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ミステリの祭典

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マニアさんの登録情報
平均点:6.04点 書評数:169件

プロフィール| 書評

No.9 4点 黒猫館の殺人
綾辻行人
(2007/12/30 13:46登録)
トリック一発勝負に対する意気込みは評価できるし、壮大な仕掛けは気持ちいい。ただ、記憶喪失の男の手記などからトリックの真相はやや簡単に看破出来てしまいそう・・・。

でも、トリック以外の見どころはなく、話自体はそんなに面白くない・・・。印象の薄い作品。


No.8 7点 時計館の殺人
綾辻行人
(2007/12/30 13:43登録)
時計、そしてそれが刻む時間・・・物語を通じてこのテーマが一貫されていて感心。

館の内部に取り残されたメンバーの緊張感と閉塞感、それと外部の開放感のギャップも面白く、長くてもスラスラ読めた。
伏線が結構あからさまで、トリック自体はそんなに難しくなかったかな。


No.7 9点 霧越邸殺人事件
綾辻行人
(2007/12/30 13:34登録)
吹雪の山荘、絶海の孤島などクローズド・サークル設定ものが好きなんで、素直に楽しめた。物語全体を覆い尽くす鬱々しさは最高!!

プラス不審さ漂う登場人物、陰鬱でありながら神秘的な館と、そこで起こる歌(詩だったっけ?)になぞらえられた不可解な死・・・ちょっと現実離れしてるし、そんな偶然が?と思う展開もあるけど、クローズド・サークル作品の傑作の一つにもぜひ推したい。
傑作!


No.6 8点 十角館の殺人
綾辻行人
(2007/12/30 13:25登録)
あの有名な台詞を読んだ時のカタルシスは今でも忘れない。

話の展開自体は正直そこまで面白くなかったけれど、結末だけは最高だった。でも、トリックには無理があるかな?それを差し引いてもよかった。このころの綾辻、カムバーック!

傑作ですね!


No.5 6点 暗闇の囁き
綾辻行人
(2007/12/30 13:18登録)
『緋色の囁き』よりは地味な気がした。

2人の謎めいた少年を軸にして鬱々しい物語が進んでいく流れは個人的に好みだった。それらと童話っぽい話の展開がミステリに上手く絡まっていることは面白い!

雰囲気は良し!


No.4 5点 人形館の殺人
綾辻行人
(2007/12/30 13:13登録)
相変わらず雰囲気自体はいいね。鬱っぽい背景描写とどこか病的な登場人物は好きだけど・・・。

館シリーズを、シリーズ物と見るが故のひっかけだと思うし、作者の意欲は評価できるけど・・・、犯人とかトリックとかどうも納得できないな。


No.3 7点 緋色の囁き
綾辻行人
(2007/12/30 13:06登録)
おどろおどろしい設定&ストーリーはかなり楽しめた。
ホラー要素、サスペンス要素、ミステリ要素がいい感じで絡み合っていて最後まで飽きずに読めた。
綾辻作品の中では最も好きな作品のひとつ。


No.2 5点 迷路館の殺人
綾辻行人
(2007/12/30 13:00登録)
「館シリーズ」での作中作設定はワクワクした。
ギリシャ神話と絡めたストーリーも面白かったかな!

どんでん返しの結末は衝撃的だったけど、トリック・伏線には納得しきれないところがある。結局抜け道頼りって・・・。


No.1 6点 水車館の殺人
綾辻行人
(2007/12/30 12:56登録)
雰囲気はとても良かった。綾辻ワールドに嵌るきっかけとなった作品!
ミステリとしては、クローズド・サークル設定自体は楽しめたけど、登場人物の描写だけで犯人は分かってしまいそうなのがなんとも残念(?)。その面ではありきたりかも・・・。

綾辻得意の幻想的で印象的なラストは良かった。

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