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蟷螂の斧さん
平均点: 6.09点 書評数: 1626件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.13 6点 ねじれた家- アガサ・クリスティー 2013/05/20 19:53
(クリスティの自薦10の一冊)相続がらみで、面白い展開だったのですが、やはり某有名作を思い出してしまい、高評価はつけ難いと言ったところです。

No.12 8点 ゼロ時間へ- アガサ・クリスティー 2013/05/17 16:26
(クリスティの自薦10の一冊)完全犯罪を計画(倒叙ではなく、犯人は伏せられています)、成功かと思われるが・・・。名探偵の登場で、証拠を積み上げて犯人を暴きだすといった趣向ではないところが、本作のミソ(ユーモア?)ではないでしょうか。自殺し損ねた男がいい味で利いていました。ミスディレクションや伏線がちりばめられており楽しめました。動機も理解でき、納得です。

No.11 5点 予告殺人- アガサ・クリスティー 2013/05/10 16:15
(クリスティの自薦10の一冊)動機、プロットは良く考えられていますが、テンポ、展開がイマイチという感じがしました。最初の事件のみで、一話押し通した方が面白かったような気がします。つまり、最初の事件のトリックが途中で、マープルによってほのめかされてしまい、謎解き(ハウダニット・フーダニット)の面白味が半減してしまったということです。

No.10 8点 白昼の悪魔- アガサ・クリスティー 2013/04/24 19:52
クリスティ作品は、余計な薀蓄や描写がないので、非常に読みやすいと思います。日本クリスティ・ファンクラブ員のベスト10(1982年)とのことで拝読、楽しめました。メイントリックの最初の発案者(作品)は誰(何)なのだろうか?・・・。

No.9 7点 ABC殺人事件- アガサ・クリスティー 2013/04/09 17:05
(東西ミステリーベスト62位<1985年版ではランク外>)①ミッシング・リンク②犯人の隠匿方法をうまく利用していると思います。①②それぞれ単独では、先駆的作品があるようですが、本作品が有名になり過ぎていますね。①について、既読で面白いものがなかったので、あまり興味を持たなかったのですが、本作は楽しめました。

No.8 8点 ナイルに死す- アガサ・クリスティー 2012/09/11 15:23
この物語の展開であれば、○○が犯人であろうと予想しながら読みましたが、最後までトリックは見破ることはできませんでした。長編ではありますが、登場人物はそれぞれ個性があり、飽きずに楽しく読むことができました。海外ものは、姓で呼んだり名で呼んだりするので、名前が覚えきれないのが難点です。

No.7 7点 五匹の子豚- アガサ・クリスティー 2012/09/07 18:16
夫を毒殺した罪で捕らえられ、獄中で亡くなった妻。その行動(毒を盗んだ)、言動、動機などにより、どうしても妻が犯人としか考えられない。そして当事者5人の証言は、いずれも食い違いがない。しかし、その証言を繋ぎ合わせていくと、ひとつの絵が浮かび上がってくるというもの。解説にある「ダリのだまし絵のように」は言い得て妙です。妻の毒を盗んだ動機が、死亡しているため不明のままなのが残念です。

No.6 5点 スタイルズ荘の怪事件- アガサ・クリスティー 2012/08/30 11:00
前書き「スタイルズ荘の怪事件」によせては”ネタばれしている”ので先に読まない方が良いと思います。読後(意外な犯人)の印象はだいぶ違ってくると思いますので、前書きがない方がよかったのでは?とつくづく思う次第です。犯人の狙い(仕掛け)は非常に面白いもの(高評価)でしたが、ひとつ好みでない点(私的に大きな減点対象)があり、この評価となりました。ポアロの目的が犯人逮捕以外にもあったりして凝っています。これがデビュー作とは思えませんでしたね。

No.5 8点 検察側の証人- アガサ・クリスティー 2012/08/01 19:25
1925年の作品を戯曲としたものらしいので、その時代を考慮すれば、法廷での細かい点はスルーしても良いと思います。非常によくできた短編(中編?)であると思います。この作品をモチーフにした作品を何点か読んでいるので、本筋(落ち)はなんとなく予想はできましたが、結末でのどんでん返しは、予想外で素直に参りましたと言いたいです。

No.4 5点 杉の柩- アガサ・クリスティー 2012/02/05 19:13
心理描写を中心とした作品で、面白いとは思いましたが、殺害に至る動機が全く理解できませんでした。(動機は一応説明はされてはいますが相続権が全く不明で、果たして動機となりえるのか?)

No.3 10点 アクロイド殺し- アガサ・クリスティー 2012/01/27 16:24
(再読)今では本作をアンフェアという人はいないと思っていたら、この書評を読んで、何人かいらっしゃるのでびっくりしました。歴史的観点(万人が認めているという意味)から、独創的なアイデアは秀逸であると思います。犯人を覚えていたにもかかわらず、大変面白く、最後まで一気に読むことができました。さすがクリスティーとの感をあらためて強くしました。

No.2 10点 オリエント急行の殺人- アガサ・クリスティー 2011/08/19 11:02
なんだかんだ言ってもアイデアが素晴らしいの一言です。

No.1 10点 そして誰もいなくなった- アガサ・クリスティー 2011/08/19 10:58
私には、この作品を超えるものがまだ出てきておりません。学生当時、海外ミステリーをかなり読みましたが、現在、覚えているのは、本作品と「オリエント急行の殺人」だけです。「Xの悲劇」や「Yの悲劇」は内容すら忘れています。やはり、発想の大胆さや素晴らしさが特筆ものなのでしょうか。

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蟷螂の斧さん
ひとこと
ミステリーは、作家中心では読んでおらず、話題作や、ネットでのお勧め作品を読んでいます。(2013.6追加~本サイトを非常に参考とさせてもらっています。現在は、読後、類似なトリック・モチーフの作品を探した...
好きな作家
ミステリー以外で「石川達三」、短編で「阿刀田高」、思想家で「荘子」
採点傾向
平均点: 6.09点   採点数: 1626件
採点の多い作家(TOP10)
アガサ・クリスティー(53)
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