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ミステリの祭典

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朝霧
円紫さんと私シリーズ

作家 北村薫
出版日1998年04月
平均点6.78点
書評数9人

No.9 5点 ボナンザ
(2021/07/25 20:26登録)
長らくシリーズ最終作と思われていただけはある、しんみりしつつも後味さわやかな三短編。品はよいが、そのためミステリらしい楽しさは・・・。

No.8 6点 まさむね
(2018/01/11 22:01登録)
 シリーズ5作品目で「私」もとうとう社会人に。大学時代とは違ったメンバー、環境における「私」の語りがなかなかに新鮮です。自分の社会人初心者時代を思い起こしましたねぇ。
 とはいえ、全体の雰囲気は変わらず、読み心地の良さ、余韻の素晴らしさもそのまま。前々作、前作とは異なり、今回は短編形式に戻っています。ちなみに、このシリーズは短編の方がよりフィットするような気がしますね。
 内容としては、リドル・ストーリーを扱った「走り来るもの」がベスト。白い風さんがおっしゃるとおり、ラスト2センテンスを考えるという趣向がまず面白く、実際の結末にも唸らせられました。
 そのうち、続編も読むことになりそうです。

No.7 5点 白い風
(2011/08/12 23:22登録)
円紫さんと私シリーズの第5作目ですね。
ラストの”私”の恋を匂わしているけど続編はあるのかな?
「走り来るもの」のラスト2センテンスを考えるのは面白い発想ですね。
余談だけど、『女か虎か』の結論も知りたくなっちゃいますね(笑)

No.6 8点 あい
(2010/09/07 04:46登録)
このシリーズの醸し出す温かい雰囲気が好き    
最後の終わり方もシリーズらしいが続編がほしい

No.5 8点 あるびれお
(2009/09/29 08:26登録)
シリーズの最後として、とてもきれいな終わり方だったと思う。もしかしたら、最後に「私」の名前が呼ばれて終わるのかな、とも思っていたのだけれど、そちらは永遠の謎、ということで...(東京創元のリレー小説では「ブッキー」というあだ名で呼ばれていましたが)

No.4 8点 北浦透
(2004/12/05 21:53登録)
このシリーズは、この作品で終わりなんだろうか?だとしたら、寂しい。
出会えたことが嬉しくなるシリーズ。

No.3 6点 884
(2004/02/16 09:21登録)
 いやみなく。書き慣れてきたのがいい方向に出てる気がします。
 主人公は多少成長してるようですが、本質に変わりはない。むしろ変えないようにしてるのかな。

No.2 7点 深壬
(2004/01/27 15:29登録)
 ミステリーでは、ない。確かに。
 それでもホントに面白い。なぜなら雑学だから(何)
 舞台が出版社であるのが大きいと、思いますが、それにしても、面白い話ばっか。満載です。雑学が。
 この物語の雑学を周りとの「話題のひとつ」にしてみて欲しいですね。かなり盛り上がる かと。

No.1 8点 Nakatz
(2001/06/20 09:49登録)
ミステリ的な謎解きがはっきりと感じられるのは、表題作くらい。けれども、卒業〜社会人と
自らを取り巻く環境が移り変わった《私》の心情は、とても瑞々しくて心地よい。

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