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京都魔王殿の謎 氷室想介シリーズ 魔界百物語(新) |
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| 吉村達也 | 出版月: 2011年11月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 1件 |
![]() 飯塚書店 2011年11月 |
| No.1 | 6点 | メルカトル | 2026/09/28 22:47 |
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| 錦の紅葉に彩られた秋の京都、「美しすぎる超能力者」鹿堂妃楚香は、自ら主宰する魔界めぐりのツアーで「猿の手首」に遭遇すると不気味な予言。だが出てきたのは人間の手首。
しかも、彼女の母親の手だった! バラバラ殺人の謎の解明に京都府警、天才聖橋博士、氷室想介が推理合戦を展開。 心理トリックと物理トリックの両面から、ついに真相が解き明かされたと誰もが思ったとき、氷室は恐るべき逆転の落とし穴に気がついた! Amazon内容紹介より。 これはトリック云々よりもストーリー性に重きを置いた作品で、物語として面白いものでした。個人的には読む前から猿の手首というワードに引き摺られて、意識し過ぎたきらいがあり、開けてみればそういう事だったのかと拍子抜けしました。しかし、それと共に発見されたのが人間の手首だったというのは驚きでした。そしてかなり過激なグロ描写には作者の本気度を感じました。 今回はサイコセラピスト氷室京介よりも、聖橋博士の方が先に真相に迫っており、氷室はあまり目立ちませんが、最後にはきっちり決めてくれました。 舞台が京都という事もあり、その雰囲気は十分に味わえます。また前作に続きQAZの存在が大きく影響を与えています。あとがきではその正体は既に作品の登場人物の中にいると書かれていて、非常に興味が持たれるところの筈でしたが、ご存じの通り作者が亡くなってしまい、残念ながらそれは永遠の謎となりました。吉村達也が生きていれば、今頃はまだまだシリーズの後半辺りか、いずれにせよ道半ばだったでしょう。 |
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