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測量ボ-イさん
平均点: 6.26点 書評数: 626件

プロフィール高評価と近い人書評おすすめ

No.566 5点 札幌駅殺人事件- 西村京太郎 2021/07/26 21:01
おなじみのトラベルミステリー。
サスペンス性はまずまずも、真相の深みがややもの足りないか?
本作品、既にどなたかが書評しているだろうと思って、図書館で
手に取りましたが、未登録なんですね。やや意外。

No.565 6点 検事の本懐- 柚月裕子 2021/07/20 20:47
本来なら起訴が難しいであろう案件を、主役の検事が独自に真相を
暴く(あるいは起訴に持ち込む)、そんな短編集です。
内容は水準ですが、この骨太な作品を女性の作家が書いた、という
意外性が一番印象に残ります。

採点は5点(基礎点)+1点(この意外性を好感)

No.564 5点 花の鎖- 湊かなえ 2021/06/26 13:24
ミステリ的なオチもきちんとありますし、水準以上に作品ではあります。
ただ内容的には、女性向きの作品でしょうか。
女性が読むと、もっといろいろ共感できそう。

(ここからネタばれ)
3人の女性が登場し、その関係が最後に明かされます。
登場人物が多いので、人物表がないのが不満だったのですが、なるほど
この真相だから、あえて書かなかった?

No.563 4点 阿蘇黒川温泉殺人事件- 梓林太郎 2021/06/05 09:45
真相・犯人の意外性がないし、動機もいまひとつ「?」なところが。
総合的にはやや物足りなさがあります。

No.562 4点 ボトルネック- 米澤穂信 2021/05/22 09:42
これは何だかSF小説のようですね。
あるいは金沢ご当地ミステリ-?
内容は盛り上がりに欠けて、いまひとつでしょうか。

No.561 7点 ブルーローズは眠らない- 市川憂人 2021/05/03 18:05
本格度が高く、読後満足感が高い作品。
伏線がうまく回収できているのも良いですね。

不満点を挙げれば、
・登場人物一覧がない(構成上、あえてそうした?)
・事実の時系列表のようなものがない
以上がないので、話し内容をつかみにくかったです。

採点は8点(基礎点)-1点(このわかりにくさ)

No.560 5点 高原のフーダニット- 有栖川有栖 2021/04/18 13:26
表題作より、「オノコロ島・・」の方が印象に残りました。
既視感があまりないトリックです。

No.559 5点 死者はよみがえる- ジョン・ディクスン・カー 2021/03/28 12:30
巨匠カ-の作品を久々に拝読。
この作品、世間ではバカミスの位置づけにされてますね。
もし小生がミステリを読み始めて間もない時期なら、「
なんだこれは!」を本を投げているかも。
しかし、ミステリの関するいろんな経験をして、カ-と
いう作家がどういう人なのかを知ってこの作品を読めば
・・・まあこれもありかな 笑

新訳版で読みましたが、やっぱり読みづらいかな?

No.558 4点 先生、大事なものが盗まれました- 北山猛邦 2021/03/07 12:13
アイデアは買いますが、内容はやや退屈。

No.557 5点 京都 紅葉寺の殺人- 柏木圭一郎 2021/02/20 13:39
この作者は、初めてです(多分)
作風はU田氏、いや、Y村氏風かな?
なんとなくは楽しめましたが、真相やトリックに捻りがたりないか?
真犯人たまにしか当たらないこの小生が、序盤で犯人の目星がつき、
中盤過ぎのヒントで確信に至ったので・・・
まあ小生の場合、「犯人がすぐ分かった」=「低評価」する人間では
ないので、それはまあ良いのですが。

採点は4点or5点ですが、読みやすかったので後者で。

No.556 4点 びわ湖環状線に死す- 西村京太郎 2021/02/11 09:56
本格度の高い作品を読んだ次に、こういうゆるめのものも良いか・・
という感じで手に取りましたが、真相や犯人の意外性が弱く、
また唐突に話しが終わってしまうので、満足度は低め。

No.555 9点 東海道新幹線殺人事件- 葵瞬一郎 2021/01/31 09:21
いや、これは満足満足。小生の嗜好ほぼど真ん中の良作です。
謎の設定がわかりやすく、且つ魅力的。
無駄な記述もほとんどなく、解決までスッキリです。
謎解きも図解入りでわかりやすいですしね。
(こういう話しを文章だけで説明する作家さんがいて、本当
理解できなくて困ることが多い)

