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ミステリの祭典

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G-?さんの登録情報
平均点:5.75点 書評数:8件

プロフィール| 書評

No.8 8点 占星術殺人事件
島田荘司
(2005/02/12 02:39登録)
 あまりの文章のつまらなさに、手記と真相以外はほとんど事務的に文字を目で追っていただけだった。だがあの大トリックを読んだ時には仰天した。今までこのトリックほど感動したものはない。無駄な部分の多い作品だが、トリックは素晴らしいの一言に尽きる。


No.7 4点 斜め屋敷の犯罪
島田荘司
(2005/02/12 02:25登録)
 文章が稚拙に感じられて雰囲気が出なかった。さらにあのトリックは、大胆ではあるのだがあまりにバカすぎるのでどうもいただけない。


No.6 6点 GOTH リストカット事件
乙一
(2005/02/12 02:14登録)
 推理小説の要素がかなり弱いのに本格ミステリ大賞を受賞したというのが不思議でたまらない。結構良かったのだが、気に入っていた主人公を最後で死んだも同然にされた時はショックだった。


No.5 6点 人形はこたつで推理する
我孫子武丸
(2005/02/12 02:06登録)
 ほのぼのとした雰囲気で主人公が三人共ユニークなのが良い。だがそれでいて、軽くはあるがあくまで推理小説という体裁から外れていない所が素晴らしい。


No.4 6点 人形館の殺人
綾辻行人
(2005/02/12 01:59登録)
 なかなか雰囲気が出ていたと思う。特に飛龍の記憶が見え隠れするのが良かった。ただ、これは推理小説ではないし、厳密に言えば館シリーズでもないのではないか。


No.3 5点 迷路館の殺人
綾辻行人
(2005/02/12 01:52登録)
 作品の外側のトリックは「あ、そう」という感じで特に何も思わなかった。また、雰囲気があまり出ておらず、秘密の抜け道が出てきた時にはうんざりした。


No.2 4点 水車館の殺人
綾辻行人
(2005/02/12 01:44登録)
 文章のせいか、作品世界に入り込めなかった。雰囲気が出ていないように思える。また、地の分に明らかな嘘があると思うのだが。


No.1 7点 十角館の殺人
綾辻行人
(2005/02/12 01:31登録)
 推理小説として一つ一つの殺人が杜撰だが、作品世界には引き込まれた。作者はこんな題材でどういう結末をつける気なのだろうと楽しみだったが、例の一行で仰天させられてしまった。たった一行で犯人もトリックまでも読者に明かしてしまい、さらに作中の人物がその言葉を聞いてもその真意は見抜けないという凄さである。この手法には感動した。読者はこれを体験するために読むようなものである。

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