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ボナンザさん
平均点: 5.25点 書評数: 1592件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.912 6点 三本の緑の小壜- D・M・ディヴァイン 2019/12/05 20:10
流石ディヴァインとうなる展開。明かされると単純ながら飽きさせずに最後まで読ませるのがうまい。

No.911 9点 下り”はつかり”―鮎川哲也短編傑作集〈2〉- 鮎川哲也 2019/12/02 20:58
五つの時計に比べて本格からは外れた作品も多いが、鮎川の芸風の広さに驚かされる一冊だと思う。
達也が嗤うと赤い密室は我が国の本格好きなら必読と言っても過言ではないでしょう。
地虫は鮎川の作風からミステリ要素を除くとこうなるという異色作。
絵のない絵本とか他殺にしてくれはユーモラスで楽しい。
碑文谷事件と誰の屍体かは通好みながらおそろしく緻密に作られた名作だと思います。
こっちも必読!

No.910 9点 五つの時計―鮎川哲也短編傑作集〈1〉- 鮎川哲也 2019/12/02 20:52
おそろしく高水準な短編集。
鬼貫ものとしては表題作の五つの時計もそうだが、早春に死す、愛に朽ちなんも味わい深くて素晴らしい。
星影ものもハイレベルなものが選ばれており、白い密室、薔薇荘殺人事件は鮎川の遊び心満載の超傑作。
必読。

No.909 5点 邪魅の雫- 京極夏彦 2019/12/01 09:56
長さの割に内容が薄いと思う。前作では榎津が最初からいたのに役に立たなかったのに対し、今作では最後まで出てこないせいで止められなかったというのは皮肉。

No.908 6点 逃げる幻- ヘレン・マクロイ 2019/11/28 23:05
単純な仕掛けでもこれだけ読ませて感銘を与えるのはすごいことだと思う。

No.907 5点 贖罪の奏鳴曲- 中山七里 2019/11/26 21:26
最後の展開は中々よかったが御子柴の過去と現在の動機が大してつながらないのが残念。
カバー裏のあらすじは結構読む人が読めばハハんとなると思う。

No.906 5点 鉄の枷- ミネット・ウォルターズ 2019/11/23 11:55
相変わらず濃密な田舎の人間関係をしっかり描いた作品。次から次への暴かれていくどこまでも人間臭い醜悪さは見事。

No.905 4点 ペルシャ猫の謎- 有栖川有栖 2019/11/19 22:56
ミステリというよりはこのコンビの日常(?)といった内容。

No.904 5点 ひよこはなぜ道を渡る- エリザベス・フェラーズ 2019/11/17 22:38
トビーの暴走具合がひどいためイライラさせられるが、そこも含めて楽しむべきなんでしょうね。

No.903 5点 人格転移の殺人- 西澤保彦 2019/11/16 22:18
西澤らしく面白い試み。ただ、意外な結末にするにはそれしかないか、と読めてしまったのがやや残念。

No.902 6点 謎のクィン氏- アガサ・クリスティー 2019/11/14 20:39
クリスティらしい人間の機微を上手に描写した良作集。

No.901 4点 消える上海レディ- 島田荘司 2019/11/11 22:26
流石にこれで長編一つは今どき厳しい。

No.900 5点 ひとりで歩く女- ヘレン・マクロイ 2019/11/09 09:21
サスペンス要素と本格要素がうまい具合に当てはまっている。
とはいえ読み慣れた人なら中盤で真相を見抜くとは思う。

No.899 5点 貴族探偵対女探偵- 麻耶雄嵩 2019/11/06 21:50
多重解決という点にこだわったせいかややインパクトに欠けるものもあるが、某作での叙述は結構強烈。
愛香の師匠ってksrzかと思ってたけどドラマだと違うらしいですね。

No.898 5点 女彫刻家- ミネット・ウォルターズ 2019/11/04 09:56
本筋はまずまず。蛇の形の時も思ったが、真相を暴く過程で周辺住民のゴシップが次々明らかになったり、主人公の面倒くさい過去が明らかになったりするのはウォルターズの趣味なんでしょうね。

No.897 6点 踊り子の死- ジル・マゴーン 2019/11/01 22:43
恋愛描写がほとんど本筋に関係ない以外は良作。

No.896 5点 幻獣遁走曲 猫丸先輩のアルバイト探偵ノート- 倉知淳 2019/10/29 22:55
地味な話が多いが、ユーモアにあふれている。真相はけっこう無理やり感が強いが。

No.895 5点 暗い宿- 有栖川有栖 2019/10/27 23:25
本格度合いは相変わらず薄めで、このコンビの活躍を楽しむ短編集。どの作品も暗めのオチが印象的。

No.894 5点 オックスフォード連続殺人- ギジェルモ・マルティネス 2019/10/25 23:23
蘊蓄が浮いている感じは否めないが、全体的には及第点だと思う。

No.893 3点 なくし物をお探しの方は二番線へ 鉄道員・夏目壮太の奮闘- 二宮敦人 2019/10/23 22:44
まあ、前作を読んだ人しか読まないでしょうが、前作の延長線です。登場人物の心情も薄っぺらい感じ。

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ボナンザさん
ひとこと
好きな作家
クイーン、カー、鮎川、高木、土屋
採点傾向
平均点: 5.25点   採点数: 1592件
採点の多い作家(TOP10)
島田荘司(48)
鮎川哲也(42)
アガサ・クリスティー(41)
江戸川乱歩(40)
西尾維新(39)
西澤保彦(35)
エラリイ・クイーン(34)
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有栖川有栖(33)
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