home

ミステリの祭典

login
東西ミステリーベスト100(死ぬまで使えるブックガイド)
文藝春秋編(週刊文春臨時増刊)

作家 事典・ガイド
出版日2012年11月
平均点7.40点
書評数10人

No.10 7点 amamori
(2017/03/15 14:53登録)
不熱心なミステリ読者ですが、国内102作品中、読んだ記憶のある作品では、充実感が残っている作品や、もう一度読もうかなという作品ばかりでしたので 、妥当な選出なんでしょう。ベスト100ぐらいなら外れなし、安心して未読作品を読んでよさそうです。

オールタイムベストなので、若手作家ほど選ばれにくそう。
1971年生まれの伊坂幸太郎、1973年生まれの舞城王太郎の作品くらいまでが入選。1975年生まれの道尾秀介、1978年生まれの米澤穂信、など名手が選外なので、そのあたりが境界線かも。2016現在、だいたい40歳以下は選外。



No.9 6点
(2015/05/01 10:31登録)
『このミス』は頑張っているが年刊紙だから、総合的なランキングを見たいときには参考にならない。やはり本書がいちばんたよりになる。

まずは国内について
順位については、ちょっとちがうなぁというのも多くあるが、800名ほどの投票の結果だから、世間一般的には妥当ということなのだろう。
陳舜臣、藤田宜永、今野敏の作品がランクインしていないのは残念だが・・・

それと、作家のベスト30について
これは作家別総得点の順位で、おおむね妥当な気はするが、先日亡くなった船戸与一や、寡作で有名な原りょうがランクインしているのは、意外に感じる。二人とも一般的には人気があるということなのだろう。

ついで海外
『ロウフィールド館の惨劇』の51位。好みが分かれそうな作品ではあるが、もっと上でもいいのではないか。あのサスペンステクニックは、それだけで十分評価できる。同じ女流サスペンスの『わらの女』の53位は妥当だが、これと変わらないのはおかしい。個人的には『わらの女』に高得点をつけたのだがw

それともうひとつ
『オリエント急行殺人事件』と『ナイルに死す』とは、なぜこんなに差があるのか。前者は11位、後者は99位。作品スタイルはちがうが、ランクで言えば似たようなものだと思うのだが。
日本人には、『オリエント』みたいなストーリーが好まれるのかなぁ。それともあの真相によるものなのか。

No.8 5点 mini
(2013/11/26 09:54登録)
つい先日に文春文庫から新版「東西ミステリーベスト100」が発売された、もちろん昨年ムック形式で出たあれの文庫化である
文庫化したからといってランキングの順位が変動する事は有り得ないので、ムック版を入手した人は無理に文庫版も買い足す必要は無い
ただし文庫版には”おまけ”が有るんだけどね