こんな作品そうそう出会えないので、おそらく今年読む作品
ではピカ一でしょう。次回作も期待。

No.554 5点 三度目ならばABC- 岡嶋二人 2021/01/29 13:30
今年初投稿です。
ある程度の出来不出来はありますが、総合的にはまずまず。
好みの感じは、「電話だけが・・」と「十番館の殺人」。
後者のタイトルは、このサイトの方なら某作品を連想する
かと思いますが、こちらの方が出版先ですよね(多分)。

No.553 5点 長い長い殺人- 宮部みゆき 2020/12/16 21:19
アイデアは買うんですけどね。
内容はこの頁数でこのラストはちょっと・・・
好みの感じではありませんでした。
頁数の割に長く感じたのも減点対象かな?

No.552 8点 田沢湖殺人事件- 中町信 2020/11/06 20:45
一見2時間サスペンスドラマ(U田Y夫氏作?)風の
タイトルながら、中身は本格度強し。おおいに楽しめ
ました。
個人的にはあの名作「模倣の殺意」に勝るとも劣らな
い評価です。


(ここからネタばれ)
密室・アリバイ・電話トリックと盛りだくさん。
密室は錯覚を利用したものですが、やや微妙。リアリ
ティ重視の人には、納得しないかも。
アリバイは鮎哲ばりの時刻表トリックですが、慣れた
人なら路線図みただけでピンと来るかな?(僕はそう
でした)
電話は公衆電話を用いたトリックですが、これは平成
生まれの人には推理が難しい?(僕は昭和生まれなの
で大丈夫ですが)

No.551 4点 追憶のカシュガル- 島田荘司 2020/10/31 07:24
予測はしましたが、ただの読み物でした。
ミステリ-性はほぼゼロです。

No.550 7点 轢き逃げ- 佐野洋 2020/10/16 19:18
存在は30年以上前から知っている作品で、今回ようやく拝読。
(なぜもっと早く読まないんだ?)
この作品も、あらすじ読んで読んでみよう・・・という気になり
ますよね。

さて肝心の中身ですが、やはり構成の妙に目が行きます。
(具体的なところは他の評者さまとかぶるので省略)
犯人の意外性もまずまずで、発覚する過程がいかにも女性目線
ですようね(ネタばれすみません)。

でも全体的には良作です。
1970年の作品。小生にはあまり古さを感じませんが、平成
生まれの方にはやはり古臭いか?

No.549 5点 見習い天使- 佐野洋 2020/10/16 19:13
文庫でわずか10頁程度の短編集で、人間界の愛憎劇を
天使の目線?で描いた作品。
どれも粒よりですが、印象に残ったのは「モデルガン
殺人事件」かな?
ですがこの短編、鮎哲さんの某短編にプロットが似て
いるんですよね。

ともあれ、作者の真骨頂は長編よりもむしろ短編なの
でしょうか?

No.548 4点 坊ちゃん殺人事件- 内田康夫 2020/09/25 20:01
題名と、松山が舞台なだけあって、そう、漱石の「坊ちゃん」
を意識した作品です。
登場人物も「坊ちゃん」そのままの人もいるみたいですが、
僕は「坊ちゃん」を読んでいないのでわからない 泣

肝心のミステリとしても薄味ですね。毒殺トリックもありき
たりだったし・・・
まあ量産作家の作品だから、こんなものなのかな。

No.547 6点 クスノキの番人- 東野圭吾 2020/09/11 19:04
当代一の人気作家の作品。
この作者の作品を読むときは、カミさんからの回し読み・・・
というパタ-ンが多いです 笑
人気作家は、あまり読まないんで

さて肝心の内容ですが、これは心あたたまるヒュ-マンスト-
リ-ですね。クセもなく、万人に勧めできるタイプでしょう。
採点は6点or7点 で悩みますが、やはり小生が思う本格ミ
ステリではないので、前者で。

(ネタバレ)
この作品のミステリ的要素は、千舟さんが実は〇〇〇だった、
というところでしょうか?一応伏線あるとはいえ、これは見抜
けるかどうか・・



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測量ボ-イさん
ひとこと
このサイトを知ってから2年くらい経ちますが、
ようやく自分で書評を書いてみようという気になりました。どうぞ宜しくお願いいたします。
好きな作家
島田荘司(初期作品は殆ど読んだ)、鮎川哲也(氏の長編22作はコンプリ-ト)、有栖川...
採点傾向
平均点: 6.26点   採点数: 626件
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