皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
ボナンザさん |
|
---|---|
平均点: 5.25点 | 書評数: 1594件 |
No.594 | 5点 | テニスコートの謎- ジョン・ディクスン・カー | 2016/07/24 13:00 |
---|---|---|---|
カーの狙いはトリックというよりは犯人の意外性だと思うが、今読むとあれが犯人でもそれほど意外には感じないのが難点。 |
No.593 | 4点 | 死者の輪舞- 泡坂妻夫 | 2016/07/18 19:54 |
---|---|---|---|
泡坂の作品にしては細部が甘い。
一気に読む分にはそれなりに楽しめたが初期の傑作には遠く及ばない。 |
No.592 | 8点 | 薔薇の名前- ウンベルト・エーコ | 2016/07/10 12:27 |
---|---|---|---|
古い僧院を舞台に繰り広げられる連続殺人という王道でありながら、外してくる展開。我が国の三大奇書のごときアンチミステリの最高峰の一つ。 |
No.591 | 5点 | 離れた家―山沢晴雄傑作集- 山沢晴雄 | 2016/06/17 20:45 |
---|---|---|---|
読み手の側にも相当の労力が求められる。
アイディア自体はやや同一傾向。 |
No.590 | 7点 | 最上階の殺人- アントニイ・バークリー | 2016/06/05 15:00 |
---|---|---|---|
バークリーらしく斜め上の傑作。
シェリンガムの妄想もいつも通りで楽しい。 |
No.589 | 5点 | 死の命題- 門前典之 | 2016/05/28 18:28 |
---|---|---|---|
翼ある闇のような馬鹿ミスであるが、全体を覆う真相がそこまででもないのが少し残念。 |
No.588 | 5点 | 楽しい悪夢- ロバート・ブロック | 2016/05/22 17:07 |
---|---|---|---|
ブロックの代表的な短編集。
残虐味の強いブラックな作風が印象的。 |
No.587 | 5点 | 天狗 大坪砂男全集2- 大坪砂男 | 2016/05/14 16:56 |
---|---|---|---|
他の作品も悪くはないが、やはり「天狗」はずば抜けている。
時代編も中々興味深いが、この全集に入れる必要はあったのか・・・。 |
No.586 | 5点 | 炎のなかの絵- ジョン・コリア | 2016/05/05 21:19 |
---|---|---|---|
皮肉やブラックユーモアの凝った短編集。
ストーリーはどれもありがちだが、飽きさせない。 |
No.585 | 6点 | 迷蝶の島- 泡坂妻夫 | 2016/04/30 00:50 |
---|---|---|---|
極めて単純なトリックで最上の効果を上げている極めて優れた例。 |
No.584 | 7点 | アデスタを吹く冷たい風- トマス・フラナガン | 2016/04/26 21:49 |
---|---|---|---|
文庫化されたので読んでみたが、これは確かに傑作揃いである。
早川にはこの調子で高値がついている傑作群を復刊して欲しい。 |
No.583 | 7点 | 皆殺しパーティ- 天藤真 | 2016/04/23 10:01 |
---|---|---|---|
スリリングでユーモラスな傑作。
最後のオチはある程度予測出来るが、それが問題にならないほど面白い。 |
No.582 | 7点 | 血染めのエッグ・コージイ事件- ジェームズ・アンダースン | 2016/04/17 00:22 |
---|---|---|---|
期待を上回る傑作。
どたばたしたユーモラスな展開が上手く本格趣味に結びついている。 |
No.581 | 5点 | 扉は閉ざされたまま- 石持浅海 | 2016/04/02 23:18 |
---|---|---|---|
一部に作り物臭さや突っ込み所はあるが、妙なリアリティのある佳作ではあると思う。 |
No.580 | 5点 | 誰がロビンズ一家を殺したか?- トマス・チャステイン | 2016/03/27 20:34 |
---|---|---|---|
かなり難易度の高い犯人当てクイズ。
解決編を載せたものを出版すべき。 |
No.579 | 5点 | 阿寒湖殺人事件- 中町信 | 2016/03/26 01:05 |
---|---|---|---|
佳作。中町お得意の展開がうまくいっている。 |
No.578 | 7点 | 第三の銃弾<完全版>- カーター・ディクスン | 2016/03/13 15:37 |
---|---|---|---|
完全版で読了。
アシモフが作中で語らせていたように技巧的なイメージはあるが、それを考慮しても流石全盛期というべき良作である。 |
No.577 | 4点 | 月の扉- 石持浅海 | 2016/03/05 11:38 |
---|---|---|---|
世評ほど評価はできなかった。
ラストの展開も投げやり。 |
No.576 | 5点 | 三人の名探偵のための事件- レオ・ブルース | 2016/02/28 20:36 |
---|---|---|---|
結末は予想できるが、そこに至るまでの積み重ねは文句なし。 |
No.575 | 7点 | 殺しへの招待- 天藤真 | 2016/02/20 15:46 |
---|---|---|---|
天藤作品の中でも上位の出来。
二転三転するプロットと読みやすい文体がいい。 |