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[ サスペンス ]
仙台で消えた女
多岐川恭 出版月: 1988年07月 平均: 6.00点 書評数: 1件

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講談社
1988年07月

講談社
1991年03月

No.1 6点 kanamori 2012/08/20 18:26
「消えた女」三部作の3作目。時代小説に軸足を移していた作者の最後期のミステリ作品です。「京都」は未読ながら「長崎」がごく平凡な旅情ミステリだったので、あまり期待せずに読みましたが、これは作者らしい捻ったプロットでした。
消えた人妻を追う三人の男女、それぞれ三者三様の秘めた思惑を徐々に明らかにさせながらも、”的の女”瀬戸溶子は最終章近くまで登場させない構成の妙。殺人事件の犯人に関するどんでん返し以上に、彼女は薄倖の女なのか悪女なのかという興味で読ませます。
エピローグの一文がなんとも言えない味がある。


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多岐川恭
1988年07月
仙台で消えた女
平均:6.00 / 書評数:1
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平均:6.00 / 書評数:1