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26505. RE:RE:RE:『ナイルに死す』の書評を拝見しました   バード  2019/12/13 09:24  [雑談/足跡]  


tider-tiger 様, ことは 様


こんにちは。お返事ありがとうございます。


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まずtider-tigerさんへ

>★私自身は書評を書いていないのですが、バードさんの『さよならドビュッシー』の御書評は私の感想と非常に似ておりました。バードさんと同じくらいのところで私も真相に気付きました。序盤でネタが割れると、その作家が自分に合うか合わないかがすごくよくわかるんですよね。中山氏は合わないと感じました(最近になって評判の良い作品をあと2、3冊は読んでみようと考えを改めたのですが)。
>で、実は『ナイルに死す』もけっこう早めに仕掛けに気付いたんです。それでも『ナイルに死す』はとても面白かったのです。
>ちなみに最近の御書評からですと『ラッシュライフ』も同感でした。
>あと『本陣殺人事件』を書評する際、バードさんの御書評に勇気づけられた(自分と同じ意見だった)ことも合わせてお伝えしたいと思います。

このように言っていただけるとこちらも励みになります。
私の方も、tider-tigerさんの『星を継ぐもの』の御書評にある
「小説を書くにあたってやってはいけないことが10あるとしたら、この作者はそのうちの7つ8つは知っている」という一文に触発され、本書の話を仲間達とした際に
「この小説は、小説のルール違反を何個も犯しているが、それでも面白い」
と知ったかぶって話してしまいました(笑)。(勝手に引用してすみません。)


>> 同じ作家の作品を何本か読むと、こういう比較ができて面白いですね。
>★白状しますと、クリスティに関しては半分も読んではいない(三十冊くらい)ので、代表作などと述べるのは口幅ったい気もしております。
>※その作家の本をどのくらい読んでいるか書評に書くことがありますが、自慢とか卑下ではなくて、その方が書評を読んで下さる方に対してフェアだと思うからなんです。

すみません、こちらも白状すると、もっと少ないです(21~23冊の間かな?)。
あくまで、私の読んだ中から候補を挙げたにすぎないので、その分母を書くべきでした。

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ことはさんへ

はじめまして、バードと申します。


> >>個人的には『傑作、名作(優秀な作品)』『代表作(その作家の特徴をよく表している作品)』『有名作(一般認知度が高い)』という分け方をしております。
>まったくもって賛成です。
>それをふまえて、私も「ミステリの女王という表の顔を体現しているとは言い難い」という意見に賛成です。『名作』に区分します。

tider-tigerさんへの返信にも書きましたが、私の読んだクリスティ作品の中(21~23冊の間)から、『春にして君を離れ』を挙げたので、もっとふさわしい作品を見逃している可能性は高いです。
まあ、素人が危なっかしい発言をしてるなと思って、大目に見ていただけると助かります。


話題は変わりますが、ことはさんの『シャーロック・ホームズの冒険』の御書評で多様な切り口の評価があるから面白い、とフォロー(?)していただいて安堵した記憶があります。
ホームズと相性が良くなく、荒れた書評を書いてしまったので。本当はホームズも楽しみたいのですが。
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しばらくは本サイトにお世話になると思いますので、今後もよろしくお願いします。


バード


26504. 作品の追加   mediocrity  2019/12/13 05:43  [新作作家/作品の追加]  


J.S.フレッチャーの「In the Mayor's Parlour」を追加しました。


26503. 作品の追加   パメル  2019/12/13 00:55  [新作作家/作品の追加]  


奥田英朗の「罪の轍」を追加しました。


26502. 作品の追加   びーじぇー  2019/12/12 20:16  [新作作家/作品の追加]  


