皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
測量ボ-イさん |
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平均点: 6.26点 | 書評数: 626件 |
No.606 | 6点 | 寝台特急<北陸>の殺人- 草川隆 | 2023/10/31 21:41 |
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謎の設定がシンプルでわかりやすく、解決もスッキリ感があり、
まずまずの水準作。 死体の首を切る理由もちゃんと存在してるのも好感。 まあ犯人はちょっとありきたりですけど。 |
No.605 | 6点 | クラスルーム- 折原一 | 2023/10/08 10:12 |
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折原氏らしい作品ですね。
今度は、そう来ましたか… |
No.604 | 6点 | 七福神殺人事件- 高木彬光 | 2023/09/13 20:32 |
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久々に氏の作品を拝読。
確かにプロットは某海外有名作品と同じですし、 このサイトでの評価も高くありません。 けれども神津恭介効果もあり、小生の評価はま ずまずです。 某著名作家の探偵のように、変に神格化・超人 化していないところを好感。 採点は 5点+1点(神津恭介効果) |
No.603 | 5点 | ネジ式ザゼツキー- 島田荘司 | 2023/08/24 21:38 |
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島荘先生の未読作品の一つ。2003年発表なので
初期作品とはいえないですね。 うん、これはファンタジー?なんとも評価が難しい。 この頃の氏の作品は、大風呂敷広げて強引に回収と、 御手洗の超人的推理は楽しめます。 ただ真相に偶然が絡むのを嫌う方にはあまりお勧め できません。 |
No.602 | 5点 | 独眼竜政宗秘話殺人事件- 木谷恭介 | 2023/07/16 15:48 |
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謎解き部分はあまり印象に残らず、平凡な感じです。
青葉城に天守閣がない(廃藩置県で取り壊したのではなく、 そもそもない)というのは、意外なトリビアでした。 |
No.601 | 7点 | 立待岬の鷗が見ていた- 平石貴樹 | 2023/06/25 21:15 |
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まさむねさんとほぼ同意見で、地味ながら良い作品。
第一の殺人のトリックは、平凡ながら凝っています。 鮎哲さんの作品にもありそう。 不満点あるとすれば、第二の殺人で現場見取り図かなく わかりにくいところか? 実は筆者はつい2ケ月ほど前に旅行で函館を訪れ、その ときの記憶をたどることもできて楽しい読書でした。 <追記> 前の書評でキリ番600。500から600まで5年もかかっ てます。1000の大台はまだ遠いです。 |
No.600 | 5点 | 学ばない探偵たちの学園- 東川篤哉 | 2023/06/10 17:09 |
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軽いタッチの割には中身はそれなりに本格。
密室トリックや犯人特定のロジックもまあ水準と いったところでしょう。 (ネタバレ) ワンバウンドしたって、そんなにうまくいくのかな? |
No.599 | 8点 | 方舟- 夕木春央 | 2023/05/21 17:10 |
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このサイト、及び世間の高評価を見て拝読。
たしかに、これは・・・ですね。 有栖川氏を彷彿させる犯人限定のロジックに、 やはりこの作品の真骨頂は、最後のどんでん返し でしょうね。 幅広いミステリ好きにおすすめできる一編。 |
No.598 | 4点 | 女王様と私- 歌野晶午 | 2023/05/01 13:43 |
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たしかに、これは賛否両論わかれるプロットでしようね。
バカミス?・・・たしかにそうかも。 |
No.597 | 7点 | さらわれたい女- 歌野晶午 | 2023/04/07 19:51 |
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これは秀作です。
導入部から話しに入りやすく、サスペンス性も十分。 伏線の張り方がうまく、最後はスッキリと騙されます。 (う-ん、そうきましたか!) ありきたりの誘拐ものではないのも好感です。 |
No.596 | 6点 | カケラ- 湊かなえ | 2023/03/25 17:24 |
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氏の最新作、そしてあまり本を読まない娘からの回し読みです。
登場人物が結構多く、また章ごとに語り手も変わるので、状況 把握に骨が折れます。 女性同士の人間関係がテ-マで、氏の作品に似た作風のがあり ます(作品名失念)。 評価は水準作ですが、女性向けの作品ではあります。 |
