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弾十六さん
平均点: 6.13点 書評数: 459件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.29 5点 草は緑ではない- A・A・フェア 2022/09/10 12:49
クール&ラム第29話。1970年3月出版。HPBで読了。
シリーズ最終話ですが、特にそれを思わせる記述はありません。ガードナーの作家感がちょっと垣間見られるかも。一見単純な依頼がどんどん複雑な事件になるのはいつもの通り。メキシコ料理が美味しそう。最後はラム君が弁護士を上回る活躍を見せて幕。銃はS&W38口径1-7/8インチ銃身のリヴォルヴァー、ブルー着色、シリアル133347が登場。

No.28 5点 罠は餌をほしがる- A・A・フェア 2022/09/10 12:47
クール&ラム第28話。1967年3月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評をちょっと手直しした再録です。)
Happy Birthday, Donald! ラム君の誕生日は4月15日以降の数ヶ月以内?バーサの秘書兼速記者及びタイピストはホーテンスという名で、受付係は名前不明ですが、背が高くロマンチック・タイプ、29代後半、音楽的な笑い方。バーサが家でくつろぐ時はクラシック音楽(ベートーベン第6交響曲、シュトラウスのワルツ)を聴く趣味あり。この訳ではセラーズ部長刑事がラム君につけたあだ名Pint sizeは「寸足らず君」(最初からこのあだ名を使っていなかったようなのですが、いつから使い始めたのでしょう… ざっと検索した感じでは「笑ってくたばる奴」あたりかな?) テレスポッターという電子探偵道具がちょっと活躍。物語自体は特に後半がごたついた感じで解決もちょっと複雑、頭にすっきり入りませんでした。銃は38口径廻転式コルト拳銃が登場。
(2017年7月19日)

No.27 5点 未亡人は喪服を着る- A・A・フェア 2022/09/10 12:46
クール&ラム第27話。1966年5月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評をちょっと手直しした再録です。)
ユスリ屋との対決が終わり、バーサやセラーズ部長刑事とともに打ち上げ。ラム君の乾杯の音頭は「犯罪のために乾杯」罠にかかったラム君はバーサや警察の手から逃れつつ調査を進め、追い詰められながらも最後に事件を解決します。銃はクール&ラム事務所の備品、38口径スナブノーズ、ブルー仕上げの拳銃が登場。
(2017年7月17日)

No.26 5点 火中の栗- A・A・フェア 2022/09/10 12:46
クール&ラム第26話。1965年4月出版。HPBで読了。
犯罪すれすれと思われる微妙な依頼を単独で引き受けるラム君。いつものように筋は二転三転し、ラム君は窮地に…

No.25 6点 ぬれ手で粟- A・A・フェア 2020/06/28 03:54
クール&ラム第25話。1964年3月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評をちょっと手直しした再録です。)
保険会社からニセ被害者を暴く依頼、アリゾナの牧場でレジャーを楽しむラム君、ちゃんと馬に乗れる男です。持ち前の勤勉さで真相を突き止めます。筋はあまり複雑ではありませんが大胆な犯行にちょっとビックリ。
なお、編集部Nによるあとがきで、メイスン物への献辞日本人第一号 小片重男教授のいきさつが詳しく書かれています。
(2017年7月16日記載)

No.24 5点 釣りおとした大魚- A・A・フェア 2020/02/02 09:53
クール&ラム第24話。1963年4月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評をちょっと手直しした再録です。)
無言電話と脅迫状に怯える秘書のため24時間のボディガードを引き受けます。あまり複雑でない筋ですが、登場人物の動機がよくわからない行動が多い感じです。翻訳は「約束を与えたです。」「よくやったです。」など「です」がつくセリフがちょいちょい変でした。セラーズがラム君を呼ぶとき「小瓶さん」なんですよ… (原文Pint size)
(2017年7月16日記載)

No.23 5点 ものはためし- A・A・フェア 2020/02/02 09:48
クール&ラム第23話。1962年4月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評をちょっと手直しした再録です。)
顔が売れてきた、という事でラム君ご指名の危険な身代わりに高額な謝礼、どんどん深みにはまり罠に陥ります。セラーズ部長刑事にもひどい目にあわされますが、最後は検事補殺人事件を解決して幕。比較的単純な筋の小品です。銃は38口径のリボルバーが登場。
(2017年7月16日記載)

