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ミステリの祭典

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測量ボ-イさんの登録情報
平均点:6.25点 書評数:631件

プロフィール| 書評

No.371 7点 クロイドン発12時30分
F・W・クロフツ
(2013/08/30 20:59登録)
倒叙の古典的作品として有名ですね。
確かに地味だし、毒殺トリックもありきたり(その割に
後世の作品に引き合いに出される)です。
けど前へ読ませる何かがこの作品にはありました。
採点6点pr7点で迷いますが、歴史的意義と読みやすい
訳文を好感して採点は甘めで。

○余談
題名「クロイドン発・・・」って、飛行機の時間なんです
ね(苦笑)。本編を読むまで、電車の時間だと思い込んで
いました。


No.370 6点 叔母殺人事件 偽りの館
折原一
(2013/08/24 16:30登録)
(ネタバレ有!)


○○トリックと判っていても、そこそこ楽しめました。
登場人物の出自についてはさすがに想像つきましたが、
○○さんと○○さんの一人二役はなるほどでしたね。


No.369 5点 望湖荘の殺人
折原一
(2013/08/13 17:34登録)
途中の展開は良かったですが、結末はもう一つかな。
可能性の一つとして考えたものに近く、意外性はなかった
ので・・・
本格よりもサスペンス小説に分類したい一遍


No.368 6点 猿島館の殺人~モンキー・パズル~
折原一
(2013/08/10 09:45登録)
孤島で起こる殺人と「どくしゃへの挑戦」・・・いいですねえ。
トリックや真相はやや脱力系なるも、このシリ-ズを知ってる
方ならまず許容範囲なのでは。


No.367 5点 歩け、歩け
佐野洋
(2013/08/04 14:07登録)
前に読んだ作品「すれ違い」とほぼ同じ感想です。


No.366 5点 すれ違い
佐野洋
(2013/07/28 07:57登録)
短編の名手と呼ばれる氏のた短編集。
いろんな切り口から事件を扱い楽しく読めますが、
本格色が薄いのがやや残念。


No.365 4点 ピタゴラスの時刻表
吉村達也
(2013/07/20 16:21登録)
題名に惹かれてつい読んでみましたが、これが謎の解決に
あまり関係なくて何だか微妙。
犯人の特定と動機も後付っぽく、必然性が?でした。


No.364 6点 亜愛一郎の狼狽
泡坂妻夫
(2013/07/06 20:00登録)
東西ミステリ-旧版、新版ともに上位にランクインされて
いて、固定的支持を得ている短編集。
なるほどその評価を得ている片鱗は伺えますが、読者が
推理困難なものも多く、皆さんほど高い評価はできなかっ
たです。個人的に良かったのは「右腕山上空」かな。謎の
設定と解決がわかりやすく、空中密室の名作でしょう。

(余談)
各作品に出てくる共通のキャラクタ-判りましたよ(笑)。
この人が何者か別のシリ-ズで明かされるそうですが楽し
みです。


No.363 6点 神津恭介への挑戦
高木彬光
(2013/06/01 16:35登録)
氏の作品を久々に読みました。
神津恭介、老いてなおカッコいいですねえ。
(妙に超人化して逆に魅力をなくした御手洗潔とは対局
 をなす)
作品自体はまあ水準レベルでトリックも新味ありますが、
ちょっとリアリティに問題あるかも(○○○-○反応とか
出ないのか)。
でもまあ細かいツッコミは止めときましょう。


No.362 7点 「裏窓」殺人事件 tの密室
今邑彩
(2013/05/18 16:47登録)
氏の作品の中では良作の部類でしょう。
導入部が入りやすく、謎もシンプルでわかり易い。
そして解決もスッキリしていて、フェアプレイも問題
なし。伏線の回収も見事で犯人の意外性のありました。
(動機はさすがに推理不可能ですが)

