海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

[ 法廷・リーガル ]
暗闇の囚人
フィリップ・マーゴリン 出版月: 1996年03月 平均: 7.67点 書評数: 3件

書評を見る | 採点するジャンル投票


早川書房
1996年03月

早川書房
1999年05月

No.3 7点 YMY 2022/08/20 22:48
無実の罪を晴らすべく、必死に事実関係を追求する女性と、怪しく立ち回る狂気の凶悪犯、それに辣案弁護士が織り成すサスペンスとロマンスは、小気味良いテンポで進行しつつ、読者を謎解きの世界に運んでいく。そしてラストにあっと驚くサプライズをを用意するテクニックは、ムードの高まりもあって巧み。

No.2 8点 蟷螂の斧 2014/12/09 18:57
著者は弁護士なので、法廷でのやり取りはやはり迫力がありますね。女性検事が別居中の夫(弁護士)を殺害した容疑で起訴される。重要証人はその女性検事を憎む凶悪犯。背景になにがあるのか?。有罪か?無罪か?。敗北を知らない辣腕弁護士が腕を発揮できるのか?弁護士の女性補佐人の活躍は?~愛の物語も同時進行・・・そしてラストに待ち受けるものは?とエンターテイメントに徹しており、テンポも心地よかったです。悲しい○の物語でもありました。

No.1 8点 kanamori 2010/04/11 21:25
10年ぐらい前までは、ジェットコースター・サスペンスと言えば、マーゴリンの代名詞だったように思いますが、最近はディーヴァーに取って代わられたようです。
この作品は第4作で、「黒い薔薇」と並ぶ著者の代表作のひとつ。
連戦連勝の弁護士が、判事で別居中の夫を殺した容疑の美貌の女性検事を弁護する。並みのリーガル・サスペンスとは一線を画する怒涛の展開、逆転に次ぐ逆転の連続の末、驚愕の真相が待っています。
リンカーン・ライムシリーズとの一番の相違は、結末が予定調和でないことでしょうか。


キーワードから探す
フィリップ・マーゴリン
2004年12月
女神の天秤
平均:5.00 / 書評数:1
2001年06月
野性の正義
平均:7.00 / 書評数:1
2000年01月
葬儀屋の未亡人
平均:6.00 / 書評数:2
1998年06月
炎の裁き
平均:8.00 / 書評数:1
1997年07月
氷の男
平均:6.50 / 書評数:2
1996年10月
封印された悪夢
平均:6.00 / 書評数:2
1996年03月
暗闇の囚人
平均:7.67 / 書評数:3
1994年10月
黒い薔薇
平均:6.33 / 書評数:3