No.22 5点 悪銭は身につかない- A・A・フェア 2020/02/02 09:43
クール&ラム第22話。1961年11月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評をちょっと手直しした再録です。)
エルシーの新聞スクラップから物語は始まります。自動車事故の被害者を探す依頼。秘書はショーウィンドウの飾り。毎度のことながら女性たちにすぐ好かれるラム君、単純そうな事件が複雑にうねりだし、警察に監視されつつ事件を解決します。でも食い違いの件はいただけないですね…
(2017年7月15日記載)

No.21 5点 ひとり者はさびしい- A・A・フェア 2020/02/01 18:28
クール&ラム第21話。1961年3月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評をちょっと手直しした再録です。)
会社のスパイを探る依頼、ラム君は独身の有閑男に化けエルシーと豪華なディナーを楽しみます。電気仕掛けの探偵小物がいろいろ登場、自動車尾行用の発信機や壁越しに隣の様子を探る増幅マイクを使います。何故か会う女性にことごとく好かれるラム君、助けを借りて警察の追及を逃れ、真犯人を見つけ出します。銃は22口径オートマチックが登場。
(2017年7月15日記載)

No.20 5点 おめかけはやめられない- A・A・フェア 2020/01/31 00:20
クール&ラム第20話。1960年9月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評をちょっと手直しした再録です。)
セラーズ部長刑事にトラブル発生ですが、私立探偵の介入を断ります。ラム君は依頼人のために事件に首を突っ込み、エルシーとハネムーン。警察から虐められながらも、カンと推理と素早い行動で事件を解決。探偵趣味の簿記係が活躍します。カメラ店支配人は日本人タカハシ・キサラズ。クール&ラム事務所の事務員の名前がもう一人判明、受付係ドリス・フィッシャー。
(2017年7月15日記載)

No.19 6点 うまい汁- A・A・フェア 2020/01/29 00:22
クール&ラム第19話。1959年2月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評をちょっと手直しした再録です。)
依頼人は15歳の娘、ラム君は無料でエルクス所属の叔父さんの捜索を引き受けます。バーサが受けたお金になる依頼は行方不明の夫の捜索。偶然を信じないラム君 。二つの捜査が絡まりあい一本の筋になるのは作者の得意技です。警察と新聞記者を相手に危ない橋を渡るラム君、こんがらがった筋書きを見事な推理で解決、なのですが、犯人側から再構成すると、計画の意図がよくわかりません…
(2017年7月15日記載)

No.18 5点 カウント9- A・A・フェア 2020/01/27 21:40
クール&ラム第18話。1958年6月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評をちょっと手直しした再録です。)
C&R探偵事務所の女性職員はエルシー以外名無しでしたが、今回一人名前が判明、文書係エヴァ・エニス。でもバーサって、こーゆーセクシー系を雇うタイプとは思えないのですが... ラム君は写真屋から女性と仲良くなるコツを聞きます。密室っぽい設定と盗まれた東洋の秘宝探し。不自然な行動(襲われる直前のやつ)もありますが、起伏に富んだスピーディな展開で飽きさせません。解説では「本格物」要素が多いとありますが、いつものガードナー風味でした。
(2017年7月10日記載)

No.17 6点 スリップに気をつけて- A・A・フェア 2020/01/25 12:47
クール&ラム第17話。1957年10月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評をちょっと手直しした再録です。)
指関節を叩くイライラさせる依頼人。今回は変な人たちが沢山登場。サンフランシスコが主な舞台(SFが美人の街という噂って本当かなあ)なのでセラーズ部長刑事は出てきません。登場人物たちのめまぐるしい行動で混乱しますが、最後はすっきりとパズルのピースが嵌ります。
(2017年7月15日記載)

No.16 6点 笑ってくたばる奴もいる- A・A・フェア 2020/01/25 12:40
クール&ラム第16話。1957年3月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評をちょっと手直しした再録です。)
テキサス男が依頼人、めまぐるしい展開で休む間も無く進行するストーリー、相手をギャフンと言わせて終了。気持ちの良い幕切れです。ラム君はドイツ語が少しわかるらしい。セラーズ部長刑事が久しぶりに活躍。銃はほんのちょっとだけ38口径のピストルが出てきます。
(2017年7月8日記載)