実は私はムック版を買わなかった、理由はただ1つ、単行本を先行させてもすぐに文庫化してしまう事で悪名高い?文春だけに、おそらく1年を待たずして文庫化するのではと思っていたからだ
さらにムック版では101位以下の順位が載ってなかったので、文庫化時に付け加えるのでは?との憶測が噂されたのもあるし
そうです、やはり予想通りだった、文庫版では国内・海外共に”おまけ”として101~200位までの順位も載っていた、ただしもちろん解説とかは一切無し、単に順位だけである
文庫版に準拠しての書評は当サイトでは私が初めてなので、義務として(?)101位以下の順位について簡単にコメント
100位以内から漏れた法月は101位以下でも1冊位しか入らず、麻耶雄嵩や道尾秀介も目立たず
一方でやはり100以内にあまり入らなかった伊坂幸太郎は101~200位には大量に入った、しかし目立つ順位ではない
総じてこれらに共通するのは、絶対的な代表作選定に迷うタイプの作家は票が割れてしまい、たとえ平均値が高くても不利だという事だ
いやむしろ平均値の高さがかえって災いしてる感じだ、悪く言えば時々は駄作なんか書いちゃう作家の方が1作に絞り込み易くて良いのかもしれない、1作しか代表作はありません、てなタイプの方が有利なんだな
海外ではマーガレット・ミラーやマクロイが100位以下でも苦戦、まぁ票割れし易い作家とは言え、投票が殆ど無いってどういう事
あとマクベインが「87分署」シリーズとして200位以内に入っている、シリーズで投票した人が何人か居たって事だけど、そんなの有りかよ、じゃぁ他の作家だってシリーズでいいだろ
もっともマクベインを個別作品単位で投票したらスゲ~票割れしそうだけど(笑)
驚いたのはピーター・ストラウブが入っていて、全体的に冒険系やスパイ小説が退潮した代わりに、ホラー系が地味に健闘していると思ったのは私だけか
あっ、そうそう、冒険系統でこれは言っておきたい事が
旧版に比べて新版では冒険小説の人気が下降したみたいな異見をよく聞くが、これは厳密にはちょっと違うと思う
前回アンケートでは統計学上の母体数を増やす為、各種団体に依頼したらしいのだが、その中に日本冒険小説協会も含まれており、その組織票の比率が大きかったらしいのだ
今回の投票ではアンケート配布先が広くバランスが取れており、今回の結果は現実情を反映しているはずだ
つまり冒険小説の人気が下がったのではなく、元々の旧版では冒険小説の人気が当時としても高過ぎたのだ

さて100以内も含めて総体的に言えるのは、強いのは定番の古典ともう1つはここ10年以内の話題作、この二極分化だね
つまり80年代後半から90年代の作がすっぽりと抜け落ちている感じだ、例えば90年代に投票やっていたらパレツキーやグラフトンなどもう少し入らなかったかなぁ
国内だと新本格ブームの頃なのでまだ健闘しているが、海外ではこの傾向が特に顕著で、90年代作品はほぼ全滅状態に近い
やはり20数年ぶりは間が開き過ぎである、こういうのは10年単位くらいでやるべきだろ
当サイトでシーマスターさんが鋭い指摘をされていたが、このガイド本が死ぬまで使えるようでは問題だとの御意見には同感です

No.7 7点 Tetchy
(2013/08/08 22:51登録)
意外にもアンケート結果は前回から大幅に異なることにならなかった。
国内に至っては1,2位は前回と同じだ。3位に島田荘司の『占星術殺人事件』がランクインしたのは快挙だし、このアンケートの意義を感じさせる。海外はクリスティが1位を獲得。前回1位の『Yの悲劇』は2位に甘んじた。
その他詳しいランキングについては本書に付されている座談会に詳しいのでそちらに譲るが基本的に27年経っても読者の嗜好は変わらないのだということを再認識した次第だ。確かに現在は本格ミステリの勢いがあり、前作のランキングに多く見られたハードボイルドや冒険小説の類はほとんど鳴りを潜めている。とはいえこの結果はつぶさにランキングを見ないとなかなかに気づかない。それほど両者のランキングは似通っている。
即ち読者がミステリを読み始めた頃に得た驚きや愉悦の記憶、即ち黄金体験はなかなかぬぐえないほど鉄板なのだということだろう。

これはやはりミステリ読者が一生のうちに2,3回体験できるか解らないお祭りなのだ。そしてその結果はその時代性を語る上でも貴重な資料になり得る。

本書を手にしてぜひともミステリの森を散策してもらいたい。そしてミステリ愛読者ならばなぜその作品が選ばれたのかミステリとしての意義をぜひとも読み取ってもらいたい。ただ単純に面白いとだけで選ばれた作品ではない。本書のランキングに収められた作品はミステリの歴史に道標を築いたエポックメイキングな試みや大胆な発想が込められているからだ。

