皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
[ 本格/新本格 ] 月影村の惨劇 朝比奈耕作シリーズ |
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吉村達也 | 出版月: 1992年08月 | 平均: 4.00点 | 書評数: 1件 |
徳間書店 1992年08月 |
徳間書店 1996年02月 |
No.1 | 4点 | ミステリ初心者 | 2020/03/04 18:03 |
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こちらのサイトにまだ登録されていないようだったので、追加しました。なにか間違いがあったらすいません。
以下、ネタバレをしています。 前情報なしで、”月影村の惨劇”という題名に惹かれて購入しました。しかし、この作品は5部作の4作品目のようでした。とはいえ、前シリーズを読んでいなくても大丈夫で、ネタバレなどもありません。 また、題名から勝手に”閉鎖された村での連続殺人”系かと思い込んでいましたが、全くそんなことはありませんでした(笑)。 内容については、あまり好みではありませんでした。 話の内容が少々暗く、読みづらさを感じました。月舘幸子の不幸がきつくて読みづらかったです。また日本の音楽や芸能関連の話、演歌やミュージシャンなどの話もあまり興味がわきませんでした。 メイントリックは足跡のない殺人、いわゆる雪の密室タイプですが、推理小説として価値があるトリックではありませんでした。 シリーズ通して読まなければいけなかったかもしれません。しかし、栗本薫さんも、”長いシリーズものでもつまらない巻があってはいけない”的なことを書いていた(気がする)ので、やはり月影村の惨劇単体でも推理小説的な良さが欲しかったです。もし、全5部作読了して、印象が変わったら書評をつけなおそうかと思います。 |