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ミステリの祭典

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おっさんさんの登録情報
平均点:6.35点 書評数:221件

プロフィール| 書評

No.1 5点 スミルノ博士の日記
S・A・ドゥーセ
(2010/12/09 12:01登録)
スウェーデンのコナン・ドイルと称され、1913年から29年にかけて、14本の長編ミステリを書いたS・A・ドゥーセの、四番目の作品にあたり、1917年に刊行されています。
実際に読んだ人は少なくても、ちょっとしたミステリ・ファンならタイトルは知っている、という一品。
ミステリ史上に残る、ある有名作品のトリックの前例だと言われているんですね。でも実際に読んでみると、その有名作品より、日本作家の別な長編に趣向が似ていたりします。
トリックのフェアな扱い方は特筆ものですが、残念ながら解決の仕方が下手。後半のストーリーがグダグダなんですよ。
マニアなら押さえておきたいタイトルですが、復刊が望まれる、とまでは言えないのが辛いところ。

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