皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ 短編集(分類不能) ] GOTH リストカット事件 |
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乙一 | 出版月: 2002年07月 | 平均: 6.85点 | 書評数: 54件 |
角川書店 2002年07月 |
No.14 | 7点 | SD | 2003/12/03 21:36 |
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「犬」が好きだな・・・伏線もちゃんとあったしね 全体的に「夏と花火〜」ほど引き込まれなかったのは何故だろう・・・作風が安定してきたからだろうか |
No.13 | 5点 | 風車 | 2003/09/29 19:45 |
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つまらなくはない。驚きはあった。だが、乙一作品に共通する「深み」が、今作ではあまり感じられなかったのが残念。ラストに重点を置きすぎていたのではないだろうか。そのため、物語の中に読者を入り込ませてしまうような文章装置も、今回はあまり機能していなかったような気がする。 さて、作品個々で見ると、「犬」は個人的には、ラスト、とってつけたような気がしてやや許せなかった。「暗黒系」「記憶」「声」は乙一が書かなくてもよさそうな作品で、氏特有の味が無かった。 でも「土」と「リストカット」は面白かった。特に「リストカット」は、非常に考えられていて、伏線の張り方も巧妙だと思った。さすが乙一、と心中で唸ってしまった。 まあ、これは個人的な意見。面白いと思う人が沢山いるのも事実。でも自分の全体評価は、五点ですな。 |
No.12 | 9点 | フリップ村上 | 2003/08/24 23:37 |
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巧すぎるぞ! 乙一! 「この主人公を容認することは、人間としてまかりならん」という意見には120%賛同しつつ、確立された世界観そのもの含め、あまりにハイレベルな内容には脱帽。 基本的には《人物認識の錯誤》を中核にすえた同音異曲の集積なのに、一話一話違った落としどころで意外性を持続するあたりには唖然とするばかり。 最後の最後で主人公の存在を否定するヒロインの「まっとうさ」に救いを見出しつつ、これはこれで「切ない」乙一の面目躍如たる作品集だと思う。 |
No.11 | 4点 | りえ | 2003/07/24 00:09 |
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乙一作品は好きだけど、これはキライ。救いようがなく、読んだ後気分悪かった。 |
No.10 | 8点 | 翔 | 2003/06/25 16:35 |
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面白かった。 どの話もトリックに驚かされました。 個人的に好きなのは、「リストカット事件」と「土」。ただ、この物語世界は、好き嫌いが分かれると思います。 |
No.9 | 9点 | ドイル | 2003/06/07 12:28 |
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コミック版も最高ですよ!!!!!!!!! ファンなら買うべし!!!!!!!! |
No.8 | 5点 | 由良小三郎 | 2003/04/30 09:13 |
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好き嫌いで評価するのですが、こういうキャラクタは嫌いです。なまいきなガキたちという感じです。犬の話は気にいりましたが。 |
No.7 | 8点 | ao | 2003/04/25 20:58 |
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初乙一。ミステリ的な味付けを物語りに巧く絡ませて、余分と思える贅肉がないのが凄い。秀作。 まぁこの物語世界は好き嫌いが分かれると思いますが。 |
No.6 | 9点 | 小太郎 | 2003/04/20 00:43 |
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トリックを含めたコアな部分は「いつかどこかで読んだことのあるような」程度です。目新しさ、ユニークさは感じません。けれどキャラや文体が、静謐で不気味な(・・・それをGOTHと呼ぶのか・・・)独特の雰囲気を醸し出すことに成功しており、重いけど軽い、おぞましいけど魅力的な、ユニークな作品です。 続編を書いていただくために、どなたかネタを提供してあげて貰えないものでしょうか?(笑) |
No.5 | 7点 | 玉椿 | 2003/02/12 06:20 |
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乙一のどういうトコロが好きなのか自分でもまだ謎ですが、トリックには少々マンネリ気味。 しかし、そこは乙一!最後まで面白かったぞー。 |
No.4 | 9点 | 寝呆眼子 | 2003/02/05 12:44 |
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「夏と花火と・・・」と比較して、格段に惹きつけられるものを感じました(前記作でそれを感じられなかったのは、私の感性の鈍さか?)。 壊れているようで壊れていないようで、という世界を作り出すバランス感覚は「お見事」の一言です。追っかけたくなる作家が一人増えました。 |
No.3 | 9点 | G?予想家K | 2002/11/19 19:37 |
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乙一ははじめて読みました。ホラーのエース格という知識はあり、きっとこちらの感情にぐいぐい迫って来るような文体なんだろうと思っていました。が、予想に反してシンプルで切れ味のある文章。驚きました。才能ってこういうことなんですね。 |
No.2 | 9点 | しゃん | 2002/10/01 15:53 |
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生まれながらの殺人鬼の話。 感情の欠落した少年と、感情表現を失った少女の組み合わせもいい。少女の存在によって少年の感情のなさが浮き彫りにされる。 淡々とした文章は作中全体に貫かれている。たとえ手首を切る場面であっても、人が生き埋めにされる場面であっても何処までも淡々としている。しかし、淡々と、さわやかともいえる文章で書かれたそれは実際にはとても残酷で、狂気を内包している。文章と内容との落差が、不可思議な味を出している。 ミステリ的なトリックも残酷さを柔らかく包んでいて、いろんな意味で痛い作品。 痛いが、凄い… |
No.1 | 7点 | トリ | 2002/09/17 14:42 |
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ちょっと、分りにくい部分もありましたが、 面白く読めました。 |