皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
あるびれおさん |
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平均点: 6.39点 | 書評数: 124件 |
No.13 | 6点 | 追想五断章- 米澤穂信 | 2009/11/09 23:58 |
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残された5つのリドルストーリーとそれとは切り離された1行の結末という仕立てから、物語全体の構造は、確かに早い段階で察しがつきました。それを気づかれてなお読書に引きずり込むだけのパワーがあったら良かったのになあ、と感じます。 |
No.12 | 6点 | 秋期限定栗きんとん事件- 米澤穂信 | 2009/06/13 04:52 |
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あからさま過ぎる「レシート」とか、これまでの小山内さんを知っているからきっとそういうことなんだろうな、と思って読んでいたので、驚きはあんまりなかったかな。でも、最後の「動機」は、ホントにそうなのかな?あまりに小山内さんらし過ぎて、逆に納得できない。 |
No.11 | 7点 | 儚い羊たちの祝宴- 米澤穂信 | 2009/06/13 04:45 |
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帯の惹句は不要だったと思う。かえってそれを意識させないほうが、読者を身構えさせることがなかったから、より成功したと思う。すなわち、身構えさせるならもっとインパクトが必要なのだろう。いや、全体通して、面白く読んだのですが... |
No.10 | 5点 | インシテミル- 米澤穂信 | 2009/06/13 04:42 |
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あまりに「新本格」の器そのもので勝負してきたので少し面喰らった。面白かったけれど、でも、その意味では某作家の「蛍」の方が上かな。この器はなぜ存在したのか、その謎が解かれないことが残念だった。 |
No.9 | 5点 | ボトルネック- 米澤穂信 | 2009/06/13 04:39 |
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何かが足りない。物足りない。こういう結末は嫌いじゃないけど、そこに至るまでの過程に納得がいかないのかもしれない。 |
No.8 | 7点 | 夏期限定トロピカルパフェ事件- 米澤穂信 | 2009/06/13 04:38 |
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内容とキャラクタと語り口、もしかしたら、絶妙のアンバランスなのかもしれないな、と、シリーズ2作目にして感じました。それにしても、彼らはホントに小市民を目指すつもりがあるのでしょうか?気になります。 |
No.7 | 6点 | 春期限定いちごタルト事件- 米澤穂信 | 2009/06/13 04:36 |
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「おいしいココアの作り方」が良かったのでこの点数。それがなければもうちょっと辛いかな。古典部よりも入り込みにくかったのはなぜだろう。 |
No.6 | 7点 | 犬はどこだ- 米澤穂信 | 2009/06/13 04:34 |
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探偵と助手の「行き違い」の連続に、報告・連絡・相談の重要性を再確認させられました(笑)ラストはなんというか、ハードボイルドしてますね。 |
No.5 | 9点 | 遠まわりする雛- 米澤穂信 | 2009/06/13 04:31 |
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本格モノが好きな者としては、「心あたりの...」が一番満足できるものだったけれど、このシリーズは高校生を描いた青春モノの色合いが濃いので、その点では表題作「遠まわりする雛」が秀逸だと思う。北村薫の円紫師匠と私のシリーズが「朝霧」を最後にしたように、このシリーズ、「遠まわりする雛」で終わらせても良いのでは。ラストシーンがとてもきれいなので、先を読みたいような読みたくないような... |
No.4 | 8点 | クドリャフカの順番- 米澤穂信 | 2009/06/13 04:26 |
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刊行された順番にこのシリーズを読んできて良かった。前の二作があるから、この文化祭(カンヤ祭)もすんなりと入っていけた。文化祭にパワーを注ぎ込んだ自分の高校時代ともオーバーラップして、少々点は甘めになった。 |
No.3 | 7点 | 愚者のエンドロール- 米澤穂信 | 2009/06/13 04:23 |
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いろんな可能性をこねくり回していく作品は好きなので、この作品も“好み”である。惜しむらくは、論理の飛躍の方向と距離が「素晴らしい!」とまではいかなかったことか。 |
No.2 | 6点 | 氷菓- 米澤穂信 | 2009/06/13 04:21 |
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「さよなら妖精」が極めて良かったので遡って読んでみた。たぶん、この作者の文体とか世界観とかが自分と合っているのだろう。すなおに楽しく読めた。 |
No.1 | 9点 | さよなら妖精- 米澤穂信 | 2009/06/13 04:17 |
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描かれている高校生の雰囲気に、なんとなくですが、恩田陸さんの「夜のピクニック」などと共通するにおいを感じました。切ない物語なのに、とても居心地のいい読書をさせてもらいました。 |