あびびびさんの登録情報 | |
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平均点:6.33点 | 書評数:669件 |
No.9 | 4点 | 火車 宮部みゆき |
(2008/03/09 12:23登録) これがミステリーでなかったらラストも納得できたかも。しかし甥があんな態度なのに、真相究明に奔走するその理由は?東京の刑事ならあの程度の人間像は何度も見てきたはずなのに、なぜ自費でそこまで…。いったい読者に何を想像してもらうのか?悪くはないが、すっきりしない。次もこんなラストだったら二度と読まない。 |
No.8 | 6点 | 葉桜の季節に君を想うということ 歌野晶午 |
(2008/01/23 14:50登録) 最初はページをめくる手が止まらなかった。しかしメイントリックは、いくつかの時代の年齢設定を把握できず、あまり驚けなかった。ただ、他の本も読んでみたい作家ではある。 |
No.7 | 3点 | 斜め屋敷の犯罪 島田荘司 |
(2008/01/23 14:43登録) ミステリーの王道ではあるが、トリックって作者次第でどうにでもなるなという、あきらめの心境。嫌いではないが、ハイハイそうですか、まあなきにしもあらずでしょうねーと苦笑。動機も同様で、いくらでも作れるなという感じ。 |
No.6 | 6点 | レイクサイド 東野圭吾 |
(2007/11/28 13:37登録) 重みはないかも知れない。でもスラスラ読める文章はさすが。最後まで楽しく読めた。 |
No.5 | 4点 | 絡新婦の理 京極夏彦 |
(2007/11/28 13:18登録) 華麗なる文章はさすが。でも途中で犯人は推察できたが(糸を張り巡らす蜘蛛)、あれほどうまく駒は動くものなのか、いや動かなくても良かったのかも知れないが、現実味は感じない。 それが京極ワールドなのだろうが…。 |
No.4 | 3点 | マークスの山 高村薫 |
(2007/09/18 19:23登録) しんどかった。登場人物の中の刑事たちが最後まで区別がつかなかった。純文学のような表現が多々あり、自分のような凡人にはスラスラとはいかない。 自分がマークスの山を登っているようだった。 |
No.3 | 8点 | 仮面山荘殺人事件 東野圭吾 |
(2007/09/18 19:21登録) 別荘で孤立無援の状態にするのは不可欠でしょう。 気分がいい時に、素直に楽しみたい人にお勧めです。 途中でトリックは見当がついたが、それでも東野作品は自然にページを開かせる。 |
No.2 | 10点 | 十角館の殺人 綾辻行人 |
(2007/09/18 19:15登録) 確かに文章的な不満を持つ読者もいるだろうが、あの一言に驚かずにはいられない。だいたい犯人は見当がついていたが、それでもあの一言は度肝を抜かれた。 古典のような読後感が名作を証明している。 これ以上、何を望むのだろうか? |
No.1 | 8点 | 手紙 東野圭吾 |
(2007/09/18 19:07登録) ストーリーがだいたい分かっていたので読まなかったが、それは大きな間違いだった。こちらの思惑を凌駕する内容で、最後の数ページは電車の中で読んだのにもかかわらず、涙がこみ上げて恥ずかしかった。 当たり前の事だが、殺人とはかくも重責を背負う犯罪だと、再認識した。 |