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ミステリの祭典

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黄泉津比良坂、暗夜行路
朱雀シリーズ

作家 藤木稟
出版日1999年03月
平均点6.00点
書評数4人

No.4 5点 羊太郎次郎吉
(2016/03/24 12:55登録)
律子はどうして柏木に沙々羅の事を「強い人」だと言ったのだろう。おそらく家宝を思い切って壊したところを見たからなんだろうけど、沙々羅は家宝を家のために壊そうとして壊したのではなく色々な真実をいきなり突きつけられてヤケになって衝動的に壊しただけなんじゃ?

華子の扱いが哀れすぎると思う。1人だけ醜女に生まれて外に連れ出してくれる親戚もおらず夫にもないがしろにされ女子供に弱い設定の朱雀にすら「何者だったんだ?」と思われるって何だよ。彼女が気持ち悪い性格になったのは本人の責任じゃないだろ。美人だらけの中で1人だけ醜女で隔離された屋敷で32年間も暮らしてたら誰だって性格歪むだろ。

屋敷の中を探索している最中にこの屋敷の人たちはみんなおかしい!と恐れおののく律子にもイラッときた。長い間外部とほとんど接触のなかった人達が、自分達の屋敷に珍客が来るわ失踪事件は起きるわ殺人事件は起きるわじゃおかしくなって当然だろ…。

イラっときたといえば沙々羅。事件解決に手を貸してくれた律子に着古しの服なんて送るなよ!そりゃ天主家のお嬢様の服だから着古しでも立派で豪華なシロモノなんだろうが…。というか沙々羅と律子が同じ服を着られるっておかしくないか?沙々羅が律子に送った服は描写から考えて体のサイズがぴったりじゃないと切るのが厳しそうなデザインだと思われる。でも沙々羅は律子よりも背が低く律子よりも肩や首が華奢で胸がふくよかという設定なのだ。もし律子が沙々羅に送られた服を着ようとしたら、胸がブカブカして肩がキツキツでウエストの絞ってある位置が肋骨のあたりに来てしまい、とても着られたもんじゃないと思うのだが…。

No.3 6点 kou
(2004/03/15 01:27登録)
前作の二つを読んで、こんなものかと思っていたら、いきなり化けられました。博覧強記なのはわかるが、小説として読む心構えでは疲れそう。それなりに楽しめたが、再読はしないと思う。

No.2 4点 Nakatz
(2001/08/12 00:01登録)
確か本作の帯には、「読むドラッグ」とあったような……。でも確かに、
その通りの作品でした。読んでいるうちに、物語世界の幻想と現実とが混沌と
してきたし。なお、僕はバッドトリップをしてしまったので、上のように
低い評点をつけてしまいました。(笑)

No.1 9点 はこ
(2001/07/05 01:36登録)
これはかなりおもしろいです!!
読んでいて、不思議な感覚が体験できた〜。

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