氏は現在本格色の強い作品を書ける貴重な存在でした
が最近亡くなられたそうで残念な限りです。


No.361 7点 星を継ぐもの
ジェイムズ・P・ホーガン
(2013/05/12 09:22登録)
基本SF小説でありながら、本格ミステリとしても評価の高い
作品です。なるほど読み応えはさすがにありますね。
但し内容はその方面に知識のない方にはちょっとキツイかも。
僕も正直よく理解できていないところは一部あります。

・・・でも、この真相は太古のロマンを感じますね。


No.360 6点 宍道湖殺人事件
津村秀介
(2013/04/25 22:34登録)
プロットが魅力的で、面白く読めました。
この僕が真相を殆ど見抜けたくらいなので、謎解き的には
もう一つかも知れませんが、満足いく作品です。
ネタばれ気味ですが、家具店で仕掛けたトリックなど鮎川
御大が使いそう。
氏の作品は大当たりがない代わりに大ハズレもない、フォ
-ムが確立されていてある意味ブレない(笑)。そんな
印象です。


No.359 5点 彼女らは雪の迷宮に
芦辺拓
(2013/04/25 22:29登録)
定番「雪の山荘もの」の割にはもうひとつでしょうか。
トリックのオリジナリティに欠ける印象。


No.358 5点 プラチナデータ
東野圭吾
(2013/04/14 09:50登録)
妻が図書館で借りた本の回し読みです。
出来はそのものは悪くはないんですけどね・・・
結構社会派っぽい内容なのに、SFっぽい描写もあったり
して何かチグハグなのかな。そんな印象です。
でもこの人気作家の作品なのに、世間の評判良くないです
ね。そっちの方が以外です。


No.357 5点 アヒルと鴨のコインロッカー
伊坂幸太郎
(2013/04/05 22:08登録)
つまらなくはないんですけど、面白かったといわれると
やや微妙。
理由はハッキリしませんが、タネあかしをされても「や
られた」感に乏しかったからでしょうか。
文章は読みやすかったですが、内容は好みが分かれそう
な感じがします。


No.356 7点 太陽黒点
山田風太郎
(2013/03/24 13:05登録)
氏の作品を読むのは「十三角関係」に続き2作目。
この作品もなかなかのものですが、動機が後だしっぽく、
前時代的なのが難点。まあ後者は時代背景的にいた仕方
なしですが。
減点ポイントはあるものの、水準以上の評価はできる
作品です。

(余談)
この作品は、例の東西ミステリ-で初めて知って読んで
みました。隠れた名作、古えの名作を手軽に知れるのが
よいですね。東西ミステリ-万歳!


No.355 7点 六月はイニシャルトークDE連続誘拐
霧舎巧
(2013/03/16 12:42登録)
ワンパタ-ンになりがちな誘拐がテ-マですが、それなりに
オリジナリティがあり、良い出来の部類だと思います。
でも真犯人はこのサイトをご覧の方々ならわかり易いかも。


No.354 9点 さむけ
ロス・マクドナルド
(2013/03/01 22:22登録)
これは確かに名作ですね。
導入部から話に入りやすい上に、展開に澱みがなく無駄が少ない。
そしてサプライズエンディングです。
一般的にはホ-ドボイルドに分類されますが、他の方の指摘にあ
るように本格推理の要素も十分持っています。
おそらく海外作品のマイベストテンに入るであろう逸品。


No.353 6点 五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し
霧舎巧
(2013/02/23 07:11登録)
著者曰く、アリバイ破りは得意ではないとの事ですが、まずまず
の作品。ただ犯人の意外性は前作ほどではないでしょうか。
(アリバイものだからいた仕方なし)
採点は5点クラスが妥当も、読みやすく、現場の見取り図や時制
表を提示してわかり易い構成を好感してプラス1点。


No.352 4点 姑獲鳥の夏
京極夏彦
(2013/02/05 21:15登録)
このサイトをご覧の方なら殆どの方が知っている著名作家です
が、皆さんの書評やあのぶ厚さ(!)でいままで敬遠していま
した。
でも食わず嫌いはいけないと思い、この作品を読みました・・
・・やっぱりダメでした(苦笑)。
ミステリ-に合理的解決を求める人にはあわないかも。

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