海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

[ サスペンス ]
ノックは無用
シャーロット・アームストロング 出版月: 1998年07月 平均: 5.00点 書評数: 1件

書評を見る | 採点するジャンル投票


小学館
1998年07月

No.1 5点 mini 2009/01/30 10:00
サスペンス小説の巨匠アームストロングは、早川と創元からそれぞれバランス良く刊行されているが、小学館文庫からも二冊出ている
小学館はミステリー分野では面白いところを突いてくる出版社だったのだが最近はミステリーに関心が無くなってしまったみたいなのが残念で、ヒルダ・ローレンスの「墜ちる人形」なんてよく出してくれたと思う
「ノックは無用」は原題と違い映画の題名をそのまま使っていて、映画化されたので作者の中では有名作だが、小説として見るとさすがに傑作「毒薬の小壜」には及ばない
善意のサスペンスと言われる作者にしては珍しく、主役のメイドがすごーく性格の悪い少女なので雰囲気が悪い
もっとも少女の性格の悪さがサスペンスを生んでいるのではあるが、ただ話の展開がちょっと一本調子なのと、やはりこういうのは作者の本領とはちょっと違うかなあ


キーワードから探す
シャーロット・アームストロング
2010年04月
風船を売る男
平均:5.00 / 書評数:1
2000年03月
見えない蜘蛛の巣
1998年07月
ノックは無用
平均:5.00 / 書評数:1
1998年03月
サムシング・ブルー
平均:6.00 / 書評数:1
1996年11月
魔女の館
平均:7.00 / 書評数:1
1995年04月
あなたならどうしますか?
平均:7.00 / 書評数:1
1990年11月
始まりはギフトショップ
平均:6.00 / 書評数:1
1958年01月
毒薬の小壜
平均:7.00 / 書評数:3
1956年09月
疑われざる者
平均:7.00 / 書評数:2