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蟷螂の斧さん
平均点: 6.09点 書評数: 1660件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.8 5点 被告A- 折原一 2012/05/28 15:26
<復旧再登録>本作(2003)は、東野圭吾氏(1990)道尾秀介氏(2008)の作品と同様のプロットでしたが、若干物足りなさがありました。スピード感・緊迫感がやや欠けていたと思います。といっても結局、騙されましたけれど・・・。

No.7 7点 沈黙の教室- 折原一 2012/05/28 15:20
<復旧再登録>長編ですがサスペンス色が強く一気読みができました。物語の展開、テンポも良かったと思います。叙述トリックに期待し過ぎたのでしょうか、ラストについては、あまり驚きはありませんでしたが、全体では良く練られた作品だと感じました。

No.6 6点 逃亡者- 折原一 2012/04/29 18:53
謎のインタビュー(誰がインタビューしているのか?、時はいつなのか?時効が成立した後、または逃走中?)が合間に入り、面白く拝読。これが大きな伏線になっていたのですが見破れませんでした。叙述がなくても可のストーリーで、逃亡劇のニアミスシーンでは、昔の「逃亡者」(テレビではデビット・ジャンセン、映画ではハリソン・フォード)のようでハラハラ、主人公に感情移入してしまいました。(笑)

No.5 10点 冤罪者- 折原一 2012/04/13 11:48
長編ですが一気に読み終えました。よく練られたプロットに驚嘆、エピローグでは久しぶりに鳥肌がたってしまいました。倒錯シリーズ3冊と追悼者を読んできましたが、本作が今のところ最高です。高評価のものは後でがかりすることが多いのですが、本作は評価が6点台だったので、よい拾いものをした気分です。

No.4 7点 倒錯の帰結- 折原一 2012/04/11 17:41
「首吊り島」の密室トリックは斬新で拍手(思いもよりませんでした)。「監禁者」は「倒錯の死角」の舞台に戻ったようで楽しめました。この作品は二つではなく一つの物語であるので、どちらがどうこうということはなく、通してこの評価にします。また、作者の本音~叙述に関する悩みや密室が好きである等~もわかり好感が持てました。

No.3 8点 追悼者- 折原一 2012/03/04 20:28
他のサイトでは「まあまあ」の評価が多い。一読ではそのように思うかもしれないと私自身も思いました。しかし、ページをパラパラと戻してみれば、かなりの仕掛けがあることがわかります。ミスリードに次ぐミスリードのオンパレードでかなり凝っている作品です。主題にかかるミスリードも二重となっており、伏線はバッチリあるのですが、犯人はまず解らないのではないでしょうか?。主人公(男)のライターが眩暈を起こすのだから読者も当然でしょう(笑)。女性ライターにも謎があり、ラストのニュース記事にも余韻があります。マスコミを風刺する作品でもあるように感じました。

No.2 7点 倒錯の死角−201号室の女−- 折原一 2012/03/03 08:35
折原ワールドに引き込まれ、面白く拝読。それぞれの登場人物の狂気がうまく描かれていると思います。結末に至る手段に若干無理があるのではと感じましたが、よく考えてみればそれ自体が本当の狂気であったので納得してしまいました。

No.1 6点 倒錯のロンド- 折原一 2012/02/09 15:00
折原作品は初めてです。最初から叙述物とわかりながら読んでも楽しめました。題名と物語がうまくマッチしていていると感心しました。

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蟷螂の斧さん
ひとこと
ミステリーは、作家中心では読んでおらず、話題作や、ネットでのお勧め作品を読んでいます。(2013.6追加~本サイトを非常に参考とさせてもらっています。現在は、読後、類似なトリック・モチーフの作品を探した...
好きな作家
ミステリー以外で「石川達三」、短編で「阿刀田高」、思想家で「荘子」
採点傾向
平均点: 6.09点   採点数: 1660件
採点の多い作家(TOP10)
アガサ・クリスティー(53)
折原一(48)
中山七里(34)
松本清張(27)
アンソロジー(国内編集者)(22)
東野圭吾(20)
西村京太郎(20)
島田荘司(20)
歌野晶午(20)
綾辻行人(18)