皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
まさむねさん |
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平均点: 5.86点 | 書評数: 1194件 |
No.37 | 4点 | タカイ×タカイ- 森博嗣 | 2019/04/28 14:38 |
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Xシリーズ第三弾。
うーん、「実はこういう仕掛けがあったんです」って後出しで言われてなぁ。意味なく奇想天外感を出さないでほしいなぁ。また、それが謎の全てではないにしても、他の真相もちょっと平板過ぎるのですよねぇ。積極的な評価はしにくいなぁ。 それと、個人的には、萌絵譲が何か邪魔。 |
No.36 | 5点 | キラレ×キラレ- 森博嗣 | 2019/03/28 23:17 |
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Xシリーズ第二弾。
私立探偵の調査の過程は、軽快な進行具合もあってそれなりに楽しかったのですが、真相としては平板で、多少の肩透かし感を抱いたことも事実。 あれ?前作「イナイ×イナイ」でも似たような感想を抱いたような…。まぁ、次作も読んでしまうような気もするので、結論としては嫌いではない、ということになるのでしょうが。 |
No.35 | 5点 | イナイ×イナイ- 森博嗣 | 2019/03/13 21:01 |
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Xシリーズ第一弾。森作品はとりあえず出版順に読んだ方が安全(?)のような気がするので、Gシリーズを(惰性的に、そして遅々と)読み進めている段階とは言え、新シリーズにも手を出してみた次第です。
謎自体は、シンプルであるからこその魅力がありました。軽快な進行具合もあって、終盤まで期待は持続したのですが、真相は何とも平板で、「ありがち」というのが率直な感想ですね。多少の肩透かし感も残ります。 とはいえ、次作も読んでみようかな、という気にはさせられたので、まぁ楽しめたとは言えるのかな。 |
No.34 | 3点 | ηなのに夢のよう- 森博嗣 | 2018/08/26 22:53 |
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うーん、「F」以来読み続けて来た読者にとっては、コレはコレでいいのかもしれないけれども、もはやミステリーとは言えないのではないか?そして、正直、ファンに甘え過ぎなのではないか?
ちなみに、私は、萌絵嬢はもとより、犀川も紅子も四季も好きになれないタイプなのに、何故にこのシリーズを読み進めているのだろうかと、今さらながら悩みだしています。 |
No.33 | 3点 | λに歯がない- 森博嗣 | 2018/08/04 21:56 |
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密室の研究所内で、四人の銃殺死体が発見された。殺された四人とも、死後に歯を抜かれていた…。
謎自体は興味深いのです。でも、解決編は尻すぼみで、もの凄くがっかり。あまり語りたくないほどに残念。うーん、ちょっと評価できないなぁ。 |
No.32 | 6点 | レタス・フライ- 森博嗣 | 2018/07/17 23:31 |
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文庫版で読了。10の短編・掌編で構成されています。うち、収録作品の中では長めの2短編の感想を。
「ラジオの似合う夜」は、それ単体でも読めるのですが、Vシリーズを読まれてからの方が「ああ、あの方ですね」という付加価値があって、より楽しめると思います。 「刀之津診療所の怪」も同様に、それ単体でも読めます。で、登場人物からして、こっちはGシリーズを読んでからなのでしょうね…と思わせておきながら、実はVシリーズとの関係が重要だったりするパターン。いや、正確にはVシリーズというよりも、これまで発表されてきた短編集の中の1編が重要なのかも。でもコレって、個人的には終盤1ページで「ん?何だっけ。記憶にあるような、ないような…」と気になり、最終的には他の方のブログで判明できたもの。確かに判明した後は「!」となりましたが、普通はソコまでは把握していないのではないかなぁ。真に楽しめるのは、コアな森ファン限定のような気がします。 他の短編&掌編は、如何にも作者らしい作品で、人によって好き嫌いが大きく分かれると思いますが、個人的には積極的な評価は控えたいかな。ちなみに、最終話の「ライ麦畑で増幅して」は、私が未読の作品(Xシリーズ?)と関連がありそうなのだけれども、現時点ではよく分からなかったですね。 |
No.31 | 6点 | εに誓って- 森博嗣 | 2018/06/16 18:29 |
