皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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  | viviさん | |
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| 平均点: 6.50点 | 書評数: 327件 | 
| No.11 | 5点 | ダブルダウン- 岡嶋二人 | 2009/01/06 01:56 | 
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| ちょっとあの場所で殺人を犯すのは強引ですけど、 そういう謎だから物語を最後まで引っ張っていけるんですよね。 そういう意味では、岡嶋氏の腕前によるところが大きい作品です。 トリックそのものを考えると、やっぱり地味な印象です。 犯人も、最初から怪しい気配がプンプンしてましたし(^^; でも、読後感が悪く無いので、それがいいですよね☆ | |||
| No.10 | 6点 | クリスマス・イヴ- 岡嶋二人 | 2008/12/12 01:51 | 
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| ホラーは好みじゃないはずだったのに、 いつの間にか本棚にあった作品(^^; タイトルからして、読むのは今しかない!と思い、読んでみました。 結論。 ホラーと言うほど、怖くはない。 「パラサイト・イブ」のほうがよっぽど怖いです。 でも、ストーリー展開の上手さは流石ですね。 主人公たちの行く末が気になってしまい、 夜明けまで読みふけってしまいました(^^; ありがちな殺人鬼ものでしたけど。 | |||
| No.9 | 6点 | どんなに上手に隠れても- 岡嶋二人 | 2008/11/11 00:30 | 
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| プロットや展開は非常に面白かったのですが、 今ひとつ、どの登場人物も印象に残りづらかったかな~と。 一番影が薄いのが、誘拐された女の子ですけど(^^; 真犯人は誰なのか、というより、 作中に展開する綱渡り気味の「計画」が、 いつ、どのようにして壊れるのかが妙味だったかもしれません。 しかし、相変わらずのストーリーテリングぶりです☆ | |||
| No.8 | 7点 | チョコレートゲーム- 岡嶋二人 | 2008/10/04 18:03 | 
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| 貫井徳郎氏の『天使の屍』を先に読んだのですが、 私はエンターテイメントとしてはこちらの作品の方が面白かったです。 こういう泥沼には、子供といえどハマっていきそうな世相ですもんね。 表紙がネタバレだと、私も激しく思いました(^^; まあ、伏線として比較的初期から文章中に潜んでいて、 読み取ろうと思えば、分かる内容ではありますが・・・ | |||
| No.7 | 5点 | 殺人!ザ・東京ドーム- 岡嶋二人 | 2008/08/25 18:58 | 
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| 野球好きからすると、非常に複雑な心境の物語でした。 でも、正体不明の無差別殺人者が出るという状況で、 果たしてこんなにも観客が入るものだろうか・・・?? 私だったら、行きません(苦笑) 主人公のキャラクターには何ら共感できませんし、 その殺人を利用しようとする輩もどうでもいいのですけど、 すべての事情が、最後にどの点に終結するのかに興味を引かれて、 一気に読みきってしまいましたが・・・ まあ、あんまり読み返そうとは思わない作品です。 | |||
| No.6 | 6点 | 開けっぱなしの密室- 岡嶋二人 | 2008/07/20 18:50 | 
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| 思わずニヤリとする作品ばかりで、 この手の短編集にしては、好作品ばかりだと思います。 トリックやプロットのひねりとしては甘いところもあるけれど、 登場人物の書き分けやシニカルな視点がたまりません。 「サイドシートに赤いリボン」が、そういう点では好きです。 | |||
| No.5 | 6点 | 七日間の身代金- 岡嶋二人 | 2008/06/07 03:17 | 
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| 誘拐ものかと思いきや、 途中から密室ものへと変化していき、 さいごの謎解きの場面までが結構ロジカルな展開だったのがいいです。 犯人は最初から分かっていても、 その犯行をどのように解き明かしていくかが主眼なのでOK。 探偵役の二人は、クリスティの『二人で探偵を』の、 トミーとタッペンスみたいなコンビで、 素人っぽくて好感が持てますね(^^) | |||
| No.4 | 8点 | あした天気にしておくれ- 岡嶋二人 | 2008/05/06 01:40 | 
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| 『焦茶色のパステル』よりは、競馬社会に突っ込んでる感じで、 専門性は強かったかもしれません。 しかし、その「競馬」という世界が舞台であることが、 見事に作品の必要性となっていて、ポイントが高いです。 誘拐もので、倒叙もので・・・という定型から、 一気にスライドしていくサスペンスは秀逸だし、 ラストの無力感もいい味を出していますね(^^) | |||
| No.3 | 6点 | 眠れぬ夜の殺人- 岡嶋二人 | 2008/02/10 01:23 | 
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| ものすごい派手な設定です。 警察にこんな強引な捜査組織があるわけないけど・・・ でも、あったら面白いかも!と思える作品でした。 事件のカラクリについては、 冒頭の事件と脅迫という時点で読者にはわかりますが、 それを解明していく過程を楽しむ作品なのでしょうね。 | |||
| No.2 | 6点 | 焦茶色のパステル- 岡嶋二人 | 2007/12/18 01:32 | 
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| かなり競馬の世界に入ってはいるけれど、 主人公の香苗が「素人」という設定で、競馬ファンでない人にも親切。 ただ、犯人当てには適さない作品かな~と思いました。 血統の遺伝子型とか、ちょっと手にあまる感じでしたし(^^; でも、続編の競馬シリーズも読んでみたいと思わせる作品でした。 | |||
| No.1 | 8点 | 99%の誘拐- 岡嶋二人 | 2007/08/31 00:13 | 
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| 面白かったですよ、正直に。 倒叙形式の作品ですが、犯人側に非常に肩入れして読むことで、 事件の進行にスリルを味わえました。 しかも、犯行の手口が全て明らかになっているわけではないため、 最後まで謎解きの要素があったのもポイント高かったです。 | |||