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ミステリの祭典

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新・世界の七不思議
早乙女静香シリーズ

作家 鯨統一郎
出版日2005年02月
平均点6.12点
書評数8人

No.8 5点 ボナンザ
(2021/02/27 15:00登録)
前作ほどの納得感はないものの、勢いで乗り切る論法は健在。

No.7 6点 mediocrity
(2020/03/07 00:03登録)
7不思議とも、他では見たことのない説で楽しめました。ノアの箱舟の話が一番説得力があったように思います。

No.6 6点 TON2
(2012/11/26 20:45登録)
創元推理文庫
「邪馬台国はどこですか」の世界バージョンで、バーに集う美貌の歴史学教授早乙女静とフリライター宮田が世界史に新解釈をなす趣向です。
世界の七不思議を扱いながら、ストーンヘンジの石柱は天を支えるためのもので日本の神社の鳥居につながっているなど、微妙に日本との関係づけをしています。
これもけっこうおもしろいと思いました。

No.5 7点 E-BANKER
(2011/05/31 22:21登録)
「邪馬台国はどこですか?」の姉妹編。
今回は、世界の古代史について、静香と六郎の論争(?)が交わされます。
①「アトランティス大陸の不思議」=幻の大陸「アトランティス」は本当にあったのか? どこにあったのか?がテーマ。古代ギリシャ云々については、ギリシャ神話をはじめ、ミステリーの世界ではお馴染みですが・・・「プラトン」って久し振りに聞いたなぁ。
②「ストーンヘンジの不思議」=ストーンヘンジってイギリスにあったんですね。知らなかった。でもストーンヘンジ=日本の○○というのは、なかなか説得力があるような気がする。
③「ピラミッドの不思議」=世界の七不思議といえば、やはりこれでしょう。残念ながら現物を見たことがないので、死ぬまでに1度は見ておきたいものです。宮田の説はちょっと説得力に欠ける気がする・・・
④「ノアの方舟の不思議」=そういやぁありましたねぇ、こんな伝説が。確かに「洪水系伝説」というのは世界中に伝播しているようで、ここでの宮田の説は信憑性があるように聞こえる。
⑤「始皇帝の不思議」=暴君として名高い「始皇帝」の真の姿とは?というテーマ。これは逆説的ですが、古代中国の場合、為政者が変わるたびに、前代の為政者を徹底的に貶めるというのは常識のようですし、結構納得。でも、最後の邪馬台国との関連性については、さすがに眉唾かな?
⑥「ナスカの地上絵の不思議」=確かに不思議です。まぁ、常識的に考えればこういう考え方に落ち着くんでしょうねぇ・・・さすがに、宇宙人説はちょっとねぇー。
⑦「モアイ像の不思議」=ピラミッドと並んで、七不思議といえばコレ的なテーマ。ホント、こんな太平洋の離れ小島にこんな謎の物体が多数造られてるなんて、世界は謎で一杯です。宮田の説は割りと受け入れやすい。
以上7編。
確かに、「謎」のスケールが大きい分、前作よりは解釈の切れ味は劣るかもしれません。
ただし、謎そのものが十二分に魅力的ですから、存分に楽しめる。世界史や古代史好きならば手に取る価値は十分でしょう。
(個人的ベストは⑤。中国史は中国という国を知る上でも面白い!)

No.4 6点 kanamori
(2010/08/21 16:04登録)
バー・ミステリ&歴史ミステリの連作短編集、早乙女静香シリーズ第2弾。
「邪馬台国は..」の世界版ですが、前作ほど論理のアクロバット的推論が見られないのがちょっと残念。「そういう解釈もできる」という程度のものが多く、大きなカタルシスは得られなかった。

No.3 7点 STAR
(2010/02/18 15:28登録)
『邪馬台国はどこですか?』がおもしろかったので、こちらも読んでみました。『邪馬台国はどこですか?』よりは少し劣るかもしれませんが、こちらもおもしろかったです。

No.2 6点 だい様
(2009/10/22 17:57登録)
相変わらずこの趣向はいいですね。

『邪馬台国はどこですか?』と比較すると多少粗い気がしましたがそれなりに楽しめました。

No.1 6点 ひこうき雲
(2008/08/14 00:12登録)
世界の七つの不思議について、歴史学者と雑誌のライターのバーのカウンターにおける歴史検証のバトル。
こんな謎解きがあるか~と感じ、新鮮さがありました。
誰も興味のある世界の不思議についての新解釈が披露されます。
新解釈が、なかなか面白いです。
特に「アトランティス大陸の不思議」この解釈には驚きました。

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