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ミステリの祭典

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八二一さんの登録情報
平均点:5.78点 書評数:453件

プロフィール| 書評

No.453 6点 秋期限定栗きんとん事件
米澤穂信
(2026/05/04 20:21登録)
事件の真相解明が、高校生たちの人間関係における一種の政治力学の解明ともなっているのが面白い。


No.452 7点 ブラッド・ブラザー
ジャック・カーリイ
(2026/05/04 20:19登録)
魅力的な謎に加え事件の犯人ではないかと疑惑を持たれる兄を持ちながら、事件を捜査する主人公の苦悩や恋などを巧みな文章で彩り惹きつけられる。
シリーズものの設定を最大限に活かして、驚きを演出している。


No.451 7点 夜よ鼠たちのために
連城三紀彦
(2026/04/15 20:54登録)
6編とも短い作品でありながら、誘拐ものあり、私立探偵ものあり、復讐譚ありと趣向に富んでいる。そればかりか、いずれもラストの捻りが尋常ではない。


No.450 7点 妻は忘れない
矢樹純
(2026/04/15 20:51登録)
夫婦や家庭など身近な世界を舞台に、不穏な話かと思ったら、ほっとする結果だったり、その逆だったりと意表を突かれる物語が並んでいる。


No.449 8点 本陣殺人事件
横溝正史
(2026/03/26 19:48登録)
深夜の静けさを琴の音が破る時、離れで眠る新郎新婦が殺された。密室の二重殺人の謎に金田一耕助が挑む。
記念すべき第一作にして、日本家屋における密室トリックに先鞭をつけた記念碑的作品のため低い点数はつけられない。


No.448 6点 ロートレック荘事件
筒井康隆
(2026/03/26 19:45登録)
山荘での不可解な殺人というオーソドックスな筋立てだが、実は反則すれすれの大技が。
トリックの趣向も「世界変容」の変奏ともいえる。


No.447 4点 姑獲鳥の夏
京極夏彦
(2026/03/06 19:53登録)
あらゆる部分で作者の試金石といえる作品。
最後のオチの部分が、ある意味精神分析的で、かなり強引な力業といった感じ。


No.446 5点 踊るジョーカー
北山猛邦
(2026/03/06 19:51登録)
作者お得意の物理トリックが遺憾なく仕込まれた連作集。
いずれも解決編で語られる情景が、メルヘンチックで微笑ましい。


No.445 7点 不安な産声
土屋隆夫
(2026/02/14 15:46登録)
地位も名誉も捨てて不可解な犯罪に走った大学教授の告白と、警察の地道な捜査を交互に展開させる。動機もトリックも魅力的。


No.444 9点 白昼の死角
高木彬光
(2026/02/14 15:42登録)
戦後の就職不況の頃に、高利貸しを営んだ学生社長の成功と破滅がテーマとなっている。
さすがに社会や風俗の古めかしさは否めないが、作中の詐欺のディテールは色褪せず今もなお面白い。


No.443 7点 汚れた手をそこで拭かない
芦沢央
(2026/01/25 10:51登録)
どの主人公も考え過ぎと余計なことをして墓穴を掘る。
登場人物がよりによって間違った方の選択をした泥沼にはまっていくさまが楽しめる。どんでん返しがしっかり仕掛けられたイヤミス短編集。


No.442 5点 鑑定
山田宗樹
(2026/01/25 10:48登録)
感情制御デバイスが普及した近未来が舞台のサスペンス。
定番ネタだがジャンルSFではあまり見ない方向へ展開する。


No.441 6点 女は帯も謎もとく
小泉喜美子
(2026/01/03 19:12登録)
ミステリマニアという新橋芸者のまり勇姐さんが、難事件に挑むという趣向で、ユーモアミステリあり、ダイイングメッセージあり、リドルストーリーありのバラエティに富んだ短編集。


No.440 9点 黒いトランク
鮎川哲也
(2026/01/03 19:09登録)
犯人の用意した何重にもわたる工作が、次々と可能性を打ち消していき、アリバイ崩しでは希薄になりがちなサスペンスを与えており、探偵対犯人の息詰まる対決が味わえる。


No.439 5点 復讐は芸術的に
三日市零
(2025/12/22 18:36登録)
「復讐は合法的に」の続編。
悪質You Yuberや犬の虐待などに関わる四つの物語において、復讐手段の妙と短編としてのツイストが愉しめる。


No.438 6点 熾火
アンドレ・ピエール・ド・マンディアルグ
(2025/12/22 18:32登録)
幻想と怪奇、エロティシズムとサディズムといった要素で濃密な作品を構築する作者の代表的な短編集。
なかでも結晶体の妖しいエロティシズムと幾何学的美の世界が華麗に描かれている「ダイヤモンド」が唯美主義的幻想作家の名に恥じぬ出来映え。


No.437 5点 光る君と謎解きを 源氏物語転生譚
日部星花
(2025/11/30 13:34登録)
就活中の女子大生が「源氏物語」の登場人物である紫の君に転生し、光源氏と共に平安の都で起こる謎めいた事件を推理する。
源氏物語、転生もの、謎解きミステリという三つを掛け合わせた奇抜さが魅力。


No.436 6点 十二人目の陪審員
B・M・ギル
(2025/11/30 13:30登録)
妻殺しで告発されたテレビキャスターが、真犯人なのか無実なのかという興味と、裁判中に明らかにされていく被告や陪審員たちの家庭事情。最後には意外性も控えている。


No.435 6点 サイバーテロ 漂流少女
一田和樹
(2025/11/15 17:12登録)
サイバーセキュリティコンサルタントの君島を主人公とするシリーズ2作目。
インターネットを駆使してテロを企てる子供たちと君島の対決を描いたサスペンス。サイバー犯罪の未来を予見したような内容には非常に驚かされる。


No.434 5点 樹海戦線
J・C・ポロック
(2025/11/15 17:09登録)
元グリーベレーの戦士とKGB工作員との山岳や森林でのグループによるゲリラ戦を、実戦さながらのタッチでリアルに描いている。そのゲーム的展開が面白い。

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