皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
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Tetchyさん |
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| 平均点: 6.73点 | 書評数: 1634件 |
| No.154 | 5点 | オンリィ・イエスタデイ- 志水辰夫 | 2008/01/12 18:47 |
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| なんか盛り上がりに欠けたなぁ。
山がなかったという感じ。 横文字のタイトルからしてシミタツじゃないという気もする。 |
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| No.153 | 7点 | 狼でもなく- 志水辰夫 | 2008/01/11 18:00 |
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| ぎりぎりに引き絞った矢が一気呵成に解き放たれるかのように終盤、怒涛のアクションシーンになだれ込むのが印象的。
しかもシミタツ節が物語を加速させる。 だけど犯人が解る手がかりがアンフェアのような・・・。 本を読んでいる限りでは解らんよ、あの手がかりは。 |
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| No.152 | 5点 | 七つの棺- 折原一 | 2008/01/10 18:14 |
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| 単行本刊行時は『五つの棺』でしたが文庫化に際して2つの短編が足されました。
個人的には「密室の王者」がよかったです。いや題名のしゃれがね。 「ディクスン・カーを読んだ男たち」は確か藤原宰太郎氏の推理クイズにそのまんま出てて、先にそっちを読んだ私は興をそがれてしまいました。 |
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| No.151 | 9点 | 散る花もあり- 志水辰夫 | 2008/01/08 17:59 |
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| ビシビシと胸に残るフレーズ、そして愚直なまでの男と女を書かせたら、抜群に巧いなぁ、シミタツは。
平成の現代に忘れられようとしている信義とか仁義がここにある。 しかし散った花は思いの外、大きかった。通常ならばこのタイトルは反語表現として使われ、その前には「咲く花もあれば」となるだろう。しかし、ここではあえて逆にしてこう云いたい。 「散る花もあり。やがて咲く花もあり。」 |
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| No.150 | 6点 | こっちは渤海- 志水辰夫 | 2008/01/07 18:31 |
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| 前作に続いて主人公の詐欺師ぶりがスケールアップ!
確かCIAとかKGBとか入り混じってのドタバタコンゲームが繰り広げられる、そんな内容だったように思う。 |
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| No.149 | 6点 | あっちが上海- 志水辰夫 | 2008/01/06 18:04 |
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| あのシミタツがこんなのも書くのか!?というのが率直な感想だった。
スラップスティックコメディで、しかも登場人物の名前にも一癖ある。 ハイスクール奇面組(古っ!知ってる人いるのか!?)のように、名前がどういう意味なのか考えるのも結構楽しかったりしました。 ・・・表紙は怖いけどね。 |
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| No.148 | 5点 | 背いて故郷- 志水辰夫 | 2008/01/04 19:10 |
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| 確か日本推理作家協会賞受賞作だったように思うが、初期の中で一番印象に残っていないのがこれ。
とにかく終始陰鬱な感じで物語が流れていく印象だけが残っている。 |
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| No.147 | 6点 | 裂けて海峡- 志水辰夫 | 2008/01/03 18:18 |
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| この作品からあのシミタツ節が出てきます。
最後の3行(だったよな?)、キザなんだけど、当時はメチャ惚れました! |
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| No.146 | 10点 | 飢えて狼- 志水辰夫 | 2007/12/29 18:50 |
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| デビュー作にしてこのクオリティ!!
特に択捉島への潜行場面は本当に手に汗握ってしまった。 あと、殺された相棒の父親と駅で別れるシーンが印象に残っている。 |
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| No.145 | 7点 | 帰りなん、いざ- 志水辰夫 | 2007/12/28 18:13 |
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| ストーリーはもう忘れたが、読後感がさわやかだったのを覚えている。 | |||
| No.144 | 9点 | 龍臥亭幻想- 島田荘司 | 2007/12/27 18:11 |
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| またもややってくれた島田荘司!と快哉を思わず挙げたくなる奇想の数々だ!
森孝魔王の存在はもう論理的には解明できないだろうと思っていたが、またも豪腕でねじ伏せてくれました! 真相は頷けない部分もあり、また奇妙な偶然も気になるが、やはり島田は本格ミステリの巨人だなぁ! |
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| No.143 | 7点 | 上高地の切り裂きジャック- 島田荘司 | 2007/12/22 18:06 |
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| 島田氏は本当にこの頃、冤罪事件にのめり込んでいたのだなぁ、というのが解る話。
しかし表題作は題名と内容がマッチしていないですね。 もう1つの「山手の幽霊」の方はかつての御手洗物の雰囲気があって好きな一編。 |
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| No.142 | 7点 | ネジ式ザゼツキー- 島田荘司 | 2007/12/21 17:56 |
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| 『眩暈』を髣髴させる悪夢のような手記が今回も論理的に明かされる!
とはいえ、ちょっと無理を感じたかなぁ。 最後の殺人事件の解明は無理が重なったような感じを受けたし。ちょっと残念。 |
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| No.141 | 7点 | 光る鶴- 島田荘司 | 2007/12/20 18:13 |
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| 表題作はまんま『秋好事件』を吉敷物にアレンジしたストーリー。この結末は『秋好事件』に対する島田氏の願望だろう。
「吉敷竹史、十八歳の肖像」はミステリではないが、またも吉敷が好きになった。 最後の「電車最中」は、よくこんなモチーフを探し出したなぁとひたすら感心。最後、ちょこっと泣かせるしね。 |
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| No.140 | 5点 | 高山殺人行1/2の女- 島田荘司 | 2007/12/18 19:00 |
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| 気軽に読める分、深みにかけますな。
真相はすぐに判ったし。 道中で遭うオートバイ乗りが、かなり活躍するのだが、これも島田氏のロマンティック志向ゆえか。 |
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| No.139 | 2点 | 消える上海レディ- 島田荘司 | 2007/12/15 18:52 |
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| 上海レディの正体にかなり無茶を感じた。
2時間サスペンスドラマみたいな陳腐な内容だった。 もしかして上海旅行を経費で落とすために書いたのでは?なんて勘ぐるほど、駄作。 |
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| No.138 | 5点 | 消える「水晶特急」- 島田荘司 | 2007/12/14 17:56 |
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| 今回のトリックは途中で判ったので、最後にいたるまでがじれったかったです。
でもやはりサービス精神溢れる島田氏の筆は読者を飽きさせません。 あと哀しいかな、本作のストーリーは携帯電話が普及した今、成り立たないのよね。 |
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| No.137 | 7点 | 天国からの銃弾- 島田荘司 | 2007/12/13 18:37 |
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| 『眩暈』の変調のような「ドアX」始め、佳作ぞろいの中編集。
「首都高速の亡霊」はタランティーノ映画を見ているかのように1つの事件について色んな関係者の立場から叙述するユニークな物語。 「天国からの銃弾」は最後に明かされる家族の秘密の暗さ(ちょっと納得いかない部分もあるが)。 読んで損はないよ。 |
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| No.136 | 9点 | 夏、19歳の肖像- 島田荘司 | 2007/12/12 18:11 |
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| ある男のひと夏の燃えるような恋の物語。
ストーリーはチープなんだけど、こういう感傷物に弱い私。 今の世の中では主人公はストーカー以外何者でもないんだけど。 |
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| No.135 | 2点 | 嘘でもいいから殺人事件- 島田荘司 | 2007/12/10 18:12 |
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| 単なるコレクターズアイテムだなぁ。
ギャグも寒かった・・・。 |
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