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ミステリの祭典

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蒲生邸事件

作家 宮部みゆき
出版日1996年09月
平均点7.17点
書評数54人

No.34 9点 マニア
(2008/01/02 04:52登録)
ミステリ分は大分低いような気がする。
しかし、歴史SF小説として非常に楽しめたし、なにより読後感が素晴らしかった。寂寥感というか、読み終わったあと心がポカーンと空になるというか・・・。そして、それは物語自体の切なさと、物語を読み終えてしまった事の寂しさが合わさった感情だと理解させられる。

話の流れも秀逸で、素晴らしい傑作!

No.33 6点 くりからもんもん
(2007/10/02 22:02登録)
分類的にはミステリではなくSFと思う。空想の時間旅行と現実の二・二六事件を絡めた壮大なSFミステリ。相変わらず超能力に頼ってはいるが、やはり内容は超一流です。
主人公の身勝手さやその変化も計算の内なのでしょう。

さすがに最後はしんみりとしてしまいました。

No.32 7点 spam-musubi
(2007/08/02 09:47登録)
読後感がいい。どんな未来が待っていようと(それがわからないからこそ)
前向きに生きていこう、という人生賛歌。

No.31 4点 ひろ
(2005/07/12 20:26登録)
主人公の厚かましさが癇に障る。感情移入できないので、こんなもんです。宮部作品の中では一番嫌い。

No.30 2点 むすこ
(2005/02/22 08:41登録)
初めて読んだ宮部作品です。
最初に読むべきではなかったのかも・・・

No.29 10点 クラ
(2005/02/11 17:53登録)
すごく良かった!今度は、ゆっくり読もうっと。

No.28 10点 みぃちゃん
(2004/12/25 19:06登録)
すわいこう(最高)!!マジで泣いちゃったよ!

No.27 10点 綾香
(2004/08/20 23:42登録)
時代を超えて〜ってスキ。現代に戻って再会できるのか?ってところもいい。恋愛って年とか関係ない!

No.26 5点 バファックス
(2004/07/03 00:51登録)
宮部みゆきは何を読んでも感じるんですか、読み終わって、興奮状態にあるってことが全くない。別に、つまらなかったとかではなくて…
少ない金を工面して、本を買おうという気にならない人。で、どこがいいとか、どこが悪いとか、言いにくい。

No.25 10点 chii
(2004/05/16 00:10登録)
感動〜。一番好きな宮部の作品です♪

No.24 7点 ばやし
(2004/01/12 10:38登録)
おもしろいですねーSF小説ってあんまり読んだ事なかったけど宮部さんのSFはおもしろいですね〜

No.23 5点 shun
(2004/01/08 18:29登録)
タイムトラベラーの話は映画でも他の小説にもあるので、新鮮味はあまりないし、その後の展開も予想できた。宮部さんの作品は読みやすくて好きなのだが、期待しすぎている反面、ストーリーはイマイチでした。

No.22 7点 alchera
(2003/11/09 20:49登録)
うーんうーん、難しいところですなあ……。

全体を一つの評価でいうなら5点くらいかなあ。ここまで長くする意味はあんまりないように思う。ちょっと冗漫な感じ。
あと、あんまり登場人物が魅力的じゃないんですよね。この人の書くものはけっこうそういう傾向があるような気がするんですけど。
主人公の言動からして、1994年の浪人生っていうのには微妙な違和感を持ちました。あれだけ冒頭のページを割いて彼の状況を語ってるわりに、その人物造型からは少々離れているような?

個々のシーンは良かったです。あの時代の雰囲気とか。
またすごく細かいディティールをつなげて、ちゃんと話を作っていることには脱帽です。びみょーにやりすぎ感がないわけではないけれど、ぎりぎりで範囲内。頭のいい人なんでしょうなあ。

ミステリとしても、SFとしても、これは範疇から外れますね。わたしはミステリだと思っていたので、特に前半のテンポの遅さがちょっと。でも読ませる腕力はあったので、「しゃーない、腰落ち着けて読んだるか〜」という感じにはなったのですが。

うーん、全体的に5点なのですが、更に2点追加は……やっぱり「後味の良さ」ですね〜。
わかっているんですけど、泣かされてしまう。宮部みゆきは「上手い」とわかっている作家さんなだけに、「術中にはめられた!」と思ってしまい、評価は更に下がりますが、それでもプラス2点せずにはいられませんでした。
うーん、けっこう厳しく見てこの点数ですからねえ……

No.21 8点 ハッチ
(2003/11/03 15:37登録)
タイムトラベラーが歴史を変える、のではなく、タイムトラベラーによって未来の世界に連れてこられた事により思想が180度変わった事が話の発端になったというのには驚いた。逸品です。それにしても宮部作品を読む度驚くのは、読んだその情景が広がる事。雪解け春先の時期に読むとベストかも。

No.20 8点 ごんべ
(2003/09/30 09:28登録)
ミステリとは言えない。
だって「殺人事件があって犯人が解らない。そして探偵役がいてそれを解決する」からというだけではミステリ小説じゃないですよね。
でもSFとも言えない。
だって「タイムトラベルができる人間が出てくる」からと言ってSFという定義はSF作家には失礼ですよね。

でもエンタテイメントな作品である事には間違いないですよね。
最後まで、一気に読めましたよ。だからこの「点」です。

しかし、「超常現象ありき」の設定がまかり通ってしまえばミステリとしては「?」ですよね。とするともっと厳しい「点」をつけないとイケナイのかな?

No.19 10点 IVERSON
(2003/09/28 18:44登録)
間違いなく宮部みゆき最高傑作。受験で日本史を選択してるとさらに楽しめる(笑)。感動の名作。

No.18 10点 小太郎
(2003/04/02 00:24登録)
もともとリアリティのない設定なのだから、細かい点には目をつぶってエンターテイメントとして素直に楽しみました。リズムテンポ良く、キャラも立っていて、読後感も素晴らしいです。宮部作品では一番好きかも知れません。

No.17 6点 Alice
(2003/03/13 20:19登録)
楽しめた。しかしメインテーマであるはずの2・26事件がどうもかすんでいるような気がする。これならば別に2・26でなくても良いような気がした。また、部外者のはずの孝史があんなに関われるのは不自然。もう少し巧い言い訳というと変だが、考えて欲しかった。しかしタイムトラベラーのお話には心を打たれた。

No.16 2点 泰山
(2003/01/19 22:51登録)
ストーリーとしては面白いのかもしれないが。他の多くの推理小説や犯罪小説を読んだ中ではとても上位にはあげられなかった。宮部氏では、火車などの方がまだよいのでは。

No.15 8点 なおゆう
(2002/11/25 16:06登録)
面白かった。ミステリの要素がほとんどなかったので、単純にSF小説として割り切って楽しめた。
(鞠恵が最後ああなってしまうのはちょっとかわいそうかな。結局この人も騙されてたといえば騙されてたわけだし)

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