No.595 | 8点 | 誘拐者- 折原一 | 2023/03/07 21:22 |
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叙述トリックの名手である氏の意欲作であり、力作です。
単なるありきたりの誘拐ものとは異なる趣向があります。 章によって時制が変わったり語り手が変わったりでいろんな 人物や事実が錯綜し、読者を混乱させます。 そしてスッキリと騙されます 笑 そこが良いところでもあり、人によっては向かないかも。 筆者の場合も、話しの最後に事実が時系列で書いた表があっ たので把握できましたが、これがなかったらいまだにわかっ てなかったかもです。 難点は他の方も指摘のように、ちょっと無駄に人が殺されて る感がありますが、敢えて減点にはしませんでした。 |
No.594 | 6点 | 死神の戯れ- ピーター・ラヴゼイ | 2023/02/14 20:28 |
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英ミステリ界巨匠の作品を初拝読。
「偽のデュ-警部」が地元図書館になく、まずはここから 読みました。 内容は牧師の犯罪を描く倒叙もの?あるいはサスペンス? ちょっと中途半端感もありました。 ただ結末は意外感あります(良い意味で)。 訳文も読みやすかったです。 採点は 5点(基礎点)+1点(読みやすさを好感) |
No.593 | 4点 | ブルートレイン特急富士殺人事件- 福田洋 | 2023/01/27 19:52 |
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題名からみてトラベルミステリかと連想しますが、
そこまでトラベルミステリではありません 笑 また謎の設定や解決もありきたりで、やや物足り ない印象。 |
No.592 | 4点 | 城崎殺人事件- 内田康夫 | 2023/01/21 09:19 |
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まずは良いところから行きましょう。
城崎・豊岡いわゆる但馬地方の歴史のべんきようには なりました。 ただミステリ-としては、なにぶん薄味。 謎の解決はありきたりですし、先の方が指摘されている ように解決すらされていない箇所も。 量産作家の方に多いのですが、謎の設定を思いついたら 書き始め、解決を思いつかないと強引な手段に出たり、 解決そのものを放棄したり… 1〜2年に1作とか丹念な書き方をする作家さんならこ のようなことはないとおもいますが。 |
No.591 | 6点 | あわせ鏡に飛び込んで- 井上夢人 | 2023/01/14 09:17 |
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この作者の作品を読むのは2作め。
前回読んだ長編の印象があまり良くなかったのですが、 これは期待以上のクオリティでした。 個人的なベストは「さよならの転送」。二転三転する 真相の妙があります。 次点は「千載一遇」。まるで鮎川氏が書く短編のよう。 皮肉なラストもまさに鮎哲の短編です 笑 短編集の場合、原則各作品の平均で採点するので6点 としますが、前述の2作品なら7〜8点の出来です。 |
No.590 | 7点 | 慈雨- 柚月裕子 | 2023/01/01 16:30 |
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期待以上の良作でした。
この作者は、女性なのに男性の心理を書くのに 長けているかと思います。採点は、 7点(基礎点)-1点(本格とは言いづらい)+1点 (四国八十八ヶ所巡りの参考になりそう) <少しネタばれ> 八十八ヶ所巡りで出会った人か犯人かとにらみ ましたが、考えすぎだったようです 笑 |
No.589 | 7点 | 天啓の殺意- 中町信 | 2022/12/17 09:00 |
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この作者の作品は、いつも楽しませてくれます。
今回も読み応え十分でした。 犯人はすれっからしの読者ならわかるのでしょうが、 なるほど、今回はそうきましたか… 平成以降なら結構あるパタ-ンですが、これは昭和 の作品なので、時代を先取っているものです。 |
No.588 | 6点 | 神の悪手- 芦沢央 | 2022/11/13 17:11 |
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将棋を題材とした短編集。
○○薫氏の「日常の謎」、将棋版と言った趣き。 楽しめはしましたが、専門用語とかもあって、将棋がわからない人には 少々キツイかも。 他の方も言及されてますが、この作家さんは引き出しが多そう。 将棋ミステリは過去にもありますが、女性の作家でここまで書ける人は なかなかいないのでは。 |
No.587 | 5点 | 推理小説のようにはいかない ミュージック・クルーズの殺人- 宮ヶ瀬水 | 2022/11/03 17:21 |
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ロジカルな作風には好感持てますが、これ専門知識がないとこの謎はわからないのでは?
〈ここからネタばれ〉 このトリック、某人気作家の探偵○○○○に出てきそうな物理トリックですねえ。 |