皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ SF/ファンタジー ] ミッドナイト |
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ディーン・クーンツ | 出版月: 1991年01月 | 平均: 5.00点 | 書評数: 1件 |
文藝春秋 1991年01月 |
No.1 | 5点 | Tetchy | 2009/12/22 23:52 |
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今度のクーンツは人間が野獣に変身するというモチーフを用いたSFホラー物。しかし、内容は意外に浅かった。
物語があまりにも当たり前の方向に進んでいくのが面白くなく、しかもこれだけ当たり前に進むのに、680ページもの分量が必要なのか疑問。 最後の無形体のアメーバが死ぬのは蛇足のような気がする。私としては最後に生き残ったアメーバが闇の中で息づいている終わり方が一番余韻としては残ったと思うのだが。 ローマンという転換者の中にヒーローを設けたのは設定としては良かったが、なぜか魅力が無い。恐らく死ぬ間際まで負け犬根性が残っていたからだろう。 もう少し工夫が欲しかったな。 |