で、結末直前までは、今まで読んだスピレイン3冊の中では一番面白いと感心していたのです。しかしこの犯人の意外性にはあまりいい意味ではなく驚かされました。ノックスやヴァン・ダインの規則中でも現在まで通用する条項に、厳密には違反しています。ひねくれたことを考えるマニアックなパズラー作家じゃあるまいし、と評価も下がったのですが、さらに一ひねりしてあり、こっちはそんなことをする必要性が低いし伏線不足だとは言え、まともな「結末の意外性」でした。それでまた持ち直してこの点数になったという次第。

No.1 5点 kanamori 2010/11/15 18:23
私立探偵マイク・ハマー登場の第6作。
初っ端から、女性に対するサディスティックな拷問シーンで幕が開き、例によって暴力と銃声にあふれ、最後はやはり「裁くのは俺だ!」になっています。シリーズ第一期の集大成というか、過去の作品で読んだようなシーンが続くのは気のせい?
本書の後、しばらくハマーは姿を消すが、10年後に帰ってきた彼はまるで別人。そういう意味では、本書がタフガイ探偵の最後の雄姿かもしれません。


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ミッキー・スピレイン
1986年01月
スピレーン傑作集1/狙われた男
平均:7.00 / 書評数:1
1985年05月
皆殺しの時
平均:6.00 / 書評数:1
1982年11月
ねじれた奴
平均:6.50 / 書評数:4
1981年01月
寂しい夜の出来事
平均:5.00 / 書評数:1
1980年02月
七年目の殺し
平均:5.00 / 書評数:1
1979年11月
俺のなかの殺し屋
平均:6.00 / 書評数:1
1972年11月
スピレーン傑作集2/ヴェールをつけた女
平均:6.00 / 書評数:1
1968年01月
女体愛好クラブ
平均:6.00 / 書評数:1
1967年01月
おれはやくざだ!
平均:6.00 / 書評数:1
1966年01月
鮮血の日の出
平均:5.00 / 書評数:1
1965年01月
平均:5.50 / 書評数:2
銃弾の日
平均:5.00 / 書評数:1
1962年01月
縄張りをわたすな
平均:5.00 / 書評数:1
ガールハンター
平均:6.50 / 書評数:2
1956年01月
俺の拳銃は素早い
平均:6.50 / 書評数:2
1954年01月
燃える接吻
平均:5.50 / 書評数:2
1953年11月
裁くのは俺だ
平均:6.00 / 書評数:4
1953年09月
大いなる殺人
平均:6.60 / 書評数:5
1953年01月
復讐は俺の手に
平均:6.00 / 書評数:1
不明
明日よ、さらば
平均:6.00 / 書評数:1
やくざの帰還
平均:6.00 / 書評数:1
果された期待
平均:5.50 / 書評数:2