ももさんの登録情報 | |
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平均点:7.00点 | 書評数:11件 |
No.11 | 8点 | 陽気なギャングが地球を回す 伊坂幸太郎 |
(2004/06/03 16:44登録) 「ルパン三世」みたいだった。おしゃれでポップで、キャラクターがとても素敵。成瀬COOOL! 実は話の流れも最後のどんでん返しもなんとなく想像つくのですが、別にどうでもいいや楽しめたから、という気にさせられます。すごいぞ伊坂幸太郎。 |
No.10 | 9点 | アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎 |
(2004/04/12 17:34登録) 作者の作品を読むのは初めてだったのですが、大ファンになりました。「文体は人格だ」と常々思っているのですがユーモアに溢れていて読みやすい。けど安っぽくないとこなんか大好きです。実は前半で「河崎」が一体誰で何のために「僕」を巻き込んだのか、薄々気づいてしまったのですが、この小説の本題は謎解きとは違うところにあるようなので最後までどきどきしながら読みました。悲しい話だけど、ハッピーエンドであると私は信じたい。 |
No.9 | 8点 | 葉桜の季節に君を想うということ 歌野晶午 |
(2004/01/15 16:03登録) ひさびさにわくわくしながら一気読みした小説でした。読みながら時折感じるある種の違和感というか不思議な空気を最後に読めたときの爽快さといったらなかったです。 |
No.8 | 5点 | 六番目の小夜子 恩田陸 |
(2003/12/03 15:01登録) 吉田秋生の「吉祥天女」に前半そっくりだったので少し首を傾げてしまったが、全体を通してみたら良くできた青春小説だと思いました。読了後にちょっとせつなくなりました。 |
No.7 | 5点 | 冷たい密室と博士たち 森博嗣 |
(2003/11/17 16:08登録) プライドが高すぎてばんばん人を殺してしまった犯人が嫌いです。研究者ってそんなものか? 犀川先生は好きです。うちの旦那さんも似たような仕事をしていて、ちょっと性格が似てるから。 |
No.6 | 7点 | すべてがFになる 森博嗣 |
(2003/11/17 16:00登録) 「理系ミステリ」とか言われていたので文系の私は読んではいけないのかとひねくれていました。初めて読んだ感想としては専門用語を記号としてとらえれば普通の楽しいミステリー小説だと思いました。登場人物の体温が低いのと犯人が残忍すぎるのが好みではないですけど。レクター博士の方が可愛気があるぞ。 |
No.5 | 8点 | 暗い宿 有栖川有栖 |
(2003/10/27 22:11登録) 旅館&ホテルフリークの私にとっては最高に楽しめました。『暗い宿』でアリスが泊まる廃業寸前の宿、『ホテルラフレシア』の竜宮城のようなリゾートホテル、読むだけで恐ーい旅行をした気分になりますよ。 「似合わないホテルに泊まるもんじゃない」と火村先生は言ってますが、絶対行ったるでアマンリゾート。 そしてライブラリーになにげに『暗い宿』を置くのだ! |
No.4 | 5点 | マレー鉄道の謎 有栖川有栖 |
(2003/10/13 16:02登録) 海外ロケ(?)の割には地味な作品でした。トリックも地味。マレーシアに行きたくなるので旅行記としては大成功かも。 |
No.3 | 5点 | 絶叫城殺人事件 有栖川有栖 |
(2003/10/13 15:55登録) 表題作が良かったです。二時間ドラマのようでしたが、スピード感があって楽しめました。「空っぽの心には何でも入るんだよ」という言葉が心に残ります。 ところで火村センセの着メロには頭を捻りますが、グレン・グールドのピアノは私も大好きです。 |
No.2 | 8点 | スイス時計の謎 有栖川有栖 |
(2003/10/11 18:11登録) 有栖川さん大好きだけど最近あかんなーと思っていました。けど、この中編集はいけますよ。とくに表題作。(よく考えたら犯人は分かるのだけど)30代半ばの男の悲哀ってやつも理解できました。 |
No.1 | 9点 | 双頭の悪魔 有栖川有栖 |
(2003/10/11 18:02登録) ひさしぶりに読み返したら、思いがけず感動してしまった。それって年をとったせい? 文章もトリックも美しくていいですね。青臭い感じも良い。江神シリーズ第4段いつ出るのでしょうね。 |