皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
[ 青春ミステリ ] 島はぼくらと |
|||
---|---|---|---|
辻村深月 | 出版月: 2013年06月 | 平均: 5.50点 | 書評数: 2件 |
講談社 2013年06月 |
講談社 2016年07月 |
No.2 | 5点 | 風桜青紫 | 2015/12/20 02:34 |
---|---|---|---|
島という閉鎖された空間での人間模様。辻村さんのお得意技。定期的に嫌な奴らが出てくるのもお約束通り。この作品の村長みたいに、いい人かと思ったら、実は嫌な面もありますっていうのが、実にうま味。多くの作家はわかっていても(プロットに引きずられて)書けないであろうところをうまくストーリーに絡めている。といっても、辻村さんの作品では平均的な出来映えかな。本屋大賞にノミネートされたのはただ辻村さんの知名度が上がったからと思える。これより面白い辻村作品は多いと思うし。 |
No.1 | 6点 | 白い風 | 2014/02/15 13:03 |
---|---|---|---|
基本青春小説ですが、辻村さんらしく「幻の脚本」の謎も1本ストーリーの中心にあり楽しめました。
同級生の4名のキャラもその関係もよかったですね。 盗作をした霧崎の件がそのままほったらかしだったのが、少し不満が無いわけじゃないけどね。 全体的に心温かい人物が多くて、ラストもほっこり出来るのも私好みでした。 |