とはいえ勉強のための読書も面白くない。これからミステリを読もうという人は本書をきっかけにミステリ愛読者への一歩を踏み出して、数年後再びアンケートが行われた時に参加し、あるいはその結果を見て読書の思い出に浸り、誰かと語り合うようになれれば実に素敵ではないだろうか。
あとは各出版社のみなさんにここに収められているミステリ作品を歴史に遺すべく古典として絶版せぬよう文化の命脈を絶たないでほしい。本書にはそんなミステリの血道を繋ぐ大きな架け橋であると私は信じている。
さて次行われるのは何十年後だろうか。その時の結果もぜひ読みたいものだ。

No.6 9点 HORNET
(2012/12/23 19:47登録)
 自分の評価と重なり共感したり、相容れずに物申したくなったりと、そういうこと自体が面白い。また未読作品もまだまだあり、特に作家自体未読の場合は参考になる。
 諸々の要素を含めて、ミステリファンなら手にしていて損はない一冊。
 宮部みゆき某作品の、映画化されたものについての酷評が笑えた。ランクインしている以上、基本的に肯定的に推す感の書評が多い中、異色だった(もちろん書評自体はマル、私も大好き)。

No.5 7点 kanamori
(2012/11/28 13:02登録)
その筋の方々のTwitterを見ていると、この本を買っていない人は日本国中に一人もいないんじゃないかw、と思うぐらい話題が飛び交ってますね。この内容で定価800円というのも良です(プラス1点)。

本書の中で印象に残った企画・コラム・コメント等を適当にあげていくと、
まず、海外作家がアンケートに参加していることで、ジェフリー・ディーヴァー、スコット・トゥロー、トマス・クックというメンツは、さすが文藝春秋社という感じです。そのなかで、ジャック・カーリイが「真実の行方」をあげているのは”我が意を得たり”ですね。『占領都市』のデイヴィット・ピースが島田荘司と京極夏彦というのは意外で、作風からは松本清張あたりを選びそうだと思った。

86年版座談会の再録は嬉しい。内藤陳氏の発言の最後についている(笑)を、すべて(苦笑)に替えて読むともっと楽しいw
あの瀬戸川氏のベストテンに中町信が入っているのには勇気づけられるw 、 いいかげんにやめようと思っていたが、中町信をまだまだ読み続けよう。

山田風太郎「太陽黒点」は、あらすじ紹介ではネタバレ防止に気を使って巧みに紹介されているのに、投票者のコメントで堂々のネタバレ披露というのはいかがなものか。
あと、法月綸太郎はまだいいです。ランクインしなかったこと自体で話題になっているのだから。それよりも、まるで存在しない作家のごとく全く話にも出てこない二階堂某らにもっと気を使ってやってほしいと思うw 

あと文庫化の際には、101位から200位の作品について、タイトルだけでもリストアップしてもらいたいですね。旧版ではその中から偏愛作品に出会えた記憶があるので。

No.4 8点 シーマスター
(2012/11/27 23:38登録)
これは楽しい。実に楽しい。

現時点での唯一無二の国内・海外のオールタイム・ベスト100。(何しろ「ジェノサイド」まで入ってるんだからね)
相撲の番付表のようなランキングを眺めているだけでも飽きない飽きない。
測量ボーイさんが仰るようにいくらでも感想・感慨が湧いてくる。

国内については、こうさんや蟷螂の斧さんがご指摘のようにノリリンが入ってなかったのは少し意外でしたね。ただし私が想定したのは彼の短編集『冒険』『新冒険』『功績』のうちどれか一冊は...というものでしたが。道尾秀介と西村京太郎が皆無だったのもちょっと意外かな。

海外に目を向けると上位6作は「あまりにも見慣れた古典群」で、もはや「不動のトップ6」の感が強い。全体的にも確かに保守傾向が強いように思えるが三大巨匠の有名諸作の入り具合なんかを目盛り代わりにして見ると、(もちろん私が読んでない作品がたくさんあるが)トレンドに捕われない古今欧米ジェネラルなランキングとしてはまぁこんなもんじゃないかな~と個人的には割と納得感が大きい。

