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ミステリの祭典

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ガッチョンさんの登録情報
平均点:7.30点 書評数:10件

プロフィール| 書評

No.10 6点 夢・出逢い・魔性
森博嗣
(2004/01/10 01:41登録)
そこそこ。また幽霊の証言が出たときは溜め息が出たが、あのトリックを伏線として仕掛けていたのは絶妙だと思う。そこで悩まされた。フーダニットの出来としてはそれ程読み返してはいないから分からないが、秀逸だと思う。


No.9 9点 斜め屋敷の犯罪
島田荘司
(2003/07/29 01:13登録)
不可能犯罪のトリックをこれでもかと言うくらい
に詰め込んだ脅威的な大技。
最初から最後までひたすらぶったまげっぱなしで、よくぞここまでやってくれました。
まあ、動機はちょっと不十分かなという面もあるのでそこを少し減点の9


No.8 9点 ひまわりの祝祭
藤原伊織
(2003/07/14 19:39登録)
私も「ひまわりの祝祭」で、
相変わらずの驚異的な文章力の会話にさらに個性バリバリの登場人物でさらに驚嘆すべき事件の展開による驚異的なテクニックを上乗せした作品。前回の「テロパラ」は多少わかり難い所もあったのだが、今回はやたら膨大な量の伏線であるにもかかわらず、十分すぎる位のこのわかりやすさ。最高です。
減点1はラストのシーン、コレ、納得いかないかも。


No.7 8点 テロリストのパラソル
藤原伊織
(2003/07/14 19:27登録)
とにかく惹かれる話です。導入部からノンストップに展開されるストーリの巧さには脱帽、人物の描き方もいいし、何よりセリフが洒落てる!普通に言えばいいものを何故か気を利かしてわざわざ容姿端麗に装飾された言葉を使ったのにもかかわらず何故かこれがごく普通の自然体に見えてしまう会話テクニックは凄すぎる。


No.6 7点 殺人ダイヤルを捜せ
島田荘司
(2003/07/05 02:23登録)
語り役の女性は電話で「ある声」を聞いた事から起こった事件の謎に
疑問を持ち、その後、失踪した女性を追うことで真相に迫ろうとするという話。
うーん、凄いです。ホントこれ、女と女の熾烈なる闘い、
鬼気迫るものを感じました。その心理描写はリアルという言葉では物足らない程。
それは本当に事件があったのか、と思わせるほどです。
トリックも凄いです。


No.5 8点 時計館の殺人
綾辻行人
(2003/07/04 14:37登録)
布石の懐中時計にしてやられました。
これほど巨大なトリックでしかもこの構成力。
流石は綾辻ですね。


No.4 7点 そして二人だけになった
森博嗣
(2003/06/30 12:49登録)
うおお、凄いトリックだ!これこそ天才と崇めたてられも仕方ない天才のトリックかも・・・と思ってたら、
だああ、宮原さん、それを言っちゃあいけませんよ。という感じ、それ以降は暴れすぎ、暴れに暴れて至った結末。ああ、かなりもったいない作品だなあ、とつくづく思う。本来は8点だけど、そんな色々な葛藤があって7点。でも最近は、やっぱりこれでもいいかも、とか思えてきたりして・・


No.3 5点 黒猫の三角
森博嗣
(2003/06/30 12:26登録)
トリックの点は「ラストを面白くするから勘弁してくれ」見たいなとこがある。はっきり言ってそういうのはやめてほしい。まあ事実、動機が凄まじくて面白かったけど、この作品を読んだ人の99%位は文句を言いたくなるんじゃないか、と思う。


No.2 5点 月は幽咽のデバイス
森博嗣
(2003/06/30 12:18登録)
この作品について作者が述べたかった事が「アレ」というのがサミシイ。トリックとしては知己に溢れているけれども「あの声」とか、やたら余計な部分があって混乱させられる。
あまり良いとはいえない、トリックの思いつきは凄いけどね。


No.1 9点 占星術殺人事件
島田荘司
(2003/06/12 20:29登録)
凄い、トリック云々より出し方がうま過ぎます。
あれを占星術に組み入れた計画性といい、全ての事件の詳細、解明の時も聞いていて震えがきました。
10点でもいいんだけど、唯一文句を言うとすれば、
解決直前のヒントがあまりにもわかりやすかった事。
それである程度の整理が出来てしまい、その衝撃が下がってしまった事。
それ以外は非のうちどころの無い作品。

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