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ミステリの祭典

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N・Aの扉

作家 飛鳥部勝則
出版日1999年11月
平均点4.00点
書評数6人

No.6 5点 虫暮部
(2021/11/18 10:30登録)
 “言葉”とは要するに記号である。人間の頭から生じるが、外へ出た途端にその発信元からは切り離される。故に、コレは本心、コレは嘘、と他者が言葉の内容から判定することは、突き詰めれば、不可能と言うことになる。
 本書は“どのように書けば、その言葉が筆者の本心のように感じられるか”の実験(練習?)のように思えた。まぁ少なくとも前半は。

No.5 3点 レッドキング
(2021/04/16 15:00登録)
フェデリコ・フェリーニ「8 1/2」や三島由紀夫「鏡子の家:創作日記」みたいに、「芸術する芸術家(要するにこの俺様)」テーマに半フィクション拵えちゃうと、どんな「手厳しい」自己批判・自己嫌悪も、所詮、自己陶酔・自虐的感傷の垂れ流しになる。ましてや、新人賞後翌年にこんなもん書いちゃあねえ。

 数年・・十年になるか・・待ってはみたが、もう「電撃復活」ないと見限って、
 私的、飛鳥部勝則ベスト3(4)
     第一位:「殉教カテリナ車輪」
     第二位:「誰のための綾織」
     第三位:「ヴェロニカの鍵」
     同三位:「レオナルドの沈黙」

No.4 4点 いけお
(2012/05/27 02:00登録)
構成が難しい。
特に視点が重要なポイントなので、複雑で夢中になれなかった。

No.3 3点 shinano
(2007/05/27 17:06登録)
大風呂敷を広げて収拾付かずにフェードアウトした感じ

No.2 7点 しゃん
(2002/09/12 17:20登録)
なんとも不可思議な味の作品。
作者本人をモデルにしたと思しき、人物の描写が面白い。
「推理小説の幽霊」という言葉に惹かれて読み初め、不思議さに首をかしげながら読み進んでいるうちに最後のページを読み終えていた。

No.1 2点 由良小三郎
(2002/05/03 13:23登録)
これは駄目だとおもいました。破綻しています。
地元の新進作家の本をだそうとしたのでしょうが、未完成、幼稚です。

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