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ミステリの祭典

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生存者、一名

作家 歌野晶午
出版日2000年10月
平均点7.00点
書評数34人

No.14 7点 留吉
(2005/02/28 18:16登録)
・少人数のクローズド・サークル、サバイバル・サスペンスが短時間で手軽に楽しめ、コストパフォーマンスはサティスファクトリー
・新聞記事は笑える。この状況で「・・島での生存者は一名にとどまる・・」とか「○性一名を救出・・」などと報道するメディアがあるだろうか。
・タイミングが悪かったが、登場人物の一人の口調が、どうも「富豪刑事」の主人公とダブってしまった。
・結末は、全編を覆う厚い暗雲から、一筋の陽光が射し込む感じで悪くないだけに、(本作では)はっきり「白勝ち」にした方が良かったと思う。

No.13 6点 えりもみさき
(2004/12/16 16:10登録)
すべてが小振りで残念。作者としてはラスト一ページが書きたかったのだろうが、一発勝負的なミステリがそれほど好きじゃないので、、、

No.12 8点 トランタン
(2004/12/11 01:32登録)
 短い間だけども、とてもドキドキした時間を過ごせて楽しかったです。二人とも一回でできていいなあ。

No.11 6点 ギザじゅう
(2004/11/26 23:26登録)
『館という名の楽園で』同様に、中編という枠の中で上手くおさめている。
犯人はバレバレだが、その奥のトリックは上手い。勘のいい読者なら、そこに気づいてもおかしくないだけに難しいところ。個人的な好みから言えば、もう少しカルト宗教を強調してあるほうが良かったかも。

No.10 8点 Platonic Pimp
(2004/10/15 14:09登録)
ハラハラドキドキでした。この短さでここまで
凝縮した小説は少ない。本当に島に流されてしまったら
人間ああなるんだあろうなあって思った。

No.9 4点 パブロピカソ
(2004/08/14 02:12登録)
うーん…
どうなんでしょうかね。ページ数というものを考えればもっと評価すべきなのかもしれませんが、ただ冗長なだけと言われてもおかしくない作品だと思う。もう少しスパイスを効かせて400枚ほどの作品にしたらおもしろかったかもしれない。

No.8 2点 桜ノ宮
(2004/07/15 00:12登録)
特になにも感じず、ただストーリーが進み、そして終わった。。。。と言う感じでした。がっかり。

No.7 10点 SD
(2004/06/09 23:40登録)
基本的なストーリーは早めに読み取れるものの読後には思わずニヤッとさせられる。

No.6 10点 myk
(2004/04/22 00:58登録)
この分量でこの内容は秀逸。最後の一行を読んで読者はページをめくるが、そこに筆者の最後の罠が潜んでいた。

No.5 9点 風羅
(2003/07/23 15:31登録)
最後まで一気に読みきってしまいました。すごくひきつけられる文章でした!この一冊でファンになりました。読んでみるべきの作品です。

No.4 9点 MNU.Takakuwa
(2003/05/06 13:35登録)
中編という短いページ数では秀逸ではなかろうか。やはりタイトルとの関連性が素晴らしい。

No.3 6点 ao
(2003/04/25 21:02登録)
「最後の生存者=犯人」という図式をひっくり返す手腕は見事。伏線も丁寧に張られていて、プロットはよく練られていると思います。しかし、そのオチはちょっと微妙では・・・。

No.2 8点 じゃすう
(2003/03/12 02:00登録)
伏線がちょうどいい感じで散りばめられています。
最後の明かされない謎は、別に登場人物に感情移入していなかったためか、どっちでも良いやって感じで、読者の解釈に任せるのもアリかなと思いました。

No.1 9点 テツロー
(2002/03/29 01:27登録)
 犯人指摘の部分は、立派な本格だと思う。「2人しか生き残ってない段階で主人公じゃない方が犯人に決まっている」という評も読んだが、それは無視しても良い。「海中」という言葉一つから唯一可能な犯人を導き出すところの論理が、本格だと思うのである。作中では軽く扱われていて、何かもったいないと感じた。
 最後に生き残った人物、実は最初読み違えていて、善玉の方だとばかり思っていたが、善玉の方か悪玉の方か分からないようになってるんですねえ。素直に善玉にしときゃ後味も良いものを、少々もやもやが残ってしまった。

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