No.15 5点 曲線美にご用心- A・A・フェア 2019/08/16 23:07
クール&ラム第15話。1956年11月出版。翻訳は1958年(「いやもうむちゃくちゃでごさいまするよ」のような流行語は後で読むと目立ちます)、一人称は「わたし」HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評の転載です。いずれ再読したらあらためて書きます。)
いつものように胡散臭い依頼から始まり、二転三転する筋立てです。今回は陪審裁判の法廷シーンが描かれますが、この解決では法律のプロが間抜け過ぎです… 銃は六連発の.38口径回転式コルト拳銃が登場。
(2017年7月8日記載)

No.14 7点 女は待たぬ- A・A・フェア 2019/08/16 23:00
クール&ラム第14話。1953年9月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評の転載です。いずれ再読したらあらためて書きます。)
舞台がハワイなので水着率の高いお話。ホノルルでバーサが変わってゆく姿が可笑しい。展開は相変わらず起伏に富んでおり、ある意味意外な解決ぶりでちょっと驚きました。日系人が二人登場、ミツイとコリオト、後者は柔道を使います。ラム君は以前習った格闘技をすっかり忘れてしまったようですね。銃は38口径のピストル(多分リボルバー)が登場、詳細不明です。
(2017年7月8日記載)

No.13 6点 嘘から出た死体- A・A・フェア 2019/08/16 22:55
クール&ラム第13話。1952年2月出版。HPBで読了。(なお、以下はAmazon書評の転載です。いずれ再読したらあらためて書きます。)
いつもの通り複雑な展開ですが、ラム君の閃きと幸運で解決なので、筋立てが大雑把な感じです。今回は主な舞台がサンフランシスコ、セラーズ部長刑事は登場しません。
銃は38口径の(多分)リボルバーと口径不明の自動拳銃が登場、いずれも詳細不明です。
(2017年7月5日記載)

No.12 5点 寝室には窓がある- A・A・フェア 2018/11/23 02:39
クール&ラム第12話。1949年1月出版。ハヤカワ文庫で読了。
ホテルのロビーでブロンドに出会うラム君。作者お気に入りの「犯罪に乾杯」(Here’s to crime)が出てきます。複雑な展開の物語ですが、登場人物の魅力が薄いです。バーサやセラーズ部長刑事も表面をなぞるような描写。銃は32口径の六連発のリボルバーが登場、詳細不明。
小実昌さんのグチだらけの訳者あとがき(翻訳の日本語について)が面白いです。

No.11 5点 馬鹿者は金曜日に死ぬ- A・A・フェア 2018/11/18 08:16
クール&ラム第11話。1947年9月出版。HPBで読了。
井上訳ではラム君の一人称は「私」です。 お金に目が眩んで依頼を受けるバーサ。ラム君は作戦をひねり出し、セラーズ部長刑事は礼儀正しく帽子を脱ぎます。複雑な筋立ては相変わらず、解決も一筋縄ではありません。こんがらがって胃もたれする感じ。

No.10 5点 カラスは数をかぞえない- A・A・フェア 2018/11/17 06:33
クール&ラム第10話。1946年4月出版。HPBで読了。
ラム君は「旅行」から戻った、と訳されてますが、原文はit's so good to have you back in the office で「旅行」は関係ありません。コミさんは自分が訳した「猫」の「ヨーロッパ旅行」を思い浮かべたのでしょう。
セラーズは部長刑事から警部に昇進、殺人課から異動しご無沙汰だった様子。バーサに惚れており、自分は40歳だからバーサと釣り合うと自薦します。(バーサの歳が35から40の間って…)
いつものように複雑な筋立て。コロンビアに飛んで手がかりを得るラム君、最後は自分のオフィスを持ちエルシーを個人秘書にします。
銃は22口径の自動拳銃が登場、詳細不明。訳者あとがきでは登場人物の年齢や設定が作品によって結構違っていることを書いています。

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弾十六さん
ひとこと
気になるトリヴィア中心です。ネタバレ大嫌いなので粗筋すらなるべく書かないようにしています。
採点基準は「趣好が似てる人に薦めるとしたら」で
10 殿堂入り(好きすぎて採点不能)
9 読まずに死ぬ...
好きな作家
ディクスン カー(カーター ディクスン)、E.S. ガードナー、アンソニー バーク...
採点傾向
平均点: 6.13点   採点数: 459件
採点の多い作家(TOP10)
E・S・ガードナー(95)
A・A・フェア(29)
ジョン・ディクスン・カー(27)
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アガサ・クリスティー(18)
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