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Gシリーズ4作目。今回は、どのシリーズでも作者が1度は仕掛けてくる、あっち系でございました。ストレスなく読み進められたし、個人的には好印象。ミステリーの中身としては、これまで読んだ4作品の中で最も整っていたような気がします。 |
No.30 | 5点 | τになるまで待って- 森博嗣 | 2017/11/12 18:37 |
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「手品」のトリックは判りやすかったですねぇ。これ、その場にいたら絶対に気付くと思うのですよねぇ。でも、これを捨てネタにして、「事件」の真相に一捻り加えるお考えなのね…と期待していたら、あらら、犀川センセ登場であっさり解決しちゃいましたねぇ。うーん、そうなのね。
とはいえ、読みやすかったこと、さらに、もう暫くこのシリーズを読み進めたくなったことも事実なので、この採点にします。 |
No.29 | 6点 | θは遊んでくれたよ- 森博嗣 | 2017/09/30 19:38 |
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Gシリーズ第二弾。
シンプルな設定なのだけれども、むしろそれが心地よかった(=丁度よかった)かな。キャラも結構イイ感じです。まだこのシリーズは2作品しか読んでいないのですが(つまり順番通り読んでいるということですが)、S&MシリーズやVシリーズよりも気楽に楽しめそうなので、今後も気が向いたときに読み進めてみようかな。 |
No.28 | 5点 | Φは壊れたね- 森博嗣 | 2017/09/05 23:00 |
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Gシリーズ第一作ですね。
西之園萌絵や国枝センセ等のレギュラーメンバー(?)が登場するという安心感に加え、新メンバーの面々も個性的でありましたので、「このシリーズも一定読み進めてみようか」とは思わせられました。と、いう全体的な雰囲気に加え、本書の謎自体もなかなかに魅力的でしたので、終盤までの期待感は相当に高まったわけでございます。 しかし、最終的なミステリとしての印象としては、相当な肩透かし感&消化不良感を抱いたなぁ…と。これ、芯の部分はギリギリ短編レベルではないのかな…と。まぁ、終盤前まで楽しめたのは事実だし、きっと近いうちに続編にも手を出したくなるであろうから、この辺りの採点にしようかな…と。 |
No.27 | 7点 | 四季- 森博嗣 | 2017/08/27 18:58 |
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【夏~冬の書評】
「春」のみを読んで投稿してから約1年。「春」読了の時点では、幼少期の真賀田四季押しに、多少引き気味になり、すぐに続編「夏」を手にする気にならなかったワタクシでございました。それがなぜか、約1年を経て読んでみたくなった次第。間もなく夏が終わるからでしょうか。 で、「夏」は、真賀田四季が13~14歳の設定。ミステリ要素云々は措きつつ、「すべてがFになる」の作品世界の懐かしさもあって、多少テンションは上がりました。 このテンションのまま「秋」へ。真に楽しむためには、S&MシリーズとVシリーズを読破しておくことが必須です。なお、数年前にネタバレサイトで図らずも真相を知ってしまっていたワタクシとしては、読中に絶妙な悔しさを体験しました。嗚呼、勿論自分が悪いのだけれども、純粋な気持ちで読みたかった。 最後の「冬」。これはもう、半分は哲学書ではないのか。ちょっとついて行けない感じも受けたかな。 全編を通じて、ミステリと称していいものか、やや迷うところではあるのですが、20作品以上を費やした壮大なミステリと捉えられないこともないし(いや、無理があるか?)、いやはや、作者はどの時点でどこまで構想していたのかと気にせざるを得ないスケール感に敬意を評してこの採点としましょう。(完全に森ファン限定の作品であって、普遍性は無いけれどもね。) |
No.26 | 5点 | 四季 春- 森博嗣 | 2016/09/29 20:21 |
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幼少期の真賀田四季が描かれております。タイトルからして想像がつきますが、四季押しがスゴイ。こんな5歳児いるか?…等々、もはやSFと分類したいくらいで、個人的には結構引き気味でしたね。ミステリとしての味付けはあるけれども、S&Mシリーズ及びVシリーズの読者限定の作品と言ってもいいんじゃないかな。作者の作品世界への嗜好度によって、評価は大きく変わりそうです。 |
No.25 | 5点 | 赤緑黒白- 森博嗣 | 2014/09/08 22:05 |
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Vシリーズの最終作品。
