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ミステリの祭典

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kouさんの登録情報
平均点:6.25点 書評数:8件

プロフィール| 書評

No.8 4点 すべてがFになる
森博嗣
(2004/03/15 01:30登録)
やはり僕は文章がそれなりに上手い人でないと読んでいてつらくなる。なんか軽薄で、若い人の感覚なら普通なのだろうけど。人物もそれほど魅力的ではなかった。


No.7 6点 黄泉津比良坂、暗夜行路
藤木稟
(2004/03/15 01:27登録)
前作の二つを読んで、こんなものかと思っていたら、いきなり化けられました。博覧強記なのはわかるが、小説として読む心構えでは疲れそう。それなりに楽しめたが、再読はしないと思う。


No.6 7点 黄金を抱いて翔べ
高村薫
(2004/03/15 01:22登録)
物語の組み立てが抜群。人物に重みを感じさせるし、リアルという点では追従を許さない感じ。エンターテイメントとして真面目に向き合った作品だと思う。


No.5 6点 失踪HOLIDAY
乙一
(2004/03/15 01:17登録)
乙一先生の中で唯一楽しんで読めた作品。ほのぼのしているのは本来あまり好きではないが、ドライなタッチが功を奏したようだ。


No.4 5点 GOTH リストカット事件
乙一
(2004/03/15 01:13登録)
借りて読んでみたが、最後まで読了できず。世界に入り込めなかった。薄暗い描写のわりにドライなところが合わないのかも。発想はまあ面白いと思う。


No.3 2点 天帝妖狐
乙一
(2004/03/15 01:11登録)
買って読んだが、損した気分。いいところを見つけられない。


No.2 10点 絡新婦の理
京極夏彦
(2004/03/15 00:55登録)
京極作品読者としてあえて厳しいことをいえば、犯人はもっと器が大きくて欲しかった。
でも読んでいるときはそんなこと気にならないで只ひたすら文字を追っている。分厚いと文句を言う人はいるが、僕はもっともっと分厚い方がいい。だっていつまでもこの世界に浸って抜け出したくないから。


No.1 10点 姑獲鳥の夏
京極夏彦
(2004/03/15 00:44登録)
純文学や幻想小説を好む僕にとっては座右の書といってもいい。ミステリーはトリックが主役というが、この作品は概念が主役なので、純然たるミステリーではないのだろう。トリックのみを頭で追えば破綻も不条理も出るが、その破綻さえも概念の構築によって破壊されてしまう。
もうひとつ引きつけられる点は、やはり言葉の選択である。計算され、洗練された文章は読んでいて心地がよい。
素直に読めばこれほど五感を快楽の淵にいざなってくれる本はない。

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