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ミステリの祭典

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そして扉が閉ざされた

作家 岡嶋二人
出版日1987年12月
平均点7.14点
書評数69人

No.9 9点 kenichi
(2003/06/30 00:27登録)
フーダニット、その極致に挑戦してます。ラストの盛り上がり。大したもんだ。

No.8 6点 えむ
(2003/03/10 17:48登録)
閉鎖された空間。
そこに閉じ込められた4人の人物。
ミステリの犯人はそのなかにいる。

このようなクローズドサークルの作品では、
しばしば展開が読みやすいことがあり、
読者はしだいに興味を失うかもしれない。
しかし、本作はその弊が少ない作品といえよう。

No.7 10点 玉椿
(2003/02/12 06:07登録)
やっぱミステリー、されどミステリー。
こんなに面白い本があるんだ!と、当時思いました。
岡嶋作品で一番好きです。

No.6 9点 ギザじゅう
(2002/10/05 22:38登録)
たった4人の登場人物、そして核シェルターという限定された空間で、徐々に真相に近づいていくのがおもしろい。

犯人はこの4人の中にいるという設定を上手く使っている。 傑作。

No.5 6点 okuyama
(2002/10/01 12:39登録)
閉ざされた空間で延々と議論が続くのですが、緊張感が途切れることなく飽きずに読み進められました。筋立て、事実の明かし方、登場人物同士の微妙な恋愛関係も良かったです。

No.4 9点 元FLUGELSファン
(2002/09/20 09:30登録)
岡嶋先生の作品はあまり読んでいないのですが、おそらくこれを越える作品はないでしょうね。
非常に完成度が高いと思います。だって犯人自らが真相を知らないんだから読者にわかるはずがありません。
あれだけ限定された条件の中であれだけのどんでん返しを作ってしまうとは・・・2年くらい前に読んだ記憶がありますが、内容をはっきり覚えていることからもまさしく記憶に残る逸品。

No.3 8点 りのあ
(2002/08/01 09:47登録)
トリックは読んで数分でわかってしまったのですが、純粋に読み物として楽しめました。けっこう古い作品とは思えないくらいです。

No.2 8点 フレディ
(2002/05/13 17:28登録)
 犯人はこの中にいる!というよくある話を、脱出不能の核シェルターの中でやってのけた作者に脱帽。しかもたったの4人。わずかな手がかりと記憶を頼りに、徐々に真相に近づいていく過程にハラハラドキドキ。それにしても咲子はヤな女だ。

No.1 9点 テツロー
(2002/03/30 00:31登録)
 舞台は核シェルターで、登場人物は4人。死んだ仲間を入れても5人。これは、一幕物の舞台劇にちょうど良いんじゃないか。それで思い切って、役者には結末を教えずにアドリブで演じさせ、実際に真相を考えてもらうような趣向にしておけば、役者もびっくりするだろう。もっとも、その方法で演じきれる役者といえば、長瀬裕也(少年マガジン「ザ・スタア」の主人公)を措いて他にはおるまい。 最初読んだ時、妹と上記のようなバカネタで盛り上がった思い出があります。

 とにかくすごかった。登場人物が限定され、手がかりも限定され、それを、思考のみでこねくり回して論理的に解決に導いていく。ただ、勘違いがあったとはいえ、4人の内2人もが「実は真相を知っていた」のはどうかと思うのでマイナス1点ですが、それでもこれは、すごい作品です。

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