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[ パスティーシュ/パロディ/ユーモア ] シャーロック・ホームズの復活 ホームズを主題にした現代ミステリ |
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ジュリアン・シモンズ | 出版月: 1984年01月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 1件 |
新潮社 1984年01月 |
No.1 | 6点 | mini | 2012/07/24 10:03 |
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明日7月25日発売の早川ミステリマガジン9月号の特集は、”シャーロック再生” 、便乗企画としてホームズパロディを
1912年生まれ、つまり今年が生誕100周年に当たる作家は意外と多い、今年の私的テーマ”生誕100周年作家を漁る”の第6弾、ジュリアン・シモンズの3冊目 英国を代表するミステリー評論家ジュリアン・シモンズは当然ながらホームズにも造詣が深いわけだが、それを実作にも応用したのがこれだ でもそこはシモンズ、普通のパロディではない 主人公はドラマのホームズ役俳優で、現実に起こった連続事件をホームズ流推理でもって解決しようと試みるのである プロデューサー側も俳優が事件を解決すればドラマの多大な宣伝にもなると踏んだのだが、そこは事は簡単には・・という内容 いかにもシモンズらしい皮肉なお話の佳作だが、真犯人は凡そ見抜けちゃったなぁ 動機から考えて何となくある種の分野の人間であろうって思えるもんな やはり「自分を殺した男」よりは少々落ちるなぁ、私が読んだシモンズ作品中の最高傑作は「自分を殺した男」、次点が「犯罪の進行」だと思う |