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ミステリの祭典

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嘘をもうひとつだけ
加賀恭一郎シリーズ

作家 東野圭吾
出版日2000年04月
平均点6.09点
書評数32人

No.12 5点 シュウ
(2008/10/09 23:16登録)
うーん、ちょっと淡々としすぎててあんまり楽しめませんでした。
やっぱりこの作者は長編の方が面白いな。

No.11 6点 こう
(2008/08/27 23:53登録)
 加賀刑事のキャラクターがうまく発揮されている作品集だと思います。いわゆる倒叙形式ではなく犯人が明らかになってない状態で加賀刑事があからさまな容疑者の犯行を暴いていくスタイルが個人的には気に入っています。
 表題作は「眠りの森」後の加賀が描写されている所が面白いです。ただ眠りの森以降は単なる推理マシーンみたいな作品が多く、内面描写がされていないのが特徴ですがこの作品も同様で少し内面を出してくれれば、とも思いました。
 ミステリとしては「冷たい灼熱」が個人的には気に入っています。また「友の助言」は作品のシチュエーションを踏まえるとシリーズキャラクターの友人という設定でないと書けない内容だったと思います。

No.10 6点 COBRA
(2008/06/13 14:12登録)
ガリレオより加賀刑事の方が好み。

No.9 7点 いけお
(2007/10/16 20:00登録)
読み物としてかなり楽しめました。この作者の短編集の中でこれが一番好きです。

No.8 6点 シーマスター
(2007/07/27 23:06登録)
倒叙ではないけど、殆ど始めから犯人が分かっていると言ってもいいストーリーを連ねた短編集。
いずれの作品も加賀刑事が犯人を「いかに引っ掛けるか」がフォーカスになっている。(最終作では被害者自身に委ねられるが)

印象としては「笑わない古畑任三郎」といったところか。

No.7 7点 akkta2007
(2007/07/24 21:08登録)
東野作品ですでに有名となった加賀刑事の短編集である。
いつも思うことだが、長編を書いてうまい作者は短編もさすがだなと感じる。

作品を読み進める中で、結末はこうかなと感じる場面に遭遇する場合があるが、それでも最後まで読んで見たいと思うのはなぜだろう。

読んで間違いはない作品であった。

No.6 9点 さとりん
(2005/08/01 14:56登録)
良かった。素直におもしろぃ。
でも、東野っぽくなぃなぁ〜。おもろかったけど。
新しいミステリーって言ったらいぃのかなぁ。そんな感じ。

No.5 8点 ぶんぶん
(2004/02/15 12:34登録)
一つ一つの水準が高いと思う。『狂った計算』が一番かな!

No.4 7点 ばやし
(2004/01/12 10:12登録)
これは確か加賀刑事がたくさん登場してくるやつですよねー?(覚えて無いのか私)私は加賀刑事大好きなので普通におもしろかったと思いますね^^

No.3 5点 ごんべ
(2003/08/14 11:11登録)
確かにどの作品もずば抜けてるわけでもないけど…
でも本格ミステリとは違って、ある意味ミステリ仕立ての人間の悲哀を描いたドラマだし、良いんではないでしょうか?
コロンボシリーズの様に最初から犯人が解っているから(倒叙式ではないですが)、その駆け引きを楽しむ作品ですよね。
表題作の中の台詞で「嘘をひとつつくともうひとつつかなければならなくなってくる云々」というのは日常にも当てはまりますよね。思わず自分の生き方を反省してしまいましたよ。
「友の助言」は加賀刑事の違う面を何となく見れた気がしました。

No.2 8点 ハッチ
(2003/08/10 21:55登録)
↓の方と同意見で…本当、どうしてはっきり書かなかったんだろう?何か方面的にタブーなんだろうか、と思う位歯切れが悪かった。勿論面白い作品でしたが。

No.1 7点 しゃん
(2002/12/31 12:57登録)
 本格ミステリ短編集。各短編とも加賀刑事が狂言廻し。
 どの話も2時間ドラマになりそうな良くあるといえば、良くある話。
 しかし、『冷たい灼熱』と『第二の希望』『狂った計算』では、どんでん返しがあって、驚かされた。驚かされただけではなくて、そのどんでん返しでもの悲しい気分にもなった。
 『友の助言』では、ラスト数ページでさびしい気分にさせられる。
 松竹新喜劇の「おもろうてやがて悲しき」ではないが、「本格ミステリでたのしんで、やがて悲しい」というのが、この作品集に共通している要素だろうと思う。
 作品の配置が非常に効果的に感じた。

しかし、「冷たい灼熱」ではっきり子供の死因を書いてないのは何か意味があるのだろうか。駐車場、世間でよくあること、お金を費やす、熱射病等であれだということはわかるのだけど…。本当に何か書かないことで意味があるのだろうか?

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