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ミステリの祭典

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タケ3世さんの登録情報
平均点:9.33点 書評数:3件

プロフィール| 書評

No.3 8点 爆弾
呉勝浩
(2025/03/03 13:20登録)
取調室に捕らわれた冴えない男、
自称・スズキタゴサク。
彼の予告通り、秋葉原の廃ビルが爆発した。
爆発は三度続くと、タゴサクは言う。
警視庁特殊犯係の類家は、
彼に知能戦を挑む。
警察小説としてもサスペンス小説としても
読み応えがある。なんといっても
スズキタゴサクの人物造形が素晴らしい。
ぜひとも映像化してほしい。
スズキタゴサク役には田山涼成が
合うんじゃないかと思った。


No.2 10点 テスカトリポカ
佐藤究
(2025/03/03 13:09登録)
メキシコの麻薬密売人・バルミロは、
医師の末永と出会い、
川崎で心臓密売ビジネスを立ち上げた。
川崎で生まれた孤独な少年コシモは、
バルミロに見出され、
彼の犯罪に巻き込まれていく。
海を越えて交錯する
運命の背後には、
恐るべきアステカの神の影がちらついていた。
麻薬カルテル、臓器売買、無国籍児童、
育児放棄など現代社会の問題を
アステカの神の物語と重ね合わせ、
圧倒的なノワール小説となっている。


No.1 10点 方舟
夕木春央
(2025/03/03 12:59登録)
柊一は大学時代の友人や
従兄らと共に、
地下建築「方舟」に
閉じ込められる。
地下水が流入し、
水没までのタイムリミットは、
一週間。
誰か一人を犠牲にすれば
脱出できる、その矢先、
殺人事件が発生する。
クローズドサークルの新境地といえる。
謎解きの先にある結末は、
あまりにも衝撃的。
その背後にある犯人と、
ほかの登場人物の心理も
しっかり描かれているので、
余計に胸が締め付けられる。

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