ただねぇ、本書が「死ぬまで使える」ではあってほしくはないなぁ。10年後、いや20年後でもいいから「そろそろ改訂しないと」と言われるぐらい魅力的な作品が今後続々創出されることを期待したいですね。

No.3 8点 こう
(2012/11/25 23:04登録)
 企画自体はよくぞやってくれた、という思いが強いですがランキングの結果は上位が思った以上に保守的で更に本格色が強くなったなあという印象が強いです。回答者が中高年主体な気がしますし必ずしも一般読者層を反映していない気がします。
国内は正直1位の〇〇〇は予想外でしたし奇書3冊は個人的には高評価すぎる気がします。現在の一般読者層の評価かは疑問ですね。冒険小説や80年代の新本格前夜の作家はほぼ一掃されていましたね。連城、泡坂両氏はSRの会の票が流れたのか残ってますが。(「夜よ鼠たちのために」が入っていたのは少し嬉しいです入手困難なはずなのに。)個人的には山田風太郎の躍進(特に「太陽黒点」のランクイン)は嬉しい限りですが陳瞬臣の「炎に絵を」や戸川昌子の作品なんかもランキングに残ってほしかったです。あと新本格でも法月倫太郎が入ってないのが少々意外、作品で票が割れるにしても33Pあればランクインするのにちょっと気の毒ですね。「一の悲劇」「頼子のために」は入ってもいい気がするんですが、そういえばニコラスブレイクの「野獣死すべし」やパトリッククエンティンの「二人の妻をもつ男」も入っていませんし相乗効果はなかったんでしょうね。あと東野作品だと「白夜行」と「容疑者X」に集中するんだなあというのは予想通りとはいえ「悪意」なんかは入ってもいいと個人的には思うんですが人気ないのかなあと少々残念。
 海外は更に保守的な結果でしたね。「そして誰も~」は納得、若島正氏の「乱視読者の視点」に触れられているのは嬉しい限りでした。(初めから改訳版を読むと意味がわからないでしょうが)古典+年末のこのミスで1位になるような作品がいくつか、冒険、スパイ小説はこちらもほぼ一掃という結果で講評でも書かれていましたがそもそも海外の小説は読まれていないんじゃないか、というのもあながち間違っていない気がするほどあまり新鮮味がないですね。しかも海外は今回ランキングから落ちた作品は今後ますます読まれなくなるんじゃないか、あるいは既に読まれていないんじゃないかと思えるのは少し悲しいですね。もう既に、ブライアンフリーマントルや(「初秋」は辛うじてランクインしているものの)ロバートBパーカーみたいな当時の売れ線は誰それ状態なんでしょうね、あとフォーサイスも「ジャッカル」のみ、ロバートラドラムやジョンルカレは消失しちゃいましたね。ラドラムの「暗殺者」はベスト100に残ってもいい気がしますが時代の流れなんですかね。更にピーターラヴゼィは時代の狭間か前回も今回もランクインしなかったのが少々意外、ランキング受けしそうな感じですしこのラインナップなら「偽のデュー警部」が入ってもいい気はしました。あとクランシーの「レッドオクトーバー」とグリシャムの「法律事務所」、パトリシアコーンウェルの「検屍官」なんかはランキング受けしそうな印象でしたが入りませんでしたね、意外でした。あと現代での評価はともかく記念碑的にカサックの「殺人交叉点」がランキング入りしているのを期待したんですが復刊の時期が遅かったからか見向きもされてないのが残念、前回も今回もランキング入りしませんでしたね。海外は叙述だからといってランキング入りはしませんね。
 個人的には辛うじてリチャードニーリィの「心引き裂かれて」とデズモンドバクリィの「高い砦」のランクインとバークリーの躍進は少し嬉しかったです。1発屋の「シャドー81」はしぶとかったけど今回「A-10奪還チーム出動せよ」と「摩天楼の身代金」はいかにもベスト100受けしそうと当時は思いましたが漏れてしまいましたね。「シャドー81」はとにかくしぶといけど(面白くないわけではもちろんないのですが)今本当に読まれているんですかね。あとアイラレヴィンはベスト100なら「死の接吻」なんでしょうけどまだこんなに評価高いのか、というのが驚きでした。同様にジョンスラデックの「見えないグリーン」やデアンドリアの「ホッグ」もまだまだ予想外に高評価でしたね。逆にウエストレイクは前回入らなかったのに「ホットロック」で入ったのは意外でした。
 86年と現在の間で10年毎くらいでやってくれればもっと面白かったのにそんなに売れないのか26年も空いてしまいましたが90年代の早川のミステリハンドブックのランキングも併せると上位陣は評価が固定したのか本当に保守的だなあという印象で予想外の作品が少なくあまり面白みはないですね。
 凄く参考になるかというと個人的にはそうでもないですがなにはともあれ再度出してくれたのは嬉しいです。
 前回未収録の86年版の座談会と北村ー折原対談が収録されているのも非常に嬉しいです。賛同できるかはともかく86年版の瀬戸川さんのベスト10は瀬戸川さんの「夜明けの睡魔」の愛読者だった身としては感慨深いですね、というより瀬戸川さんが御健在なら絶対座談会か北村ー折原対談のどちらかのメンバーにいたんだろうなあと思うと少々さびしいですね。