この作品単体で読んだとしたら,何とも中途半端な印象を受けると思います。フーの捻りも分かり易いし,動機も常人には理解不能。 一方で,S&Mシリーズを含めた森ワールド全体を見渡せば,極めて重要な「仕掛け」のヒントが,この作品のラストに示されています。(実は,自分の解釈が間違っていないかネタバレサイトで確認し,なるほど更にこんな仕掛けもあったのか…と改めて驚いたりしたのですが。) もはや単体のみでは真に楽しめないワールドを構築していて,ソレが良いことなのか否か…自分でもちょっとよく分からなくなっています。次の四季シリーズに手を付けるかどうか,しばらく悩むことになりそうです。 |
No.24 | 5点 | 朽ちる散る落ちる- 森博嗣 | 2014/08/03 23:39 |
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このシリーズも9作目。「空前の地下密室と前代未聞の宇宙密室」なのだそうです。
地下密室は,まぁこの作者らしいのかもしれませんが,宇宙密室はどうかなぁ?あっちの国まで巻き込んじゃっているという意味で,確かにスケールはデカいけれども…。それと,読んでいて何か疲れちゃったなぁ…。 ちなみに,短編も含めて,このシリーズは発売順に読んだ方が確実に楽しめますね。 |
No.23 | 5点 | 捩れ屋敷の利鈍- 森博嗣 | 2014/07/11 23:08 |
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密室トリック自体は,まぁ,そんなところか…といった印象。「保呂草VS萌絵」の部分の方が楽しめたかな。
なお,この作品最大の(と私は思う)謎がエピローグで登場しますが,この答は,「四季・秋」を読まねば正式には分からないようです。四季シリーズが未読であるのに,気になってネタバレサイトを覗いてしまった私は,損をしたのか,実を得たのか…。 |
No.22 | 5点 | 六人の超音波科学者- 森博嗣 | 2014/06/23 23:40 |
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今回の主人公は,瀬在丸紅子(と祖父江七夏)。小鳥遊クンと紫子さんのキャラも活きてはいますが,保呂草の印象は薄いですねぇ(煙草をよく吸っていた印象はあるけけど)。
ネタとしては,極めて典型的なモノで,インパクトとしては弱いですかね。祖父江さんについては,今回は何とも損な役回りで可哀想ではあるけれども,「ソコは気付こうよ」と思わずにはいられませんね。って,それでは小説自体が成り立たないか…。 |
No.21 | 4点 | 今夜はパラシュート博物館へ- 森博嗣 | 2014/03/29 09:55 |
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作者の第3短編集。
第2短編集「地球儀のスライス」は個人的に好印象だったのですが,正直,こちらの短編集はそれほどでもないなぁ。 というのも,既存キャラに頼りすぎた展開が多すぎる。ファンとしては「へぇー」的な話題も確かにあるのだけれども,それだけではねぇ。 |
No.20 | 6点 | 地球儀のスライス- 森博嗣 | 2014/02/15 21:49 |
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森氏の第2短編集です。
詩的な作品から馴染みのシリーズキャラが登場する作品まで,それなりにバラエティに富んだ作品集と言えましょう。どうもしっくりこなかった短編も無い訳ではないのですが,全体的には十分に楽しめました。前短編集よりも好印象。 特に良かったのは, 「小鳥の恩返し」,「片方のピアス」,S&Mシリーズの2作品(「石塔の屋根飾り」,「マン島の蒸気鉄道」)あたりか。 それと,「僕に似た人」は,読後“そのこと”に全く気付かず,次の「石塔の屋根飾り」の読中に「もしや?」となりました(最終的にはネタバレサイトで確認…)。こういう作品も悪くないですね。 |
No.19 | 5点 | 恋恋蓮歩の演習- 森博嗣 | 2014/01/05 23:04 |
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Vシリーズに「慣れている」読者にとって,真相の一部は結構分かりやすい(少なくとも,その可能性には行き当たる)ような気がします。
その一方で,このシリーズは順番に読まないと面白味が半減する可能性もある訳で…何とも難儀なシリーズですなぁ。 まぁ,楽しめなかった訳ではないのでこの採点としますが,正直「豪華客船」感はあまり感じなかったなぁ。何かもったいないような気もします。 |
No.18 | 6点 | 魔剣天翔- 森博嗣 | 2013/12/23 23:43 |
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「アクロバット飛行中における銃殺」という謎が魅力的ですし,サスペンス的な側面もイイ感じで,当初の想定以上に楽しめました。
トリックは,よくよく考えれば分かり易いのかもしれませんが…,あまり考えずにサクサク読み進めてしまったなぁ…。ちょっと悔しい。 |