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[ 本格/新本格 ] 紅の幻影 改題『紅の幻影 勝海舟の殺人』 |
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斎藤栄 | 出版月: 1969年01月 | 平均: 5.00点 | 書評数: 1件 |
講談社 1969年01月 |
講談社 1980年12月 |
廣済堂出版 1991年08月 |
No.1 | 5点 | kanamori | 2011/02/12 15:03 |
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小説家志望の「私」が、大衆小説大家の邸宅に通い、”勝海舟二人説”に基づく歴史ミステリを執筆中に殺人事件に巻き込まれる。
私小説風に綴られるこの第一部「紅の幻影」は良かったのだけど、現実の事件に変転する第二部が物足りない。 作中作が遺稿のカタチで現実の事件に繋がる構成自体は、当時としては斬新なプロットだと思いますが、ただそれだけという感じで、後続の折原一作品などと比較すると、もうひとヒネリ欲しいと思ってしまう。 |