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[ 本格/新本格 ]
キッド・ピストルズの妄想
キッド・ピストルズシリーズ
山口雅也 出版月: 1993年10月 平均: 6.50点 書評数: 6件

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東京創元社
1993年10月

東京創元社
2000年04月

光文社
2018年11月

No.6 6点 パメル 2026/05/02 09:20
パラレルワールドの英国を舞台に、パンクな刑事・キッドがマザーグースになぞらえた奇妙な事件に挑む3編からなる中編集。
「神なき塔」反動の実験をすると言って塔から飛び降りたはずなのに、なぜか遺体は屋上にあった。不可能犯罪なトリックが鮮やかなのはもちろん、何より狂気の論理が支配するシリーズ独特の世界観が色濃く出ている。
「ノアの最後の航海」聖書を盲信する富豪ノア・クレイポールは、来るべく大洪水に備えて箱舟を建造していた。親族が集められたその箱舟の中で密室殺人事件が発生した。狂気を抱えた人物たちの振る舞いが滑稽でありながら、空恐ろしく、思想そのものがトリックに関与する構造が印象的。
「永劫の庭」広大な庭園を持つラドフォード伯爵邸で、伯爵自身が企画した宝探しゲームが開催される。しかし主催者である伯爵は行方不明。参加者たちがゲームのヒントに従って辿り着いたゴールで発見したのは伯爵の死体だった。単なるトリック解明ではなく、真相は美に対する異常な執着という人間の内面に帰着する。何とも言えない余韻が残る。

No.5 7点 虫暮部 2024/11/29 12:52
 “内省的な生活を続けてきた者にとって、人生の最高の歓びは、感情を共有できる同胞を見出すことです。”

 まさにまさに。作者自身が実作に留まらずミステリの伝道みたいな活動をしているのも、そういう思いからだろうか。
 「神なき塔」の〈狂気の論理〉は牽強付会だと感じるが、他の二編の気持は判る。

No.4 6点 ボナンザ 2014/10/06 00:52
ホワイダニットに主眼を置いた佳作三本。
パンク探偵と言いながらキッドは博識なので、拒絶反応を示す人は少ないでしょう。

No.3 8点 姑獲鳥 2007/08/04 21:19
キッドとピンクのコンビが大好きです。

No.2 4点 なおみ 2003/02/07 16:41
山口雅也さんすきなんですが・・・。
うーんあまりにパラレルすぎてついていけませんでした(汗)
でも、好き嫌い別れそうなので、私には合わなかったけど好きな人はすごい好きなんじゃないかなあ?

No.1 8点 フレディ 2002/05/15 15:48
 やっぱり楽しい。でもやっぱり嫌いな人は嫌いだと思う。


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