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ミステリの祭典

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魍魎の匣
百鬼夜行シリーズ

作家 京極夏彦
出版日1995年01月
平均点7.92点
書評数148人

No.88 10点 dei
(2007/12/29 21:17登録)
充分満足。
再読時の読み応えも充分。

--ネタバレ--
箱のなかの娘というフィクションにしか受け取れない話を見せ、
終盤でそれが間違いなく現実であったことに気づかされる。
ウブメでも使われたが、魍魎の方が数段巧く決まってるんじゃないかな


ただこの長さは助長。解決編だけで250ページもある(笑)

No.87 10点 kkk
(2007/11/20 19:42登録)
最高です!10点じゃたりません!
自分にとっては欠点の一つも無い完璧な本です。
読み終わった後には思わず日本人に生まれて良かったと本気で思ってしまいました。この雰囲気最高です。
ですが、人に絶対読め!と勧められる本ではないですね。

No.86 3点 とろろ
(2007/11/13 00:57登録)
なんでこんなに評価が高いのかわからない。

No.85 10点 いけお
(2007/10/27 09:47登録)
こんなに濃厚で重たい作品ははじめてだった。
登場人物、伏線、京極堂の言動など、全ての完成度が高い。
前作と違い妖怪によって示唆されることが必然、むしろ効果的と感じた。
他作家の某作品の登場人物の言葉を借りると、地上の推理小説ではなく、まさにこれが天上の推理小説だと思う。
タイトルも「魍魎の匣」しかあり得ない。
この作品の作者が、もちろんいい意味でだが気持ち悪い。

No.84 5点 シーマスター
(2007/10/23 23:07登録)
素晴らしい作品なのだろう・・・たぶん

個人的には、内容の割りに長すぎると思う。
前作のウブメは(支持しないが)実に無駄が少ない作品だと感じたのに対し、この作品は全体的にダボついた印象を拭えなかった。

人間関係のサプライズもさほど驚くものでもないし、ミステリとしてのネタも壮大ではあるが推理してどうこうなるものでもない。
要はこの雰囲気に浸れるかどうか、であろう。

もちろんこの作品はミステリの枠に収まるものではなく、ホラーでありSFでもある。その辺の広がり感が受けているのかな?

魍魎とは実体不鮮明にして此の地と彼の地の境辺りを蠢くものであるなら、この作品こそ「本」の世界の魍魎といえるのかもしれない。

No.83 9点 ぷねうま
(2007/09/21 00:06登録)
『姑獲鳥の夏』を読みきるのに非常に苦労したので、あまり気が乗らずに読んだら、なんだ、すごい面白いじゃないか!
ボリュームに見合った内容だと思うが、こんなに素晴らしい!と思っても次作に手が伸びずらい…。僕は京極は一回美味しく頂いたのに食わず嫌いである。

No.82 9点 yoshi
(2007/08/06 22:03登録)
おんもらぎに1点つけてしまったので、その代わりというわけではないですが9点つけます。これは京極さんの最高傑作でしょう。

No.81 1点 rikipon
(2007/06/21 22:40登録)
10点×1億倍とか、そんくらいアホな評価をしても評価しつくせないほどの傑作です。今まで読んだ現代小説で一番です。おぞましい猟奇殺人も関口の最後の言葉で全て昇華され、残ったものはただただ美しい情景のみ。(氏の作品が翻訳可能であるなら)ノーベル賞ものです。。。

No.80 10点 弓月
(2007/06/19 22:48登録)
 “ほう”という声や、“みっしり”と詰まる音にすっかりやられてしまいました。何でしょうこの雰囲気。ミステリーとしてのトリックとか仕掛け的なものはそんなに“目から鱗が落ちる”ような凄いものがあるわけではないのに、ただそこで繰り広げられる会話や物語を堪能するだけで十分。
 まるで、【箱】のように分厚いので、読み始めたらしばらくかかりっきり。でも、冒頭の妖しい幕開けからその世界に引き込まれたら最後、全く飽きないんですよこれが。

No.79 10点 おしょわ
(2007/06/18 07:24登録)
文句なし。これが10点じゃないなら何が10点になるのか?

No.78 10点 野間
(2007/06/17 01:07登録)
重いです。持ち運びに不便です。
家で読めと京極さんは仰っているのかと思うくらいに相当に厚い。
でも、太さと比例して濃い内容になっています。
京極堂は好きになれませんがこの作品は好きになれました。
ずっしり重いく太い本が読みたければどうぞこの本を手にとって見てください。

No.77 10点 vivi
(2007/06/05 02:44登録)
京極堂シリーズの中では、最も好きな作品。
犯人もトリックも途中でわかりますが、そんなことより。
「憑物落とし」の場面が最高ですね。
あれは言葉のアクション活劇(笑)です!
自分の中で、何かが落ちるような気がするのが醍醐味です。

No.76 9点 AxCx
(2007/06/02 02:02登録)
読者を惹きつけて止まない怪しげで耽美な匣本だと思います。
本格ミステリとかゆう括りで読んじゃう人には不向きかなぁと。
憑き物落としの異常なテンションは必読ですね。

No.75 10点
(2005/08/05 21:19登録)
中身がみつしりと詰まった極上品。
この量でこの濃度!作者は化け物です。

No.74 9点
(2005/07/04 19:47登録)
全体的に儚いストーリーに惹きつけられました。
伏線も絶妙。久保の小説がこの作品をさらに引き締めています。

No.73 3点 ぱぶ
(2005/06/14 17:03登録)
分厚いだけっすね。
よんでてひきつけるものがないし、
ラストもどうかと・・・

No.72 9点 桜ノ宮
(2005/06/07 11:55登録)
すっごい面白かった。
芸術作品だと思います。
全てが繋がっているんだ!と思った瞬間、痺れました。
素敵。

No.71 4点 はせ
(2005/05/17 20:20登録)
最後「グハッ」ですよ、「グハッ」。脳がしびれた。頭が回った。ただ、いかんせんそれまでじらしすぎだ。そのせいで評価はがた落ち。不朽の名作ではあるのだろうが。

No.70 10点 ございます
(2005/05/14 18:20登録)
最高に楽しめた。ウブメを先に読まなかったのは
大失敗。でも、ウブメより数段いい!

No.69 9点 こすてろさん
(2005/04/20 09:25登録)
伏線の処理もお得意(?)の猟奇的な展開もお見事で、読み応えのある作品。
登場人物も魅力的で、何より作者のマニアックな知識に裏打ちされた独特な味の会話が個性を持たせている。

ただ、難点がひとつ・・・
京極堂の話は少々くどすぎて、読み手に疲労感を与える。
この作品は特別に長いとは思わないが、こういったところが「長さ」を感じさせる要因ではないだろうか。

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