五十嵐貴久の「相棒」を追加しました。


26499. RE:RE:『ナイルに死す』の書評を拝見しました   ことは  2019/12/12 00:59  [雑談/足跡]  


会話に割り込まさせてください。「ことは」と申します。
『春にして君を離れ』はとても好きなので、言いたくなってしまいました。

 >>個人的には『傑作、名作(優秀な作品)』『代表作(その作家の特徴をよく表している作品)』『有名作(一般認知度が高い)』という分け方をしております。
まったくもって賛成です。
それをふまえて、私も「ミステリの女王という表の顔を体現しているとは言い難い」という意見に賛成です。『名作』に区分します。
昔々(クリスティー文庫ができる前)は、ハヤカワNV(ミステリ文庫でない)からでていたため「(隠れた)名作」と思っていましたが、最近は(鴻上尚史が引用して売れ行きが上がったりもしました)「(有名な)名作」になってきたと思って、ファンとしては嬉しい限りです。
(話はそれますが、鴻上尚史は好きで、学生時代から舞台をみにいっています。同じ本が好きなのも、ちょっと嬉しいです)
「※その作家の本をどのくらい読んでいるか書評に書くことがありますが、自慢とか卑下ではなくて、その方が書評を読んで下さる方に対してフェアだと思うからなんです」というのは、とても共感します。どういう人が書いた書評か、わかる情報があるのが「フェフ」だと賛同します。私もクリスティーは30冊くらいですけれど。
アクロイドについては、私はジュブナイルのホームズから、大人向けの文庫に移行した直後に読んだので、ネタバレなし/あの手のもの初体験でしたので、最高の体験でした(これはすこし自慢ですね……)


26498. 作品の編集   メルカトル  2019/12/11 22:41  [新作作家/作品の追加]  


浦賀和宏の「記号を喰う魔女」を編集しました。


26497. RE:『ナイルに死す』の書評を拝見しました   tider-tiger  2019/12/11 22:15  [雑談/足跡]  


バードさん、はじめまして。こんばんは。

> とても気にいった作品なので、有名作よりも好きという点で共感が得られて嬉しいです。
★私自身は書評を書いていないのですが、バードさんの『さよならドビュッシー』の御書評は私の感想と非常に似ておりました。バードさんと同じくらいのところで私も真相に気付きました。序盤でネタが割れると、その作家が自分に合うか合わないかがすごくよくわかるんですよね。中山氏は合わないと感じました(最近になって評判の良い作品をあと2、3冊は読んでみようと考えを改めたのですが)。
で、実は『ナイルに死す』もけっこう早めに仕掛けに気付いたんです。それでも『ナイルに死す』はとても面白かったのです。
ちなみに最近の御書評からですと『ラッシュライフ』も同感でした。
あと『本陣殺人事件』を書評する際、バードさんの御書評に勇気づけられた(自分と同じ意見だった)ことも合わせてお伝えしたいと思います。

>>個人的には『傑作、名作(優秀な作品)』『代表作(その作家の特徴をよく表している作品)』『有名作(一般認知度が高い)』という分け方をしております。
★『傑作』にして『代表作』にして『有名作』という三冠王もありますでしょうし、その作家の悪い特徴が前面に押し出された『代表駄作』なんてのもありうると思います。もちろん「代表作=名作、傑作」だとする御意見を否定するつもりはありません。

>『春にして君を離れ』~(区分でいうと『代表作(その作家の特徴をよく表している作品)』?)
★これは難しいです。クリスティの作家性はよく出ているけど、ミステリの女王という表の顔を体現しているとは言い難いのでどうなんでしょう。自分だったら『代表作』ではなく『名作』に区分するかなあ。
クリスティを相当に読み込んでいる方なら『代表作』と言い切るかもしれません。

> 同じ作家の作品を何本か読むと、こういう比較ができて面白いですね。
★白状しますと、クリスティに関しては半分も読んではいない(三十冊くらい)ので、代表作などと述べるのは口幅ったい気もしております。
※その作家の本をどのくらい読んでいるか書評に書くことがありますが、自慢とか卑下ではなくて、その方が書評を読んで下さる方に対してフェアだと思うからなんです。

>『アクロイド殺し』にはちょっと苦い思い出があるので避けてきたのですが、いい機会(?)なので、再読して書評を書く気になりました。
★ぜひぜひ。苦い思い出を語るもよしですよ。
> こういう流れで次に読む本が決まるのも、悪くないと思っています。
★実は次は『アクロイド』と思っていたのですが、掲示板で空さんと言葉を交わしていたら『ナイル』になってしまいました。

