home

ミステリの祭典

login
クビキリサイクル
戯言シリーズ

作家 西尾維新
出版日2002年02月
平均点6.88点
書評数34人

No.14 6点 nobiinu
(2009/03/03 22:08登録)
表紙はライトノベルっぽいが、内容にはしっかりミステリの要素が組み込まれている。

他の本格ミステリとは一線を画す装丁、文章、キャラクター。個人的には新鮮味があって良かった。その新鮮味のあるキャラクターが首を切られて殺されるというのは残酷さを引き立てており、個人的には好きな雰囲気だった。

超能力者とか、最後に登場する探偵とか、こねくり回しすぎた設定とかいろいろ不満点もあるけれど・・・・・・

No.13 6点 ロビン
(2008/10/11 23:42登録)
キャラと世界観は、「メフィストだなぁ」というもの。物語は、孤島もの、連続殺人、密室といったコテコテのミステリー。
僕はなんだか、主人公に物凄く共感できてしまった笑。
本書の持つ哲学的な言葉は面白いが、天才を多発させる最近の風潮はなんとかならんものか。どうしても森博嗣がチラついてしまう。

現代そして未来のミステリー界では、こういった作風でしか新しい作家はデビューできないのかなと思うと、古き良きド本格な探偵小説を愛する自分としては、ちょっと感傷的な気分になってしまいます。

No.12 7点 VOLKS
(2008/09/13 23:46登録)
漫画っぽく感じるのは装丁のせいだけではなく、そのキャラクター達によるものも大きくある。目新しいトリックではなかったものの面白おかしく読める「カルサ」がその人気なのかもしれない。
ラストに登場する人物によって証されるトリックは良い。

No.11 7点 dei
(2008/08/22 20:37登録)
天才が誰一人天才に見えないのは・・・

まぁミステリに関しては最後の「名探偵」による謎解きで巻き返したけど・・・
他は・・・

No.10 6点 ぷねうま
(2008/04/23 18:23登録)
読む前から、これは1点か10点のどちらかになるであろう作品だと予想していたのだが、意外なことに平均点に収まった。
しっかり本格してはいるものの、トリックにさほど目新しさはないと思う。やはりこの本の個性はキャラにある。
内容よりもキャラで人気が決まるというのは今のお笑いブームと同じですね。それを悪いとは言いませんが。

No.9 8点 樽井
(2008/04/18 01:44登録)
 ラノベだと思って甘く見ていたが、ミステリとしてもきちんと完成していたように思う。

No.8 6点 どうらく
(2007/11/14 18:08登録)
値段分のおもしろさはありますけれど、本シリーズの人気はイラストレーターtake氏の力によるところが大きいと思います。
まあ今更私ごときが強調するほどのことはありませんが。
シリーズモノですので、もし本作品を読んで「とても面白かった」以外の感想を抱いたならば、以後の「戯言シリーズ」には手を出さない方が賢明です。
西尾氏の作品の魅力は謎解きよりも、登場人物のぶっ飛んだ個性ですからそのへんに注目すると楽しめるでしょう。

No.7 3点 jigsaw
(2007/06/12 00:23登録)
すみません。自分には合いませんでした。なんて言うんでしょうか自分は京極さんを読んでいるので本当にある種個人的偏見になるのですが、どうしても比較してしまいます。
結果トリックも蘊蓄も薄い感じでした。

No.6 10点 ぐぅ
(2005/08/28 15:45登録)
文章がすごいです!何ていうか理系なのに文系・・・みたいな?
清涼院流水さんの言葉遊びはすごいけれど難しいのに対して西尾さんはすごくてわかりやすくておもしろい!!!ですwww

No.5 8点 KAM
(2005/08/03 00:15登録)
装丁見て、「オタクっぽー…こりゃ期待できんなぁ」と、借りたことを後悔したけど、読んで驚き! なんか、もの凄いミステリーじゃん! と。見かけで判断しちゃいけないな、とすごく反省。普通に面白かった。どんでん返し、大どんでん返し!で、気持ちよい裏切られ感を味わい、他の作品も読んでみたいと素直に思えた。

No.4 9点 名無し
(2005/07/18 00:23登録)
ライトノベルっぽいけど、なかなか面白かった。
文章は僕としては読みやすかった。
普段ライトノベルを読むような若い人向けかもしれない。
工夫もされてるしどんでん返しもあるし、
ミステリとしてしっかりしてるのでおすすめ。

No.3 5点 りえ
(2005/04/24 23:05登録)
トリック、キャラは面白いとは思う。でも、文章が、軽いんだかくどいんだか、とにかく読みにくい。好みの問題だろうけど。

No.2 10点 YMC
(2005/03/09 03:19登録)
ある種の革命が起こりました。
この作品が西尾作品の中で最高傑作と言えるでしょう。
しかし、僕はこのクビキリサイクルと君と僕の壊れた世界以外の西尾作品はあまり好きではありません。

No.1 7点 Pj
(2005/03/06 14:58登録)
アニメ・漫画・ゲームをごちゃ混ぜにした後、新本格ミステリを加えて1つの作品に仕立て上げたような感じ。浦賀・佐藤・乙一と同じ年代の男性を主人公に据えているが、この3人とは似ているようで何かが決定的に違う。恐らくそれは文学的な何かを書こうとしているかどうかだと私は思うが、断言は決して出来ない。革命的な作品であることは間違いないが、これが次世代ミステリの形かと聞かれると、そうではないと答えたくなる。

34中の書評を表示しています 21 - 34