No.2 10点 測量ボ-イ
(2012/11/24 09:33登録)
これは嬉しい。前回版(1986年刊行)の書評で、「いつか
この企画をまたやってください」と言ったことが本当になりま
した(笑)。
今回だけでも十分楽しめますが、前回版を知っている人の方が
より楽しめるかも。

国内編の1位、2位 は前回と全く同じですか・・・これには
驚きました。3位にあの「占星術」が前回21位よりジャンプ
アップしているのは嬉しい知らせです。
他にもいいたいことは山ほどありますが(笑)、書き出すとキ
リがないのでこの辺で。

「死ぬまで使える・・」ですか、うまいこといいますよねえ。

No.1 7点 蟷螂の斧
(2012/11/22 17:28登録)
本日、週間文春より臨時増刊(1月4日号)。1985年版の改訂版であり、1985年以降の作品が多数ランクインしています。日本推理作家協会、SRの会、大学ミステリークラブ、各地の読書会、国内外のミステリー通へのアンケート結果(387人の回答)であり、得点は1位10点、2位9点・・・として集計されたものです。ちなみに、このサイトでの評価(本日現在)と比較してみました。

順位(前回)  書名         投票人数 当サイト平均点数 人数
 1(1)獄門島            85   8.05   42   
 2(2)虚無への供物         73   6.52   21   
 3(21)占星術殺人事件       60   8.22  167   
 4(6)ドグラ・マグラ        49   5.29   14   
 5(-)火車             60   7.21   80   
 6(3)点と線            49   6.35   17   
 7(12)大誘拐           54   7.53   36   
 8(-)十角館の殺人         46   7.95  240   
 9(-)魍魎の匣           45   8.01  119   
10(7)本陣殺人事件         31   7.60   30   
<海外編>                        
 1(4)そして誰もいなくなった    91   8.53   62  
 2(1)Yの悲劇           65   7.89   35 
 3(10)シャーロック・ホームズの冒険59   7.90   20
 4(2)幻の女            60   7.88   24 
 5(8)アクロイド殺し        47   8.23   48
   
(感想)通ではない平凡なミステリーファンの私とは、だいぶ評価に差があることがわかりました。三(四)大奇書が上位に入っていることが一番の相違点ですね。このサイトで、満点をつけている法月綸太郎氏、折原一氏がベスト100に入っていませんでした(苦笑)。慰めは、このサイトで低評価3.4点(私の評価を除く)のダ・ヴィンチ・コードが69位にランクされていたことですか。ベスト100の作品が自分にとって面白いかどうかは別にして、今後参考にしてゆきたいと思います。

10レコード表示中です 書評