長くなってしまい申し訳ありません。
ではでは、失礼いたします。


26496. 作品の編集   人並由真  2019/12/11 12:44  [新作作家/作品の追加]  


ミッキー・スピレインの「俺の拳銃は素早い」を編集しました。


26495. 『ナイルに死す』の書評を拝見しました   バード  2019/12/11 11:36  [雑談/足跡]  


tider-tiger 様


こんにちは。普段は掲示板に書き込まない、シャイガイなバードです。
『ナイルに死す』の書評を拝見しました。
とても気にいった作品なので、有名作よりも好きという点で共感が得られて嬉しいです。


>個人的には『傑作、名作(優秀な作品)』『代表作(その作家の特徴をよく表している作品)』『有名作(一般認知度が高い)』という分け方をしております。

私の好みからは外れていますし、ミステリではないのかもしれないですが、個人的にクリスティの良さが出ていると思っているのは、『春にして君を離れ』です。(区分でいうと『代表作(その作家の特徴をよく表している作品)』?)
同じ作家の作品を何本か読むと、こういう比較ができて面白いですね。


最後に、単なる私事の報告ですが、この書評を見て、そういえば『アクロイド殺し』の書評を書いていないことを思い出しました。『アクロイド殺し』にはちょっと苦い思い出があるので避けてきたのですが、いい機会(?)なので、再読して書評を書く気になりました。
こういう流れで次に読む本が決まるのも、悪くないと思っています。


バード


26484. 作品の追加   HORNET  2019/12/10 20:04  [新作作家/作品の追加]  


スチュアート・タートンの「イヴリン嬢は7回殺される」を追加しました。


26483. 作品の編集     2019/12/10 20:03  [新作作家/作品の追加]  


コリン・デクスターの「森を抜ける道」を編集しました。


26482. 作家の追加   HORNET  2019/12/10 20:01  [新作作家/作品の追加]  


「スチュアート・タートン」を追加しました。


26479. RE:RE:RE:RE:RE:RE:RE:RE:硝煙反応まとめ   tider-tiger  2019/12/09 22:44  [雑談/足跡]  


空さん、こんばんは。

> いやあ。『雪は汚れていた』はいつ評を書こうかと迷ってはいたんですけど、あんなふうにしてみました。
偶然なわけはないと思っていましたが、やはりそうでしたか。真似してみたいけど、私の場合は1111本の書評を書き終えている頃には寿命が尽きていそうな気がします。王貞治のホームランの数より多いですからねえ。

> あれ、ホントにクリスティらしい作品ですね。
あの騙し方はいかにもって感じがします。自分は書評で少し触れた「省略」がひっかかって、それで気付きました。

>『雪~』評で、「シムノンらしい代表作とは言えないかもしれません。」と書いたのも、
空さんの代表作に対する考え方はminiさんや自分に近いのだなとは感じましたが、
>tider-taigerさんと同じく miniさんのご意見を基にしています。
とは思っておりませんでした。miniさんの御書評には個々の作品評価だけではなく、ミステリに対する考え方が多分に含まれていて、そういう部分も愉しく読ませていただいております。長らく書評がないので心配です。お元気ならよいのですが。

『雪は汚れていた』については、クリスティ再読さんが御書評で「文学的なシムノンの代表作」とされていました。クリスティさんは文学的な価値を重視して代表作であると仰っていて、空さんはシムノンの作品の中での位置を問題にしています。どちらの御意見ももちろん納得のいくものです。こういう際どい感覚というか、視点の違いも愉しませてもらっております。

