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[ 法廷・リーガル ]
黒い薔薇
フィリップ・マーゴリン 出版月: 1994年10月 平均: 6.33点 書評数: 3件

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早川書房
1994年10月

早川書房
1998年05月

No.3 5点 ROM大臣 2021/11/16 15:17
ポーランドの女性弁護士ベッツィ・タネンバウムイは虐げられた女性たちの味方だ。法廷で弱い立場の女性を弁護し、数多い勝訴で名声を得ていた。そんなある日、建設会社の社長マーティン・ダライアスが訪問してきた。彼女の年収に見合う額で彼女を法律顧問に迎えたいというのだ。その頃ポーランドでは三人の名士の妻が相次いで姿を消していた。その失踪現場には黒い薔薇と「去れど忘れず」という書き置きが残されていた。
惨殺死体の描写は巧みだが証拠湮滅の方法の記載はなく、重要人物の登場もいささか突飛だ。おとり捜査の手のうちも早すぎる時点で示してしまうので、犯人捜しの楽しみも半減。またフェミニストの女性弁護士ベッツィが自分の主義と依頼された仕事のギャップに悩むところも画一的だ。

No.2 7点 蟷螂の斧 2014/12/06 21:02
女性弁護士ベッツィは、弁護する会社社長が本当に無罪なのかどうか疑心暗鬼になる。独自に真相に迫る姿がサスペンスフルに描かれています。また、家庭と仕事の狭間で揺れる心理もうまく描かれていると思います。二転三転する展開は読みごたえがありました。法廷ミステリーというより、サイコサスペンス色が強いと感じました。

No.1 7点 kanamori 2010/09/08 21:56
女性主人公、シリアル・キラー、リーガル・サスペンスと、90年代の売れ筋サスペンスの三大要素を全て兼ね備えた傑作サスペンスです。
”薔薇の殺人鬼”の重要容疑者となる人物が、あらかじめ主人公の女性弁護士に弁護を依頼しておくという捻った設定で、読者の予想を外して二転三転するプロットが非常にスリリングだった。
終盤の、息つく暇もない展開は、まさにジェットコースター・サスペンスの面目躍如といったところ。


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フィリップ・マーゴリン
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