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ミステリの祭典

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N・Aの扉

作家 飛鳥部勝則
出版日1999年11月
平均点3.86点
書評数7人

No.7 3点 みりん
(2025/07/13 02:48登録)
絶版本で困っていたが、なんと引越し先の図書館にあった…が…うーん…作者のミステリ観というかエッセイとして読めばなかなか興味深いかも。江戸川乱歩や横溝正史のお気に入り作品談義はそこそこ楽しかったし、村山槐多とかM・R・ジェイムズとか聞いたこともなかった(本サイトでも書評数1件のみ)ので、読んでみようかなとも思った。
飛鳥部作品を読んで、作家の内面が気になるレベルにまで気に入ったら本作を読むべきかな。そうじゃない方には、とにかくお勧めしない。
3作目にこれ書いたんだ…

※なんと今年に電撃復活を遂げるそうです!

No.6 5点 虫暮部
(2021/11/18 10:30登録)
 “言葉”とは要するに記号である。人間の頭から生じるが、外へ出た途端にその発信元からは切り離される。故に、コレは本心、コレは嘘、と他者が言葉の内容から判定することは、突き詰めれば、不可能と言うことになる。
 本書は“どのように書けば、その言葉が筆者の本心のように感じられるか”の実験(練習?)のように思えた。まぁ少なくとも前半は。

No.5 3点 レッドキング
(2021/04/16 15:00登録)
フェデリコ・フェリーニ「8 1/2」や三島由紀夫「鏡子の家:創作日記」みたいに、「芸術する芸術家(要するにこの俺様)」テーマに半フィクション拵えちゃうと、どんな「手厳しい」自己批判・自己嫌悪も、所詮、自己陶酔・自虐的感傷の垂れ流しになる。ましてや、新人賞後翌年にこんなもん書いちゃあねえ。

 数年・・十年になるか・・待ってはみたが、もう「電撃復活」ないと見限って、
 私的、飛鳥部勝則ベスト3(4)
     第一位:「殉教カテリナ車輪」
     第二位:「誰のための綾織」
     第三位:「ヴェロニカの鍵」
     同三位:「レオナルドの沈黙」

2025/7/13 追記。えぇ!復活? それは愉しみ(^^♪

No.4 4点 いけお
(2012/05/27 02:00登録)
構成が難しい。
特に視点が重要なポイントなので、複雑で夢中になれなかった。

No.3 3点 shinano
(2007/05/27 17:06登録)
大風呂敷を広げて収拾付かずにフェードアウトした感じ

No.2 7点 しゃん
(2002/09/12 17:20登録)
なんとも不可思議な味の作品。
作者本人をモデルにしたと思しき、人物の描写が面白い。
「推理小説の幽霊」という言葉に惹かれて読み初め、不思議さに首をかしげながら読み進んでいるうちに最後のページを読み終えていた。

No.1 2点 由良小三郎
(2002/05/03 13:23登録)
これは駄目だとおもいました。破綻しています。
地元の新進作家の本をだそうとしたのでしょうが、未完成、幼稚です。

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