今後もよろしくお願いいたします。では、失礼いたします。


26478. RE:返信   tider-tiger  2019/12/09 22:13  [雑談/足跡]  


雪さん、こんばんは。

> 「どちらが先か」は実際ほとんど気にしておりません。お構いなく意欲的にご書評下さい。
事後承諾になってしまいまいたが、ありがとうございます。

>自分はかなり乱雑な読書傾向の上、既に登録済みの作品もボーダーライン上というか、厳密にはミステリとは言い難いものも多いです。
自分もボーダーライン系がけっこう好きなので、個人的には歓迎です。自分はそういう作品を書評するときは、ミステリ要素がどこにあるのかについてできるだけ言及するようにしております。

>来年度は中里介山の大菩薩峠でもやろうかなーと思案中です。
雪さんの御書評は個々に見ると多様性があるのですが、投下の仕方にはある種の戦略性というか、企画性というか、そういったものを感じます。楽しみにしております。
では、失礼いたします。


26477. 作品の追加   YMY  2019/12/09 19:51  [新作作家/作品の追加]  


マーティン・クラークの「州検事」を追加しました。


26476. 作家の追加   YMY  2019/12/09 19:50  [新作作家/作品の追加]  


「マーティン・クラーク」を追加しました。


26473. RE:RE:RE:RE:RE:RE:硝煙反応まとめ   弾十六  2019/12/09 18:49  [雑談/足跡]  


> [ 空さんのコメント ]
> シムノンの話題をふっていただいて、恐縮です。

空さま おばんでした。

英語版を調査していただいてありがとうございました。
お陰ではっきりしたことがあります。
gunpowder would be found in the pores of his skin,
とpores(毛穴)が言及されてますので、自然な流れなら even if 以下は「手を洗ってたとしても…」じゃないかな?
シムノンは聞きかじった知識を披露しようとして勘違いを書いちゃった、というのが真相かも知れません。

実はparaffin test maigretでググると、メグレ・シリーズで更に一作がヒットしたのです。
『メグレと宝石泥棒』(1965) La Patience de Maigret (Alastair Hamilton訳ではMaigret Bides His Time、最近のペンギン版ではThe Patience of Maigret)
この中でメグレは
"Unless the murderer wore rubber gloves, his hands certainly carry minute traces of powder, which last for two or three days and which the paraffin test always reveals."
と言っています。(英語版p24、Hamilton訳)
全く正しいですね。(米国でも「72時間は有効」と出所不明のパラフィン・テスト・マニュアルに書いてありました…)
本作も60年代なので、フランスでは1959年のHarrison&Gilroy方式が新しい鑑識技術として広まり、オズワルドの件で熱が冷めたのでは?と今のところ受け止めています。
ただし、フランスや英国の文献が全然ヒットしないので、今後も探っていきたいな、と考えています…

ユスチノフ版『ナイルに死す』私も見てます。多分映画館に行ったような記憶が… でも全然内容を覚えてません。(再読してから見ようと思います… がいつになるかなあ。まだ『秘密組織』すら片付けられないのに…) ルネ・クレールの『そして誰もいなくなった』も映画館で観ました… (こっちは強烈に憶えています)


26472. 作品の追加   クリスティ再読  2019/12/09 13:03  [新作作家/作品の追加]  


朝山蜻一の「白昼艶夢」を追加しました。


26471. 作品の編集   蟷螂の斧  2019/12/09 10:27  [新作作家/作品の追加]  


アンソロジー(国内編集者)の「贈る物語 Mystery」を編集しました。


26470. RE:RE:RE:RE:RE:RE:RE:硝煙反応まとめ     2019/12/08 23:18  [雑談/足跡]  


tider-tigerさんへ

いやあ。『雪は汚れていた』はいつ評を書こうかと迷ってはいたんですけど、あんなふうにしてみました。

> 書評にも書きましたが、自分はminiさんの代表作に関する考え方に共鳴するところありまして、代表作というならクリスティは自分の知る限りでは『ナイルに死す』かなと思っています。

あれ、ホントにクリスティらしい作品ですね。お気づきかとも思いますが、『雪~』評で、「シムノンらしい代表作とは言えないかもしれません。」と書いたのも、tider-taigerさんと同じく miniさんのご意見を基にしています。

あ、『ナイルに死す』原作をまだお読みでない方、映画と違って原作にはパラフィン・テストなんて出てきませんので。




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