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[ 本格/新本格 ]
鳥獣の寺
山村美紗 出版月: 1977年12月 平均: 5.00点 書評数: 1件

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集英社
1977年12月

集英社
1980年09月

講談社
1989年12月

徳間書店
1993年04月

徳間書店
1996年03月

No.1 5点 2013/02/08 22:05
山村美紗の代表作の1つともされている本作は、作者自身が終戦後韓国から引き上げてきた体験を生かした設定になっています。ヒロインの湯川彩子はその時代の体験を基にした小説がベストセラーになった作家ということで、ソウルで起こった事件が、現在の連続殺人の根底にあります。
『エジプト女王の棺』ほどではありませんが、てんこ盛り印象の強い作品で、第2の殺人までは、ダイジェスト版を読んでいるような気になるくらい、さっさと話が進められます。そしてヒロインの兄を名乗る2人の登場が事件を複雑化して、次から次へと死体は増えていきます。
最終的な決着を見ると、確かに伏線は張っているのですが、あまりに露骨なものもある一方、偶然頼みが過ぎるミスディレクションもありますし、説明不足というか破綻している部分もいくつか(特に2人の「兄」について)見受けられます。


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山村美紗
1995年11月
愛の摩周湖殺人事件
平均:4.00 / 書評数:1
1991年04月
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平均:5.00 / 書評数:1
1989年11月
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平均:4.00 / 書評数:1
1987年02月
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1985年02月
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1984年11月
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平均:6.00 / 書評数:1
1982年12月
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平均:5.00 / 書評数:1
1982年06月
目撃者ご一報下さい
平均:6.00 / 書評数:1
殺意のまつり
平均:6.00 / 書評数:1
燃えた花嫁
平均:6.33 / 書評数:3
1981年06月
京都の祭に人が死ぬ
平均:6.00 / 書評数:1
1980年11月
エジプト女王の棺
平均:6.00 / 書評数:1
1979年09月
葉煙草(シガリロ)の罠
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1978年12月
幻の指定席
平均:5.00 / 書評数:1
百人一首殺人事件
平均:4.00 / 書評数:1
1977年12月
鳥獣の寺
平均:5.00 / 書評数:1
1976年12月
黒の環状線
平均:6.00 / 書評数:1
1975年09月
花の棺
平均:5.73 / 書評数:11
1974年01月
マラッカの海に消えた
平均:4.50 / 書評数:2