皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
ごんべさん |
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平均点: 6.73点 | 書評数: 49件 |
No.10 | 6点 | 鳥人計画- 東野圭吾 | 2003/10/26 18:57 |
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東野作品は非常に読み易く、楽しめる。 この物語の中のスキージャンプ界の肉体改造方法に関しては、これから先には現実化していくかもしれないが、あくまでもこのことは動機の解明のため狂言回しに過ぎないが、二転三転する事件の真相に関しては、ちょっと納得できない部分もある。 先に批評されている方と同じように真犯人には自首してほしかった。 |
No.9 | 5点 | 嘘をもうひとつだけ- 東野圭吾 | 2003/08/14 11:11 |
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確かにどの作品もずば抜けてるわけでもないけど… でも本格ミステリとは違って、ある意味ミステリ仕立ての人間の悲哀を描いたドラマだし、良いんではないでしょうか? コロンボシリーズの様に最初から犯人が解っているから(倒叙式ではないですが)、その駆け引きを楽しむ作品ですよね。 表題作の中の台詞で「嘘をひとつつくともうひとつつかなければならなくなってくる云々」というのは日常にも当てはまりますよね。思わず自分の生き方を反省してしまいましたよ。 「友の助言」は加賀刑事の違う面を何となく見れた気がしました。 |
No.8 | 7点 | どちらかが彼女を殺した- 東野圭吾 | 2003/07/18 18:13 |
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やはり解説を読まなければ、自分の解答に自信がなかったですね。 いや、今でも自信があるかといわれれば… だからYahoo!とかで「どちらかが彼女を殺した」とキーワード検索してみて、ネタバレサイトでさらに確認する始末。 こういう場合はきちんとした解答を欲しいと思うのは私だけ? |
No.7 | 7点 | 私が彼を殺した- 東野圭吾 | 2003/07/08 17:51 |
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ミステリ好きを自負していても、所詮はこんなもんなですよ。袋とじ解説の手引き(文庫本を読んだのですが)を読んで漸く犯人が判ったと言うか、確定できた(犯人確定の為の筋道をちゃんと立てられた)と言うか… ああ情けない。 構成としても容疑者たちの視点から描くと言うのは、それぞれの立場による言い分を楽しめたしね。 でもこう言う犯人当てで、確実な解答がないのって、読者的にはいくら手引きがあったとしてもかなりストレスがたまってしまうのじゃないのかな?その辺のケアを出版社や作者はどのように考えているんでしょうかね。 |
No.6 | 8点 | 悪意- 東野圭吾 | 2003/07/02 18:14 |
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単純に騙されましたよ。 騙され感も、別に悪くはなかったし… 章ごとの構成も当然騙しのテクニックであったわけで、小気味良かったですね。 |
No.5 | 7点 | むかし僕が死んだ家- 東野圭吾 | 2003/07/02 14:30 |
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作者的にはかなりの自信作であった様ですが、割りと淡々とした展開であったような感が否めません。 ただ、一幕モノなの(厳密には違いますが)で、舞台劇とか映像化とかが合うのかもしれませんね。 |
No.4 | 10点 | 白夜行- 東野圭吾 | 2003/07/02 14:28 |
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初めて読んだ東野作品(厳密にはパロディモノを少し読んで、拒否反応を示してしまって彼の作品には手をつけなかったのであるが)。 人に薦められて読んだのですが、これほど一気に読ませてくれるとは思いませんでした。寝るのが惜しいくらいでしたよ。 自分にとって出身地の関西が舞台であったというのも、理由の一つかもしれないけど、日本のノワールミステリの中でも秀逸なんじゃないかな? ただラストには救いがなかったなぁ。でもこの点数をあげたい。 |
No.3 | 10点 | 秘密- 東野圭吾 | 2003/07/02 14:22 |
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映画は未見。 だって、この原作を読んだら、配役だけでも「違う」って思うでしょ。 ラストの数十頁はマジで涙ボロボロ流しながら読みました(夜中だったし、多少飲んでいたし、もう歳だし…涙腺弱くなってます。)。 自分と主人公を重ね合わせた時に、「妻」にとって本当の幸せってなんなんだろうって考えてしまいましたね。 そうすると切なくなって…涙が… 変ですか? |
No.2 | 10点 | 天空の蜂- 東野圭吾 | 2003/07/02 14:17 |
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東野圭吾の作品を読んだのはこの作品が2作目。 全くの予備知識無しで読んだのであるが、はまってしまった。 アクション系クライムミステリとしてはなかなかだと感じた。 無機質な登場人物たちが逆に恐さを増す。 |
No.1 | 5点 | 学生街の殺人- 東野圭吾 | 2003/07/02 14:15 |
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学生時代のモラトリアムを引きずった主人公の生き方を多少は羨ましく感じながら読めた点では、この作品は青春モノなのかな?ミステリとしてはかなり薄味。いったん事件が解決したようであって、実は…なんて言うのも別に目新しくは無いけど(発表当時は斬新だったのかな?)、飽きさせない文体ですよね。 |