皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ 本格/新本格 ] 金糸雀の唄殺人事件 |
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斎藤栄 | 出版月: 1982年03月 | 平均: 5.00点 | 書評数: 1件 |
広済堂出版 1982年03月 |
光文社 1985年07月 |
廣済堂出版 1992年05月 |
勁文社 1999年05月 |
No.1 | 5点 | kanamori | 2014/01/23 20:23 |
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高校時代に仲間を生き埋めにして逃げた過去を持つ男女5人のもとに、湖畔の保養所へ呼び出す手紙が届く。事件の発覚を恐れるメンバーは現地に赴くが、ひとりが姿を消し二人目は密室状況下で殺される-------。
湖畔の保養所を舞台にしたCCものという記憶があったのだけど、ちょっと違いました。それでも、新本格世代の作家が書くようなゲーム性の強いフーダニットで、密室殺人にアリバイ工作、ダイイングメッセージに〇〇トリック、おまけに「カナリアの唄」の童謡殺人?と、本格ミステリのガシェットがてんこ盛りで読者サービスは満点です。また、真の探偵役が最後になるまで分からない構成はフーダニット趣向をより効果的にしていると思います。 とはいっても、作者は斎藤栄なのでw トリックに無理があったりコント・レベルのものもありますが。そういった細かい粗に目を瞑ればそこそこ楽しめる作品です。 |